『幼馴染とはラブコメにならない』幼なじみって本当にいいものですね（水野晴郎風にしみじみと）

 

いやぁ〜、幼なじみって本当にいいものですね！（水野晴郎風にしみじみと）

 

マガポケで火曜連載に『幼馴染とはラブコメにならない』（三簾真也）という作品がある。これが本当に素晴らしい。「幼なじみ」の可愛さを濃縮しており、改めて幼なじみって良いものだと気付かせてくれるのです。

 

※マガポケなら基本無料で読めます。

 

幼なじみとラブコメになってる件

 

どう見てもラブがコメってます。本当にありがとうございました。

 

タイトル『幼馴染とはラブコメにならない』がもうフェイクだよね（褒め言葉）。最初はフィクションの中の幼なじみは嘘ばかりだと。現実世界の幼なじみは違うと。そんな出だしではじまるわけです。

 

ああ、これは二次元世界と現実世界の幼なじみをメタ的に皮肉ったものなのかと思ったものです。

 

確かに現実世界と二次元世界の幼なじみは違う。現実世界の幼なじみなんて成長するにつれて普通に疎遠になりますからね。しかし二次元世界の幼なじみは違います。

 

毎朝起こしに来てくれたり、思春期になっても部屋に上がり込んだり、一緒に登校したり。たとえ親の都合で遠くに引っ越してしても、鮭のように必ず主人公のもとへ帰ってきます。変わらぬ愛を携えて戻ってくる。幼き日に誓い合った、結婚の約束を守る為に（感動）！

 

そういうわけでこの漫画は現実世界と二次元世界の幼なじみは違うってギャグ漫画かなって見てたら…。

 

 

開始早々に幼なじみが布団に潜り込んで寝てた…。

 

ベタベタの二次元世界の幼なじみじゃねーか！そう。この作品は王道で可愛い幼なじみとラブコメになってるのです。しかし、本人たちは「ラブコメにならない」と思ってる。

 

傍から見れば、「くそっ…じれってーな。俺ちょっとやらしい雰囲気にして来ます！」って感じなやり取りを繰り広げるのです。そんな可愛い美少女幼なじみが2人（以上）いる。

素直になれないのは当人だけ

水萌汐（みなもしお）

 

火威灯（ひおどしあかり）

 

幼なじみヒロインは水萌汐（通称：しお）と火威灯（通称：あかり、あかりん）のタイプの違う2人です。どちらも主人公・界世之介（通称：えーゆー）と幼き時から一緒で大好きな恋する乙女です。

 

しかし！2人とも素直になれないのが玉に致命傷。しおはかぐや様のごとく計算高く、えーゆーをドキドキさせようと行動しますが上手くいかない（本当はドキドキしてるけど）。あかりんは絵に描いたようなツンデレでえーゆーの前ではつっけんどんな態度を取ってしまう。

 

 

しおは正統派で清純派ですけど、頭の中はかなりエッチです（あと巨乳）。エロゲとかだったら、純情で清純なんだけど一番エッチシーンが多い子みたいな（いるいる！）。

 

そしてあかりんもえーゆー大好きなんだけど、本人を前にすると塩対応しかできない。素直になれない子。見た目ギャルでおしゃれなんだけど小学生みたいなパンツのギャップも光る。

 

えーゆーは2人にドギマギしてるも、幼なじみとラブコメになるなんてあり得ないって蔑まれる妄想で「勘違いしてはいけない（戒め）」と思ってる。超鈍感男です。

 

硬直状態の3人

 

この3人の「残念さ」がコメディとして面白い。絶妙なバランスで成り立ってる。恋愛模様も破壊力抜群にニヤニヤしっぱなしです。

パンツのこだわり

しおもあかりんもタイプの違う幼なじみとしてキャラが立っております。それぞれの可愛さが破壊力抜群。性格だけでなくはいてるパンツにもこだわりが感じられて大変素晴らしいのです。

 

特にあかりんですよ。見た目ギャルだし、オシャレして大人っぽい雰囲気を醸し出すも、くまさんパンツがデフォなのです。

 

2話

 

「黒タイツ＋くまさんパンツ＝小宇宙が爆発」

 

あかりん恐ろしい子だ。ギャップで子供っぽいくまさんパンツなだけでもハートを撃ち抜かれるのに、いつも黒タイツまではいてるわけですからね。「黒タイツ＋白パンツ」の奇跡のコラボを超える「黒タイツ＋くまさんパンツ」である。

 

もうこの時点で読者のハートをガッチリ掴んだわけです。もちろんパンツだけじゃなくて普通にめちゃくちゃ可愛いヒロインなんですよ。

あかりんの可愛さ

関節キス

 

はい！可愛い！

 

あかりんはいいね。ツンデレヒロインの中でもトップクラスの可愛さ。テンプレでありながらも、見事にツボを抑えている。

 

ツンデレってのはクラスの不良が子猫にエサを上げてる姿に真面目な委員長がドキッとするのと同じ理論。ギャップ萌えを際立たせるの輝くわけ。あかりんのギャップはくまさんパンツを筆頭に言動が冴えわたりすぎてる。

 

態度が非常にトゲトゲしくて、口を開けば主人公を罵ってばかりいるんだけど、それでもえーゆーのことが好きで好きでしょうがないってのが、いちいちツボ。読者に丸分かりに描かれるのが素晴らしい。「本音を隠してデレ隠さず」である。ツンデレの神髄ですよ。

 

しかもここぞで甘えて素直になるのも心の琴線を鷲掴みにしてくる。

 

21話

 

 

悶絶。

 

不測の事態になってえーゆーとお泊りするこになったエピソードはヤバイです（破壊力が）。ニヤリングローリング身悶え3回転半を記録してしまいます。自然と出てしまった本音にほぼイキかけましたもん。ここぞの「デレ」が最強すぎる。

 

また、同じ幼なじみのしおとの友情もなかなかどうしてよ。花火大会の本音を打ち明け合う話はグッときました。

 

そんなわけで、圧倒的にあかりん派だったんですよ。しかし、最近は主人公えーゆーのごとくブレブレになってきた。

増える幼なじみヒロイン

14話

 

話が進むにつれて幼なじみヒロインが増えていきます。第3の幼なじみ月見るな（通称：るなこ）は、またタイプの違う子。

 

いわゆる妹・後輩系で主人公のことを「お兄ちゃん」と呼びます。年下ヒロインは生意気系よりも懐き系の方が刺さるので見事にツボを押さえてる。また好意をストレートに出すのも特徴。すごく可愛い。

 

でも、私のハートを盗んでいったのは第4の幼なじみです。

 

30話

 

「褐色（腹は白い）＋スパッツ＋ボーイッシュ＝？？？？？」

 

え？ちょっと待って。なにこの後からポッと出なのに全てを持っていく強烈なインパクトは…？「癖」の満漢全席です。

 

彼女の名前は日向春（通称：ハル）。何がすごいって、子供の頃は男の子だと思われてたことでしょう。幼なじみ界の最終兵器（リーサルウェポン）「男子だと思ってたら美少女となって現れた！」ですよ。

 

好意をストレートに出すどころか、好意を160キロの剛速球でぶつけてくるのも凄まじい。「侵略することハルのごとし！」という言葉が生まれてもおかしくない勢いがある。

 

登場してからというもの、瞬く間のうちに、『幼ラブ』のヒロイン戦力図を自分色に塗り替えてしまったのです。そして均衡を保ってた幼なじみズに恋愛ハルマゲドンまで起こしてしまうのです。

 

ハルくんちゃんはとんでもないものを引き起こしてしまった！恋愛ハルマゲドンです！始まるんだよ！弱肉強食の時代が！めちゃくちゃ熱い戦い。

幼馴染×２！甘くて焦れる三角関係♡ 「幼馴染とはラブコメにならない/【第33話】またキスしてもラブコメにならない」を読んだよ！ https://t.co/Ry0RQ0UJuA

— 山田 (@yamakamu) November 1, 2022

 

そんなわけで、あかりん派だったのがハル派に寝返りそうなるも、やっぱあかりんも捨てがたい。でもハルが好きすぎる。って感じで両方下さい！という状態になってしまってる。もちろん、しおもるなこも可愛い。まさに幼なじみ界という海原に皇帝のように君臨する四好（よんこう）です。

 

昨今は「幼なじみ」というのは負け属性でしたが、今作は絶対に負けません。だってみんな幼なじみなんだもん。約束された勝利の幼なじみラブコメです。

 

「可愛さ」「ラブコメっぷり」「癖」と刺さりまくる。おすすめですので未読なら是非チェックしてみてください。

 

マガポケなら無料で読める

講談社公式アプリ「マガポケ」なら三簾真也先生の『幼馴染とはラブコメにならない』が無料で読めます。その他マガジン系など講談社作品が沢山！

 

 

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また、三簾真也先生の前作『水女神は今日も恋をするか？』はサンデーうぇぶりで無料で読めます。