『ライドンキング』3巻 シリアスもギャグもストーリーも最高オブ最高!

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ライドンキング(3) (シリウスコミックス)

『ライドンキング』(馬場康誌)3巻読了。

どんどん本格的なファンタジー作品になってきてめちゃくちゃ面白い。

ダンジョン攻略から帰ってきたプルチノフ大統領。その時、大統領不在の村はジェラリエ騎士団による襲撃を受けていた。強力な魔術兵器の爆風に飛ばされる子供たち。自衛のためとはいえ、村の子供たちに武器を与え、戦場に立たせたことを深く後悔する大統領。この事態を受け、大統領はジェラリエとの直接交渉に乗り出す。そしてプルチノフ村は新たな国として、王国からの独立を宣言する――!

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『ライドンキング』3巻

骨格がしっかりした世界観

11話

『ライドンキング』って、最初は出オチ漫画の雰囲気だったんですよ。

某ロシアの大統領のそっくりさん(某付ける意味あんのか)のプルチノフ大統領が異世界へ行って無双する爽快感たっぷりのアクションと一発ネタのような出だしではじまったわけです。

いわゆる「なろう系」を踏襲したギャグ漫画なのかなと。

腹抱えながら笑ってたら、いつの間にかガッチリ作り込まれた世界観にハマっていく。

まあ、初期から扉絵でキャラの装備や小道具の細かい設定があったけどね。そういうアイテム設定だけでなく、世界観をより一層深めさせたのが3巻のキモでもあります。ここまでキャラと設定を掘り下げるとはビックリです。

相変わらずキレキレのギャグをしつつ、読者を本格ファンタジーの世界観に連れて行ってくれます。異人種共存で街作りをはじめたあたりから『転生したらスライムだった件』臭も醸し出してました(コラボ絵も収録)が、プルチノフ大統領独自の行動が新鮮です。

サキとベル

サキとベル

プルチノフ大統領と最初に仲間になった見た目は美少女!中身はけっこうクズ系!だったサキ&ベル。とりあえず異世界に転生させたら、ハーレム形式だろってことで可愛い女の子2人が加わったぐらいの認識だったんですよね。

ところがどっこい!2人とも今後に絡む(現在進行系で絡んでるか)含みの設定がメガ盛りでした。ただ華やかにさせる美少女パーティってだけでなく、キャラを掘り下げて物語に奥行きを出してくるのう。

ベルは物を小さくさせて元に戻せる魔法使い。この魔法があれば武器の運搬を隠れてでき、使えるのはベルのみ。タワー(魔導院)という魔法使いの組織から追われることになってしまいました。

そんなベルに付き添ったのがサキ。貴族の妾の子。クズ・オブ・クズの許嫁(そのうち本編で出そう)にされてしまって、逃げるのに丁度良かったのでベルに付き添ったそうな。実家から重要アイテムを盗んでて、こちらも追われる原因。

へぇー、一気に仲間2人が重要キャラになったなぁ。

プルチノフ大統領の無双劇って楽しみだけでなく、純粋にファンタジー作品として楽しめるようになってます。すっごい面白いよ!

プルチノフ大統領の格好良さ

プルチノフ大統領の交渉

降伏するつもりも跪く必要もない

我々が望むのは交渉だよ騎士の諸君

プルチノフ△□✕(さんかっけー死角無し)!

細かいところまで練られたキャラや設定で本格的なファンタジー漫画として面白くなっていく中で、やはり最初から一貫して軸にあるのはプルチノフ大統領のかっこよさでしょう。これに尽きる。

ちなみに、「なんて邪悪な顔層だ」「邪神の神官か」と言われてますけど、顔はロシアのプーチン大統領にソックリです。

閣下はジェラリエ・ゴルドーの騎士団と交渉をするわけですが、わざわざスーツで決めてくる。交渉のやり取りがもう最高なんすわ。王国の領土であった作った村を新たな王国として独立させるわけで、「なんせこの手の仕事は2度目なのでね」って言葉がシビれるねぇ。

1話冒頭を思い出します。

1話

プルジア共和国。15年前に建国を果たした新国家だ。大国から武力で独立を勝ち取った。その猛獣の如き勇猛さは、小国ながら周辺諸国の畏怖と経緯をも勝ち取っている

現実世界でプルチノフは大国から独立した指導者でしたからね。国を乗りこなすライドンキングは転生した異世界でも新たに国を作り乗りこなすのでしょうか。

キレキレすぎる

3巻はこれまでのエピソードを踏襲してるにも面白いところ。点と点が線になる物語性よ。2巻で獣王から龍に乗れるのは獣王だけと聞き、その特権を貰い新たな獣王となりました。いい感じでその設定で転がしていきます。

獣王はケンタウロスにも乗ることができるようで、プルチノフは念願のケンタウロスに搭乗するわけですが、酷い有様でした(褒め言葉)。

獣合体プルセロスがここに誕生した!

な に こ れ ?

ケンタウロスの背に乗りたかったのに合体してしまった。その絵面がヤバイ。ここまでシリアス一辺倒で進んでいたので落差がすごい。佐々木のフォーク並にストーンと落としてきます

馬場康誌先生の上手い絵はアクションシーンやカッコ良く決めるのにめちゃくちゃ合ってて、1ページ使ったぐうかっちょいいシーンをバシっと決めるために話が進むって感じだったんですよ。これはギャグシーンにも言える。

『ライドンキング』は「カッコ良いシーン」と「しょーもないシーン」を同じように決めてくるから、「うおおおお!」とテンション上げるノリで腹筋を崩壊させてくる。しかも、変身してもっとスゴイ絵面にもなってもうダメ…。

とはいえめちゃくちゃ強くなっており、ダサいのにカッコよく決めてくる。こんな時どんな顔をすればいいのか分からないの…。「ダサかっこいい」の真髄があります。

世界情勢が見えてきました

魔族

ジェラリエの秘密が明かされたり、魔族の将が出てきたり…ストーリーも目が離せない展開になってきました。これまで、只人(ヒューム)と対峙してきたプルチノフでしたけど、人間も魔族と争ってるようです。

3巻の巻末に勢力圏と地図も載っております。

けっこう複雑な情勢になってそう。

これからプルチノフ大統領がどう関わっていくのか。

もちろん、閣下の最高の笑顔で珍しい生き物に騎乗することも忘れていません。ギャグ良し。シリアス良し。そしてストーリーも楽しめる。

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コメント

  1. 匿名 より:

    地形が北海道の南側と青森辺りみたく見えるのが気になるところ。
    異世界から来た謎の格闘技使いとか出てこないよな……?

  2. 匿名 より:

    ロシア語版を出したら殺されるから無理と言われた漫画だ。
    4巻も楽しみ。

  3. 匿名 より:

    この間までkindleで1巻0円セールしてたから買ったけど、面白すぎて3巻まで一気に読んでしまった

    ネタ漫画と思いきやゴリゴリに設定練られてる、れっきとしたファンタジーものという