喪130:モテないし遠足が終わる(下)
※スクエニ系漫画は「マンガUP!」で無料で読める。
『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の130話が更新されたぞー!遠足編が完結しました。感想を一言でのべれば「超最高」「超尊い」「超胸熱」であります(一言?)。今の『わたモテ』の面白さは良い意味でヤバイですね。
私はギャグ漫画は基本的に途中で飽きるんですよね。最初はゲラゲラ笑っても途中で芸風に慣れてしまうのかまったく笑わなくなって飽きてしまう。『わたモテ』もその傾向に入って、この漫画が千葉ロッテマリーンズファンの必読書でなければ読むのやめてたとすら思う。
森田まさのり先生の阪神愛同様に、登場人物のほぼ全てがマリーンズの選手なんだもんなー。そんなわけで読んでいたんですけど、ここ最近は完全に神ってるモードに入ったので読んでて心底良かったって感じです。
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個人の意見だが、見事すぎるV字ライン回復をした。さらに面白さはグングン跳ね上がっていってる。声を大にして主張したい!『わたモテ』は今が最高潮を更新し続けてると。遠足編は爆発しまくりでした。
モテないし遠足が終わる
ゆりちゃん…
ぼっち陰キャラの観察をギャグにしたネタ漫画だった『わたモテ』は修学旅行編以降でもこっちに友達が出来てグッとくる青洲群像劇に変化しました。同時にもこっちがモテてモテてモテまくる百合ハーレム展開へとシフトします。
遠足編はその百合ハーレムとして最高にニヤニヤするエピソードが盛りだくさんでした。私が一番好きなヒロインはゆりちゃんです。ゆうちゃんと絡んだ頃から闇を抱えている、もこっちの一番になりたいって傾向が見え見えでしたが、それが爆発したのが遠足編でしょう。
おみやげ(3個入りの三牛士)のキーホルダーをひとりだけ貰って喜んだのもつかの間。同じキーホルダーもこっちは加藤さんとネモにも上げてしまい超不機嫌になってしまい、勝手にひとりで別行動を取ってしまう。どんだけもこっちの特別になりたいんだよ!可愛い。
ゆりちゃんのもこっち独占欲は半端じゃねーな!ヤキモチが可愛い。少し闇をはらんでるけど。そんな独占欲強いゆりちゃんのライバルはネモとうっちー。この2人を含めて、仲良し4人組(もこっち、ゆりちゃん、まこっち、ヤンキー吉田)と6人一緒で行動した時も「4人」とカウントもしませんでした。
ゆりちゃんにとってネモとうっちーはアウトオブ眼中なのでしょう。友達って意味合い以上に百合ラブコメ的な意味で…外敵だと…。敵を感知してるのではないかと思いましたね。はい。
ゆりちゃんとネモ
田村さん私のこと嫌い?
そんなゆりちゃんにグイグイ来たのがネモ。声優を目指す隠れオタでしたが3年でオタをカミングアウトしました。今の若者もこういう本性を隠すものなんですかね。大っぴらげにするイメージあったけど。
そんなわけでネモはもこっちとどんどん仲良くなっていき、それが面白くなかったのがゆりちゃん。いいんですねー。百合百合しくて。ネモは今後ももこっちと仲良くするからと宣戦布告までしちゃうし。
ネモ「田村さん私のこと嫌い?」
ゆり「別に嫌いじゃない…好きでもないけど…」
このやり取り最高すぎるな!
なぜなら「好き」の反対は「嫌い」でないから。
嫌いってのは好きと表裏一体なんですよ(ツンデレ理論)。ガチのマジで「好き」の反対は「眼中無し」である。当たり前だけど本当に嫌いなら目にも入れません。興味ゼロになる。だからゆりちゃんは心底ネモが好きじゃないんだなーって。
だからこそ、好きじゃないネモともこっちについて話す2人のやり取りが尊いである(百合的に)。お互いもこっち大好きだから通用するツーカーみたいなものが盛りだくさんでした。
もこっちラブを短く語る2人
ゆり「(もこっちは)……バカだな」
ネモ「ねぇバカだよねー」
この会話にもこっち大好きなプロフェッショナルが見えますね。
ネモが話題降っても「興味ねーよ」「どっか行けよー」的な対応だったゆりちゃんが即答であしらうでなく「…」と貯めてきちんと考えて答えるのだ。良い。
多くを語るのは無駄だし、ネモも色々とゆりちゃんにアクションしたけどスルーされまくりだった。しかし、もこっちの話題になると一転しゆりちゃんも食いつくね。釣れました。されど多くは語らん。これぞプロ。
例えるなら『こち亀』の多くを語らないプロのオタクです。
プロ同士は多く語らない
「クロいいよね」「いい…」って感じでしたね。はい。
もこっち大好きなものの、短くお互いがもこっち愛のすべてが通じてました。百合百合しくて最高だな!おい!ゆりちゃんとネモが今後どう絡むか分かりませんがお互いがもこっち大好きだからこそ通じてるプロのツーカーな会話。
至高の青春群像劇!
喪130は最高のED
130話のみんな揃って花火を見上げるシーンは青春の1ページとして素晴らしい。同時に、キバ子だけ省くカットも絶妙であり、ラストのコマは誰の台詞か分からない仕様なのも上手いなーって。
「まぁ…なんだ…」(もこっち)
「すっげー…」(吉田)
「………」(ゆりちゃん)
「ずっと一緒にいられなかったけど」(まこっち)
「キモい奴ばかりだったけど…」(うっちー)
「クロとみんなのおかげで…」(ネモ)
「…楽しかった」(全員)
普通に読めば、それぞれのモノローグは上記のように思うじゃん?
でも「…」は誰でも当てはまる。だから「ずっと一緒にいられなかったけど」って「みんなと」でなく「もこっちと」とも捉えらるれわけです。もこっちLOVEは多くの方に当てはまってしまうのが上手くて旨すぎる(百合的な意味で)。
心情からネモは「クロとみんなのおかげで…」で間違いないけど、これは別に1人が1つの台詞とは限らんので「(もこっちと)ずっと一緒にいられなっかったけど(楽しかった)」はネモも含めて、このメンバー全員に当てはまる。読者の想像に委ねてるんです。
お前ら全員もこっち大好きすぎんだよな!
キバ子の今後
キバ子…
遠足編ラストでキバ子だけ見切れるカットするなど、明らかにキバ子はもこっちの仲間ではありませんという描写でした。人の悪口言いまくる系女子で自業自得ですけどね。だからこそ、今後のキバ子が気になる…。
キバ子は仲良いグループと3年のクラス替えで別れてしまい、友達と呼べるのはまこっちしかいませんでした。で、入ったグループは加藤さんとデコのところ。とはいえ馴染めず浮きまくっており、遠足ではデコの痛恨の一撃食らって孤独になってしまう。
そう…キバ子は…!!
詰んでいたのだ
初めから
結局。聖母まこっちと一緒になんとか過ごし花火を見上げてけどさぁ…。
もうキバ子詰んでるじゃん!
今更ネモと仲直りしたデコと加藤さんグループに戻れるのだろうかと。ネモはもこっちと今後も絡む宣言してるし。唯一の友人・まこっちは仲良し4人組のひとりだし…。キバ子には地獄しかない!
なぜなら、絶対にゆりちゃんと何かあったから!
キバ子とゆりちゃん
ゆりちゃんとキバ子は…?
今のゆりちゃんは自分含め4人(もこっち、ヤンキー、まこっち)以外はまったく眼中なく、もこっちへの独占欲全開ですけど、もともとはコミュ症ってほどではありません。修学旅行も普通にはじめてのもこっち&吉田さんと会話しパイプ役でしたし。
修学旅行でもこっちと友達になる前はガチレズさんしか友達でなかったゆりちゃん。しかし、去年(1年時)は他にも一緒につるんでた人が伺えます。9巻特別編5でクリスマスを「去年は真子とクラスの何人かで遊んだけど」と。
1年時はまこっちだけでなく他の人とも一緒に過ごしていたことが分かりますね。キバ子によってハブられたくせーよな。そんで、キバ子は修学旅行まこっちだけ誘ってゆりちゃんを孤独にさせたいじめっ子なのではと思いつつ、まじでゆりちゃんとキバ子はアレっぽい描写の数々。
もこっちがキバ子の悪口言えば1人だけツボに入って笑うし。キバ子が嫌いなんだなーって想像でき、打ち上げ会で2人が隣同士になればゆりちゃんの超嫌そうな反応よ。キバ子大っ嫌いすぎるのスケスケスルーだぜ!
んで、3年のクラス替えでキバ子は友達まこっちしかいない状態で「それにまこっちはあいつと仲いいし…!」というモノローグである。以上から、ゆりちゃんとキバ子には何かがあった事が分かります。
「加藤さん&デコ&仲直りしたネモ」のグループに戻ろうともこっち達と繋がってしまった。友人まこっちのグループ(もこっち、ゆりちゃん、まこっち、ヤンキー)に入るにしろゆりちゃんおる。キバ子はもうゆりちゃんと向き合うしかねー!
※スクエニ系漫画は「マンガUP!」で無料で読める。
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 12巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)
スクウェア・エニックス (2018-02-22)
コメント
修学旅行編から交友増えすぎてだれがだれだかわからなくなったので登場人物一覧作ってくれーってなってました
もこっち本人ですら、ああこういう奴いたなって何回か繰り返すパターンも多かったし
こういう展開になるのも予想してなくて、だれがだれでだれだっけってなる
単行本だと書いてるのかもしれませんが…
単行本買いなよ…
二人にレスもらったので
よくある簡易登場人物一覧表が冒頭にあるんだと思って
単行本読んでみましたがなかったです
読み返したかったわけじゃないので
もし自分みたいに勘違いした人出るなら気を付けて
コミックを買いましょう!
7巻からでも大丈夫です!
キバ子の行方は気になりますね。
ただ、学校生活ではもうまこっち以外の子とは絡めないような気もしますが・・・。
まこっちはキバ子の面倒を見て一時4人組から抜けるのでしょうかねぇ。
ゆりちゃんと絡むとどーなるか…。
ゆりちゃんはもこっちとほぼ毎日下校してる仲だからな
正ヒロインっすなぁ…
流石に普通に読んでたら登場人物は分かるわ
ゆりちゃんともこっち名前呼び欲しいなぁ
名前呼びイベントは欲しいですね。
まあ、あれだけ描写あったから近いうちにやると踏んでます。
12巻発売をきっかけに全巻買ってしまった…
普通に追いかけてたら登場人物分かるけどな、キャラの描き分け上手だから
でも誰が誰だか分からなくなるならコミックス集めようぜ!
個性的なキャラ揃いですしね。
次はキバ子救済編かねー
ゆりちゃんもこっち名前呼びもはやく見たい
キバ子はいわゆる「嫌な子」なので救済されるかどうか…
ゆりちゃん好きすぎる…
故に打ち上げ回でのキバ子の嫌がらせを読み直すたびに私の中で殺意の波動が巻き起こります
でも最新話でのキバ子の境遇はさすがに可哀想なレベルにまで堕ちちゃいましたね
ゆりちゃんはいい…(プロフェッショナル風に)
キバ子は確かに可哀相ですが自業自得でもありデコの容赦の無さが光りましたね。
今後はキバ子のエピソードになる予感。
ゆりちゃんは好きだ…好きだけれどもゆうちゃんと会う前のフラットな感じのゆりちゃんに戻って欲しいと切に思う
もこっちは本当に罪深い女ですね
こち亀のそこのコマ本当に万能
ゆりちゃんの名前呼びイベントは遠足中にあると思ったのにかなり焦らしますねえ
ゆうちゃんとの喫茶店以降、もこっちとの距離感がより気になるようになってしまってる状態だからはやく救ってあげてほしい
「ねえなんて呼びかけるなんてありえない」みたいに言ってたもこっちから「ねえ」をひきだしてるあたりもこっちに懐かれてるのは神様視点の読者からは明白なんですがね
一応入試時にネモにも「ねえ」と呼び掛けてるけどあれはコミュ障前だし
キバコに関してはまだスタート位置にすら立ててない現状な印象
何でこういう扱いを受けてるのか、というのを理解できてないからそれを誰かが諭さないと彼女は進まん
それがまこっちなのか加藤さんなのかミラクルもこっちなのか覚醒したゆりちゃんなのか、今後に期待です
私「ねぇ」じゃないんだけど?ってゆりちゃんに言われたにもかかわらず、いまだもこっちがゆりちゃんのこと「ねぇ」とか名前で呼んでなくて笑えます
キバ子、未だになんで嫌われているのか自覚すらないからなぁ。
今回も微妙に態度悪かったし。
「これからも田村さんが嫌でも絡んでいくよ」は、「これからも(今回はぐれた田村さんに1人で会いにきたように)田村さんが嫌でも(田村さんに)絡んでいくよ」と捉えました。
するとなんと見事にネモゆりの世界。
初期と比べるともこっちの成長っぷりがとても嬉しいですな
親の気分です