『14歳の恋』9巻、ストーリーは大きく動き「GAME OVER」別視点とか最高すぎた

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14歳の恋 9 (楽園コミックス)

『14歳の恋』(水谷フーカ)9巻読了。

相変わらず最高でしたがシナリオで急転直下の大激震!

「楽園」本誌で大好評なシリーズのコミックス待望の第9巻!大人びていてもまだ中学生。 ふとした事で思い知る14歳の限界。彼方と和樹の日常に一大転機が訪れる。

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『14歳の恋』9巻

なんだかんだでもう9巻です。時が経つはやさにビックリしてしまいます。そして『14歳の恋』は物語が大きく動きます。今までニヤリング成分を補給させてくれた彼方と和樹の関係でしたが、変化が起きる前ぶりが9巻のキモでしょう。

すでに「楽園」掲載時に感想書いてますのでそちらも参考にどうぞ。

彼方と和樹

客観的に見れば今巻の内容はとても面白かった。

しかし、主観的に見れば…とてもつらい(ずーん)

和樹が親の仕事の関係で長崎へ転向してしまうことが決まりました。今までイチャイチャして我ら読者の頬を緩ませてくれた安心安全のカップリングだっただけにビックリです。しかもこの2人は「幼なじみ」でもありますからね。

一緒にいて当たり前というのが幼なじみで、尚且つ好きあってるならば、別れは大激震でしょう。39話と40話で描かれた彼方の辛そうな表情とモノローグが涙を誘います。ここまで平穏無事だっただけに「まさか…?」の驚きが半端じゃありませんでした。

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演出が最高潮

39話

水谷フーカ先生って1ページ丸々使って2人だけの描写が特徴的でもありました。2人だけの世界って印象でとても好きでした。ここが決めるシーンだ!って感じで、読者のテンションを何度も上げてくれたものです。

それが極まったのが39話や40話の決めシーンやね。水谷先生は『14歳の恋』(に限らんけど)でドラマの盛り上がりを決めシーンに集中させるようになってます。そこに至るまでの経緯があってこそで、そこに向かってキャラが動くともいえる。

彼方と和樹など、描かれる人物の行動や感情が積み重なっていき、1ページ丸々使った決めシーンで爆発させるのが水谷フーカクオリリティよ。和樹が引っ越すことを告げた決めシーンも、彼方が絶望する決めシーンも過去最大級のインパクトがありました。

今までの積み重ねたあったからこそだし、僕ら読者に思い入れもあったからこそ、「決めシーン」がまさに決まってました。つらたん。

おんぶについて

おんぶ

三大思春期男の夢をご存知でしょうか。

「閉じ込められる」「お風呂でバッタリ」、そして「おんぶ」があります

体育倉庫や密室やロッカーに閉じ込められてしまうのは男子たるもの誰もが思い描くことでしょう。そしてお風呂でバッタリも中学生や高校生ならば100回は妄想するものです。『14歳の恋』はとても健全なので、これらはあり得ないが、ここに来て「おんぶ」を実行するとはやりおるわい。

ある意味ではキスよりも凄い行為と言えよう。さらに彼方は中学生とは思えない大人っぽい見た目が特徴でもありますからね。単刀直入にぶっちゃければ胸が大きいからね。おんぶしたら背中に胸が……あとは言わなくても分かるな?

その感触を楽しむことなくおんぶしていたことからも、いかに切羽詰まっていっぱいいっぱいだったかが分かりますね。

「幼なじみ」ならね!

とはいえだ。

ラブコメの「幼なじみ」は2つのお約束があります。

一つは「腐れ縁」が実は「好きだった」と気づく…いや気づかない振りをしていた「青い鳥の理論」である。彼方と和樹はそこを通過して付き合ってる状態ですのでもう一つの理論が当てはまると見た。

もう一つというのが「鮭理論」である。たとえ親の都合で遠くに引っ越してしまっても、鮭のように必ず帰って来るのです。変わらぬ愛を携えて帰ってくる!幼き日に誓い合った結婚の約束を守る為に!(この2人がそんな約束してるか知らんが)

『14歳の恋』は完結に向けて動き出した。めちゃくちゃ面白くなっています。個人的にエンディングは見えたかなぁ。まあどうなるか分からんが…。確実に変化した2人の関係性がもう最高です。

どうなんだろ

近年『14歳の恋』はメイン2人よりも、その他の恋模様のほうが盛り上がっていただけにね。改めて彼方と和樹の尊さを描いた9巻は100点満点で10000000点です。

10巻で完結かどうか分かりませんけど、めっちゃ楽しみです。平和で幸福で変化があまりない山手線も好きだけど、次に何が起こるのかわからないのはラブコメとして至高なり。『14歳の恋』の全盛期は「今」といっていい。

「GAME OVER」別視点

GAME OVER

また、9巻はメインの彼方&和樹だけでなく、他のキャラも輝いていました。日野原先生&長井は過去最高の破壊力を発揮していました。なにより心の琴線鷲掴みにしてきたのは「GAME OVER」でしょう。

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9巻収録の「GAME OVER」は男視点…一瀬から見た顛末が描かれてます。基本的にストーリーは同じなんですけが、受ける印象は新鮮で目からウロコでした。

というのも、元祖「GAME OVER」は、美人OLが通勤途中のバスで男性の隣に座り、意識させ振り向かせたら勝ちというこのゲームをしてました。そして出会った振りむかない男(一瀬)。大人の女性が男子中学生に赤面させられドギマギさせられるのが最高だったという感想でした。

逆視点だと「なるほど…」「そうか…」と唸るし、受ける感想がまた変わるね。余裕のあった男子中学生から…って新たな視点よ。9巻はストーリーが劇的に動き、日野原先生&長井は過去最大の破壊力をたたき出し、もうひとつの視点「GAME OVER」まである。まじ最高だったぞい。まる。

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コメント

  1. より:

    9巻出てましたか!

    >10巻は~

    タイムスリップしてますぞ。