ふむ。4巻にして俺の中で傑作がほぼ確定してしまった。『甘々と稲妻』はやっぱりいいね。「感動」「笑い」「温かい」の家族ホームドラマの三大要素がギッシリ詰まっていますね。あと、「萌え」も。隙なしっすわ。
つむぎちゃんが美味しく料理を食べる姿は本当に最高だぜ。
つむぎちゃん
もうね、可愛いを具現化させたらこうなりましたみたいなね。
ここまで可愛らしい美味しそうなリアクションでご飯を食べればね、見てるだけでポカポカと幸せな気持ちになるってものですよね。
ほっこりしながら、今日もつむぎちゃんは可愛いなと思っていたのですけど、それを見るためにはおとさん、犬塚公平のたゆまない努力があったんだなって気付かされるのが4巻のキモかな。麦わら海賊団の目指すワンピースによろしく、公平は「ひとつなぎの大秘宝」ならぬ「ひとつの大笑顔」に向けて航海する(私上手いこと言っちゃいましたか)。
つむぎのことばっかり考えてるよ
すごくいい。
私は『甘々と稲妻』では、この親子が同じ目線で語り合うシーンが格別に好きでグッとくるのです。公平はつむぎちゃんのことばっかり考えているので、大人として上から見下すことなく同じ立ち位置で話し合う。
19話「あいじょーたっぷりお好み焼き」は親子のエピソードとしては極上であろう。モチのロンで極上のお好み焼きも極上に美味しそうです。2人が喧嘩しちゃうんですけど、そこからの仲直りが素晴らしいの一言。カタルシスすらあるね。なんだこの気持ちよさは!爽快感は!
仲直りしちゃいました
おとさんも怒るのキライだけど、つむぎの為に苦手だけど「がんばって叱ります!」、でも上手に叱れなくて「ごめんなさい」という一連の流れでの仲直りが感動的であります。19話読んで、思わず拍手しちゃいましたもん。
そうそう、この前ツイッターでよくリツイートされてたツイートを見て色々と考えさせられました。せっかくなので貼っとこう。
子供が今度小学校に上がる人から聞いた話。靴とかコップとかいろんな道具を入れる袋をたくさん作らなきゃいけないから大変なんだって。「買ったらダメなの?」と聞いたら「子供が1年生、お母さんも1年生、一緒に育つために手作りしましょう」って言われるんだって!やかましわ!!!
— 乳歯ちゃん (@dentdelait1) 2015, 3月 23
へーっとね。今の親御さんは子供と一緒に育つんですって。子のいない私が無駄に共感してしまったのは『甘々と稲妻』を読んでいたからに他なりません。そう、公平もつむぎちゃんと一緒に成長している。親子で一緒に成長する姿が。
4巻のキモはずばり「成長」であろう。
親子で一緒に成長するし、小鳥もトラウマで使えなかった包丁を使ってみせるというね。小鳥がおっかなびっくりしつつ包丁を使って笑顔になった場面など、クララがはじめて立った時並の感動を味わえます。
何よりも、初期の頃では犬塚親子の仲睦まじい姿を一歩引いて見守る女の子だったのが、4巻ともなればね、その親子の輪に自然と加わってるというね。それが時に母としてだったり、つむぎの姉としてだったりね。
母であったり姉であったり
素晴らしい。実に素晴らしいです。
もはや完全に家族である。時には我が子を見守る幼妻であり、時には仲の良い年の離れた姉妹となっている小鳥。なるほど、小鳥は幼妻としても可愛いし、仲の良いお姉ちゃんとしても可愛い。一粒で二度美味しいとは小鳥のことか。
確かに小鳥は母&姉として僕らをニヤニヤさせてくれる。だがなー、あえてダメ出しするとしたら、自然と家族となってしまったせいで「恋する女子高生」成分が足りなくなっちゃったよね。これに恋する乙女成分まで復活したら、完全無欠のヒロインになれる事だろう。ペロペロしたい!
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