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『青春のアフター』、「胃がキリキリする」ってレベルじゃない!えぐり取られる…。

青春のアフター : 3 (アクションコミックス)

『青春のアフター』3巻読了。表紙が本編読み終わった後だと効くわ…

高校時代に初恋をした女の子が目の前で消えてしまい失踪したことになる。32歳となった現在、目の前で消えた初恋相手・さくらが16歳のまんまタイムスリップして現れてしまう。

今の恋人と16歳の頃の初恋相手で揺れる三角関係。甘酸っぱいニヤニヤできる…なわけないですね!あり得ない。作者は緑のルーペ先生ですから!青春の後始末はアヴァヴァヴァですよ!
なんつーか。

さあ!盛り上がってまいりました!って感じです。はい。

ここでこの漫画を読むにあたってアドバイス。

事前に「さあ!読むぞ!」って心に防具を装備していないといけません。

軽い気持ちで何の装備もしないで挑もうものなたばハートが抉られてしまう!

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いやー。実に痛いね。痛々しい。

本当、率直な感想は「胃がキリキリする」の一言です。

倉橋が余計な気を使い、さくらを連れてみい子の実家に押しかけ、まことの内面がドロドロになる様子が痛いんだ。緑のルーペクオリティがいかんなく発揮されていた3巻でした(褒めてます)。

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青春の後始末

2

みい子可愛いすぎか

まず何よりもみい子が可愛かった。

3巻ではみい子との馴れ初めが描かれており超ニヤニヤしました。

みい子がまことに惚れるところ、名前を呼ばせて恥ずかしがらせるところ、また家に来てと頼むところ。全てがぐうの音も出ない可愛さだった。みい子可愛い。

みい子と2人で過ごしてる時はイチャイチャカップルで間違いなくシュガー100%なのに、さくらが絡むとノンシュガーの苦みしかないギャップが凄まじい。読んでてずっと奥歯を噛みしめていました。

なんなんだこのフラガラックを食らって心に傷を負う感じは。読まなきゃいいという話なんだけど止められずに読んでしまう中毒性すらあります。胃がキリキリする。

まあね。16歳の頃に好きで引きずってた相手が目の前に現れちゃね。

そりゃ心が底なし沼にハマってしまうのも仕方が無いっちゃ仕方ないが…。

1

さあ!盛り上がってまいりました!

3巻のキモは、もう止めらない初恋ゾンビですわ。

32歳の心情と16歳のまだ死んでないゾンビのような心情がオーバーラップするのがゾクゾクしまくり。32歳だし恋人いるしで「彼女を慰めてやれないのは悲しいことだ」と取り繕うような白いモノローグを黒い本音のモノローグが塗りつぶすように囁く

まことの初恋に囚われてしまっている様子にもどかしくも、やるせない気持ちになりますな。初恋を心の底では引きずっていると言うと、ノスタルジックで淡く甘いロマンチックな感じもするけど、『青春のアフター』にはそんなもの微塵も無い。痛ましさが全開です。泥沼になる様子が容赦なし。

結局のところ「未練たらたら」ってのを胃がキリキリする要因ですわね。

32歳の大人としてどす黒い16歳の初恋したモノローグがたまに覗くけど、黒い声を「こいつ」と呼び自分の気持ちは制御出来ていると勝手に思っていたのに、まったく制御できてないってのがぐう刺さる。

3

なんでずっと手…握ってるの?

さあ!盛り上がってまいりました!

「僕にはみい子がいる」「僕の中で騒ぐしか出来ないこいつは何もさせない」「さくらとだってうまくやれる」と思っているはずだったのに、自分でも気づかない内に自然とさくらの手を握っているのでした。まったく制御できてない本心の部分。

みい子と付き合って穏やかな愛情を知ったものだから引きずった初恋の恋愛感情も大人になれば制御できると思いこんでいたのがまったくの別。制御不能。心の奥底に封印してた16歳の自分がぼこぼこと復活というか化け物になっていく。このメタ表現こそ作者の真骨頂!「胃がキリキリする」という阿鼻叫喚な声しか出ない。

4

結婚おめでとう

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!

さくらにみい子との結婚を祝われ、まことの心はグチャグチャになる。

表情があれですね。さっきの手を握ってると指摘されるまでのまことの笑顔とデジャブる。これも取り繕った笑顔なのがバレバレですわ。

何より、さくらも16歳の頃はこっぴどく振ったくせに、タイムスリップして現れたら32歳のまことを好きになっちゃうってのがドロ沼に拍車をかけるよね。黒いモノローグでは「さくらと離れたくない!」「結婚なんかしたくない!」と言いつつ妄執から逃げるのがなんともはや…。人間の内面を醜くセンシティブに描く。

もうどうしようもないね!(投げた)

鬱ゲーをやってるようなこの感覚はたまらんけど。まるでホワイトアルバムとかメモオフとか君望とかをやってるこの感じ。痛いんだけどやめられない止まらない。火力自体もすさまじく下手したトラウマになるレベル。えげつない三角関係の波乱描写で、心の触れられたくない深いところを撃ってきまくり読者を鬱にさせていく。

32歳の修学旅行

5

さあ!盛り上りすぎです!

高校時代、さくらが失踪したせいで修学旅行に行ってなかったので32歳で修学旅行として南の島へ行きます。いよいよ物語も佳境で半端ない痛みを伴う。心を強くしてかからないと、鬱のラビリンスに迷い込んでしまうので、きっちり事前に心の防御を固めた読者をあざ笑うようにガシガシ削ってきます

みい子のけなげさが萌えることは萌えるんだけど痛すぎる。

さくらの秘めていた想いが萌えることは萌えるんだけど痛すぎる。

3巻の構成も芸術的ですらあった。

3巻1話目収録の「精神のクローザー」では冒頭こうゲームの話をしていました。

これはゲームの話だけど、例えば期間限定のフラグやアイテムを取り忘れた時、すぐに気付けばリセットしてやり直すが「しばらく失敗に気付かなかった」ということがある。

仕方なくそのまま進めるがもはや最適なプレイは望めない。

すると何をし始めるのか?あえて無茶で投げやりなプレイを試したりするのだ。最適の選択が無理なら、いっそ最低の選択を。勿論これはゲームの話。

最初に読んだ時は、まことが初恋のさくらを失って今まで生きてきた事の比喩だと思ってものです。かなり投げやりに生きてたし。最適な選択とはさくらが居ることかなと。

しかし、そうではなかった。そうじゃなかったのだ。これが20話「物語のディストレス」で上手い具合に絡んで意味が分かり、って、えぇぇぇぇ!!?

2

↑3巻の結論。

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コメント

  1. 匿名 より:

    これさくら、タバコ吸ってるんですよね
    たぶん主人公がメッセージと一緒に渡したやつ
    見た目が見た目だけに梅子と被っちゃって……

  2. 匿名 より:

    自分もWA2大好きだからこの紹介文に惹かれて買ってみたわ・・・・
    死ぬほどおもろかった

    ↑2巻の梅子=さくらがガチなら約束されたBADほぼ決定だよね・・・・