最近リリースされた「龍の覇業」がめっちゃ面白い。
ざっくりいえば、【ライキン】【ロドモバ】と同じようなストラテジーゲームです。あのシステムで三国志を題材にしたとなれば面白く無いわけはないのですけど、プレイしてみたら大当たりでした。
自分の好みもありますけど、この手のストラテジーゲームは名作多いのう。箱庭シミュレーションとしての面白さと、戦争バトルとしての面白さが見事な塩梅。無限に時間を吸われてしまう。
「龍の覇業」レビュー
よくできたストラテジーゲーム
【ライキン】【ロドモバ】同様に、箱庭を育てつつ戦力を上げて戦争していくシミュレーションゲームなり。
基本的なゲームの流れは右下にあるミッションをクリアしてけば、ストーリー進行と、迷うことなく自然と領土の発展に繋がっていきます。
やっぱり箱庭育成が面白いです。自由度はやや低いものの、それでもある程度は自分の好きな城下町に発展させていくことが可能です。
この手のストラテジーゲームをプレイした経験がある方なら、システムはすぐに理解できます。初めてプレイする方でもチュートリアルが親切ですので、すぐに操作に慣れると思います。
自分の領土に施設建てて、グレードアップして、兵士の訓練して、資源を回収して…という流れをしつつ、ミッションやストーリーを進めていきます。
箱庭シミュレーションとして
主に開発できるのは城内付近と城門の外の2つ。
城門内は施設を建設するというより、ストーリーを進めていくと開放されていくシステム(施設のレベルアップは可能)。
城門の外はある程度好きなように施設を作れますが、まあ数と建てる場所は決まってるので自分だけのオリジナル領土という程ではありません。
また、石材、木材、銀…といった資源はオート回収ではなく、施設をタップしてマニュアルで回収する必要があります。
建てられるものやデザインの自由度はそこそこといったところ。でも箱庭シコシコ育成は楽しめます。
兵力を整える
自軍は4つの種類があります。
- 兵営…歩兵
- 射的場…弓兵
- 厩舎…騎馬兵
- 工房…戦車兵
それぞれを率いる専用の武将が決まっています。
自分が出せる総戦力から戦闘時に、部隊数を割り振っていく仕組み。
つまり、自軍が100兵出せるとしたら、歩兵50と弓兵30と騎馬兵20…といった感じで編成していきます。この辺の戦略性はかなりあります。
戦力は「訓練」することで増強していきます。
訓練で部隊の増員になる。
施設の建設やアップグレード同様に、完了するのに一定の時間が必要です。
ま、このシステムは【ライキン】【ロドモバ】でもお馴染みなので、慣れてる人なら何の問題もなくスムーズにプレイできるでしょう。
率いる専属武将
歩兵、弓兵、騎馬兵、戦車兵を率いる専用の武将がそれぞれいるシステムです。
武将も4種類あります。
- 歩将
- 騎将
- 弓将
- 車将
弓将が歩兵や騎馬兵を率いることはできません。仮にそうした編成をしたとしたら、将軍無しで雑兵だけで戦場に出ることになります。
それぞれの専属の引き入れる将軍を把握しておくことが大事マン。
ガチャは引きまくれる
率いる部隊に専属将軍が必要なので、ガチャ大変じゃんと思うかもしれませんがかなり武将は集まります。領土内の「酒場」でガチャができます。
欠片を溜めて具現化するか、運が避ければ一発で出るシステムのガチャです。かなり武将は出やすいです。というか、めちゃくちゃ引けます。
- 義士招集
- 人材募集
アイテムと武将ゴチャまぜの闇鍋です。しかし、普通にレア度高い武将は出るし、めちゃくちゃガチャ回せるのが特徴。「義士募集」に関しては10分置きに無料で引け、人材募集は数時間置いて無料で引ける。
ガチャの券もストーリーやミッションをこなしていけばかなり配られるので武将の集めやすさは良心的です。がしかし、育成が大変かもしれない。コツコツ長時間かけて育成するか、課金かなという印象。
- ガチャは引きまくれる
- 育成はちょっと大変
武将の育成
武将の育成は「レベルUP」「装備UP」「昇星」の3つがメインです。
- レベルUP…レベル上げ用の素材
- 装備UP…水晶
- 昇星…同キャラの欠片
レベルも装備も主人公のレベルよりちょっとだけしか上回ることはできません(主人公は領主なのでバトルは無い)。
格となるので箱庭育成に比例してレベルが上がっていく主人公です。
同キャラの欠片を溜めて星UPさせるのは大変です。
戦闘は戦略性ある
「龍の覇業」は戦略性がとにかく凄まじい。
前日したように動員できる兵士数が決められており、それを部隊ごとに割り振っていきます。
上図では「8,604人」の雑兵を戦場に投入できる。それを「歩兵」「騎馬兵」「弓兵」「戦車兵」で分散させていくわけです。これがそのまま戦場の勝敗を左右します。
ジャンケンのようなもの「歩兵」は「騎馬兵」に弱く、「騎馬兵」は「弓兵」に弱く…とった感じで、敵の部隊を見極めて編成していく必要性もあります。かなり面白い戦略性があります。
バトルも素晴らしい
戦場もかなり面白いです。
それぞれの専用部隊が列に並んでお互いの軍勢がぶつかります。
下手なRPGも裸足で逃げ出すぐらい、ちゃんとしたバトルとなっており、戦略性だけでなく単純なバトルもプレイして楽しめるようになっている。スキップ機能もあるのでストレスフリーで戦場に出れます。
戦闘はリアルタイムコマンド式です。
ま、ようは勝手に戦いつつ必殺技のスキルをポチポチしていくやつです。左下のアイコンが光ったらスキルをぶっ放せるのでどんどん使っていきましょう。
RPGならよくあるシステムでさして珍しくもないんだけど、これはシミュレーションゲームだからね。ここまで戦場をRPG風にしてるのはびっくりです。戦術・戦略はトップクラスじゃないでしょうか。
ストーリーがしっかりしてる
自分の中でストラテジーゲームってストーリーは刺身のツマのようなものという印象だったのですけど、「龍の覇業」はかなりストーリー性を重視してる。物語に沿って進んでいくのも特徴です。
メインのミッションを進めていくと、三国志物語も進行していく。物語性をきっちりさせて、章ごとに歴史がどんどん動いていきます。三国志好きならたまりませんね。
ストラテジーゲームでは珍しい物語を楽しむというのもこのゲームの刮目すべきポイントです。
「龍の覇業」まとめ
そんなこんなで「龍の覇業」はめちゃくちゃ面白い!
神ゲーといっていいレベルでよく出来てるしハマれます。
三国志を題材にした、お馴染みのストラテジーゲームの面白い部分をきっちり抑えつつ、戦闘における戦略性の幅やストーリー重視の物語性が斬新で楽しめる。超おすすめです。