『マコさんは死んでも自立しない』#108
最 終 回!!
『マコさんは死んでも自立しない』が最終回を迎えました。堂々の完結である。最終回はラブコメの締めとして最高である結婚式END!いやむしろそれを超えた究極のハッピーエンドであった。
くぅー!感無量という他ない!
これほど見事にフィニッシュすればもうラブコメ史に残る名作だったと万感の思いになれます。最高のニヤリングをありがとう!そしてありがとう!
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『マコさんは死んでも自立しない』最終回
くっ付いた後も最高だった
イチャイチャ
少年誌のラブコメというものは構造上の理由により「くっ付いたらそこで試合終了」というのが定番じゃないですか。だから付かず離れずの千日戦争(ンサウザンドウォーズ)の状況になる。いや、マガジンの場合はくっ付いて別れたりのセッッッまで含むことが多いけどさ。
『マコさんは死んでも自立しない』はクリスマスで両想いの2人が結ばれたので、ラブコメ最大の魅力である「もどかしさ」というものはとっくに終わってた。じゃあ、付き合った後の話が蛇足かと言えばそんなことありません。
むしろ「付き合った後」からが本番だったと断言できるぐらし、最高のイチャイチャイチャイチャイチャイチャっぷりを堪能できました。恋人になってからも徐々に近づく2人の関係を極上のスイーツとして味わえた。
最高のイチャイチャの極限
これは実質ね
ここまで丁寧に真摯に「付き合う前」のもどかしさとニヤニヤっぷりがあって、尚且「付き合った後」のイチャイチャっぷりと徐々に深まる関係を描くラブコメなんて殆ど無いでしょう。何度も甘すぎて胸焼け起こしたもの(褒めてます)。
最高のスイーツだった!
キスイベントはヤリング&ローリングで身悶え3回転半を記録するってもの。
で、イチャイチャが極まったのは106話だよね。
イチャイチャしまくったこれまでがの紆余曲折の末にやっぱりリンはいつもの反応がいいってなり、それを引き出すのはだらし無く、甲斐性も無く、自堕落で子供のようなマコさんだから。出会った頃と何も変わらない部分。
マコさんのだらし無さに「やっぱ俺がいないとダメですよね」ってリンの呆れたような言葉の反応が神すぎたんだってばよ!
…それは、私が自立できない程甘やかした責任をとってくれるって意味に捉えていいのかな…?
タイトル回収じゃん!!
だってこの漫画のタイトルは『マコさんは死んでも自立しない』ですよ。すなわち「死ぬまで自立しない」→「死ぬまでリンが面倒見る」→「人生を共にしますよ」→「結婚」と言ってるようなものだかったからね。
それが現実のものとなるのだ。
マコさんは死んでも自立しません。イコールで、一生リンがお世話する。そりゃ、三木道三だって歌うっちゅーの!一生一緒にいてくれや!ですよ。
実質、高校時代のリンと大学生のマコさんの間の冗談のようなやり取り「なんつって」で済ませた、だらしないマコさんとリンがいなきゃ生活できないに全てが集約されてた。だから『めぞん一刻』の響子さんの「1日でいいから…私より長生きして」ぐらい尊いものがあった。
あっさりです
…マコさん!俺と…結婚してください!
数年後のリンによる一世一代のプロポーズ。
ドラマチックの欠片もへったくれもありませんでした(褒め言葉)。
だがからこそこの2人の尊さを強調しているようでもある。だって、学生時代に一緒に暮らしたことが全てだもんね。冗談で済ましてたけど、実質プロポーズしてたもんね。
あっさり塩味のポテトチップスのごとく、あっさりと言いつつハイカロリーだった。これまでの2人が過ごして来た方がドラマチックだったわけです。クリスマスの告白回の方が決めコマやグッとくるシーン多発だったもん。
だから、付き合う事になる方が重要だったとも言える。むしろプロポーズも含んでたと思うね。もう付き合った瞬間に結婚まで決まってたようなものです。なんたってマコさんは「だって、ずっとしたかったもん」ですしおすし。
これまでの紆余曲折の方が重要だったてのは、かけがえのない生活だったんやで。達成することよりも、そこに至る過程がいかに素晴らしかったことか。
夢がかなったね
1話
107話
家事してくれるリンに早く結婚できる年齢になって嫁に来てねって言ってたマコさん。願いが叶っちゃいました。まあ、正確にはお嫁さんはマコさんだけど。リンを嫁にもらうってのは間違いではない。
感無量と言う他ない!
付き合った「後」こそ最高のニヤニヤ供給源だったマコさんは、結婚しても変わらないおやつのカールのような長年愛される味を出してくれます。入籍すりゃ自分で「遠野マコ」とか指差して大赤面して得照れだすし。
なんなんだよ!
永遠に初々しいな!おい!
付き合う前も、付き合ってからも、入籍してからも良い意味で変わらない味を提供してくれたマコさんはラブコメ界の歴史に刻むべきヒロインでしょう。
結婚式エンドは良作の先へ…
最終回
プロポーズも入籍も済まして最終回は結婚式ENDです。
この前大団円を迎えた『寄宿学校のジュリエット』にも言えるけど、結婚式ENDは名作の法則だよね。『マコさんは死んでも自立しない』もやはり当てはまる。最高だ…。
これまで登場してきたキャラ達が結婚式会場に集まってきて笑顔で祝ってくれる。これ至高なり。何が言いって、マッスーだよ。最初から約束された敗者の2号機だったわけじゃないですか。ハナっから確定してた当て馬だったじゃないですか。読者を釣るためのエサだったわけじゃないですか。
そんなリンに横恋慕してたまっすーの祝福に胸が熱くなったんだ…。
まっすー
まっすー…ありがとう(´;ω;`)
なんだかんだで、まっすーは良い仕事した。きちんと成仏したエピソードも良かった。ちゃんと想いを伝える神風特攻隊したのはとても良かった。一生懸命やって勝つことの次に大切なのことは、一生懸命やって負けることです。
まっすーのファイナルアタックは全てがあった。既に付き合ってる状況で遅きに失する中で、想いだけはきちんと伝えたからね。だから心から祝えるし、一番嬉しそうだったのも最高だ。良い第2ヒロインの顛末でした。
結婚式自体はこれまでのアパートのてんやわんやの延長で賑やかなもの。むしろそれでいい!それがいい!って感じのワイワイっぷりがある式でした。そんなこんなで最高の結婚式ENDに見せかけて…最高の大団円で終わるはずが…?
こうして二人は
あきれるほど幸せに過ごしましたとさ
からの!まさかの夢オチ!
『東京大学物語』かよ!
基本的に夢オチってのは「これまでの全て」を台無しにするものじゃないですか。『マコさんは死んでも自立しない』の夢オチはやはり一味も二味も違いました。ラブコメってのは「付き合う前」の物語だろって常識にカウンターを打ち込んだように、伝説の夢オチにしたのです。
その夢は現実だったんじゃ…
ゆ…夢か…!
伝説の夢オチである。リンが目覚めて現実に戻った時に「はぁ?」からの、その夢は現実で今までの人生でしたですよ。これもタイトル回収じゃん!『マコさんは死んでも自立しない』です。
すなわち、死ぬまで自立できないマコさんに連れ添ってるとういう。年老いた2人が何十年も連れ添い、仲睦まじい老夫婦になってたという現実世界。そう見てた夢は過去のもので、2人はず~~~~~っと一緒だんだ。
「結婚式END」は最高の大団円であり、それを実行した上で仲睦まじい老夫婦ENDだったわけです。心と人生を共有し合った2人の人生なり。最高の大団円を超えた、史上最強の大団円じゃないでしょうか。
結婚式ENDで大団円は名作。
その先…何十年も連れ添ったENDは小田和正も衝撃ENDです。ひとりでは生きていけないです。その心は、言葉にできない!
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コメント
こんなイチャラブ書いて作者の本性を出した漫画を宣伝してるのワロタw
作者「さぁて、また人がひどい目に遭う漫画描くか」
ひどい目に遭う漫画描くか、というか終盤は同時連載してましたね