『葬送のフリーレン』121話:街道の魔物
枕元に置くと世にも恐ろしい悪夢が見れる壺!
帝国領に入ったフリーレン様一行。安全のはずの帝国の様子がおかしいって事で、けっこう不穏な前フリともいえるエピソードでした。まったり楽しい日常回でもありました。
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報酬を絶対貰う
フリーレン様は勇者ヒンメルを踏襲して貸し借りを作らないために、人助けの依頼には必ず報酬を貰うようにしています。
報酬を貰っておけば貸し借りは無くなるだろう。僕達は勇者一行なんだ。僕達が求めているのは誰かを助けることであって感謝の言葉じゃない。相手に貸しを作ってしまったら本当の意味で助けたことにはならないだろう。(77話)
今回の村は蓄え無くいつもの(くだらない)魔導書の報酬もない妥協点として、魔道具?「悪夢を見れる壺」で依頼を受託しました。
ちょっと気になるのは魔道具…かどうか不明だけど不思議な力を持つアイテムも無い場合はどうするんじゃろ。無償で助けるのでしょうか?
1000年以上の歴史ある帝国
既に作中でも随所にありましたが、帝国は大陸を統一してた大帝国(統一王朝)でした。1000年以上の歴史があり、大陸最大の魔法文明を有してる。
53話
8話
逆に今は3つに分かれてます。「北側諸国(皇帝)」「中央諸国(王様)」「南側諸国(君主いるか不明)」に分割されたのは何でなのでしょうか。北の帝国は大陸を統一してた大帝国の正統な後継国家の模様。
1000年も魔族と戦争してたので、人類の国家同士が分離独立の戦争なんてする余裕もないでしょうし、平和的に大きく3つに別れたのかな。作中で掘り下げられるかは分かりませんが、私気になります!
100年前に戦争が激化
魔王軍との戦争が激化した百年前には、帝国は魔族の領土に囲まれ人類圏から完全に孤立した。獅子の身中に帝国あり。そう言われていたっけ。帝国は滅びなかったどころか、攻勢に転じて魔族から領土を奪い返している。(121話)
魔族と人類の戦争が100年前に激化したそうな。帝国は領土を囲まれ孤立したが逆に攻勢に転じ領土奪還に成功してる。100年前まで圧倒的強国だった。
「北側諸国」「中央諸国」の間には「北部高原」があり、ここは今も約80年前も強い魔物がうじゃうじゃいる危険地帯で海路も選択肢の一つでしたので、おそらく100年前に帝国が囲まれ孤立したのは北の最先端だけでなく北部高原も魔族に堕とされ挟み撃ちのような状態になったのかな。
弱小化してる帝国
帝国は衰退してる
約1000年前に大魔法使いフランメが鍛えた宮廷魔法使いたちは当時のフリーレン様を凌駕してる者がゴロゴロいたそうな。今でも宮廷魔法使いのデンケンは超強者ですしね。
フリーレン様の80年前の認識でも高度な魔法技術を持つ大陸最強であることを述べてます。
80年前までは帝国は安全って認識だったのに強い魔物が闊歩しまくる「北部高原」並の治安の悪さになっていました。栄枯盛衰です。帝国は完全に弱体してヤバイ状況になってる。
これは80年前だけでなく少なくとも50年前も帝国は超強国だった事が分かってます。
国境を警備する魔道特務隊を空いてしながら、帝国の国防結界を解除するのは、俺とソリテールが組んだとしても流石に骨が折れる(96話)
黄金郷マハトの帝国は超強国ってモノローグである。マハトは50年前に封印されてしまったので、知識は50年前であるが、大魔族2人をもってしても帝国はヤバイって認識でいました。
少なくとも帝国は50年前までは安全な治安だったのは間違いないでしょう。しかし、今は完全に見る影もない。
帝国が衰退した理由?
超強い宮廷魔術師、高度な魔法技術・大陸最大の魔法文明を持ち、マハトが注意してた魔道特務隊という集団を踏まえれば帝国は魔法使いの軍団って思うも、ファルベ地方に派遣され全滅してた帝国の小隊は雑兵という感じで魔法使いは見当たりませんでした。
帝国は最強の魔法使いの軍団所持してるんじゃないかいな!?
明らかに兵力がカツカツになってて衰退してるのが見て取れる今回のエピソードです。何があったんだろう?具体的な事は分かりませんが、既に作中では北の果てが人類と生き残った魔族の分水嶺であることが明かされてます。
(62話)
北の果てでまた魔族が派手に暴れ始めたらしくてな。大急ぎで帰ることになった。
北の果ての戦況はだいぶ悪くてな。前衛が圧倒的に不足している。
ヴィアベルいわく北の果ての最前線が超ヤバイ状態だと述べてた。本人も呑気に一級魔法使い試験受けに来てたように、戦況がヤバくなったのはまじでここ最近(1年)のようです。
今回も色々と壊されてたり安全でなくなってる建物の描写は新しい最近のものなので、帝国が窮地になったのは本当に最近のことであることが想像できます。
北の果ての戦線は超ヤバイ!?
強国として描かれてきた帝国がいま訪れたらもう滅び寸前なんじゃないかと思わせます。変化を楽しむってレベルでない感じ。
悪夢
121話扉絵
今回は箸休め的なエピソードでありながら、帝国が衰退してること、悪夢のオチ含めて次場たしかった。というのも、悪夢が見れる壺を体験したフリーレン様の悪夢が面白かったです。
扉絵でタマネギに囲まれるフリーレン様。で、オチで悪夢見てるフリーレン様ってわけ。最初に扉絵見ても「?」ながら、121話を読み終わって扉絵を見ると「そういうことね!」って分かる。まるで4コマ漫画を読んだ後でタイトルを読むと理解できる高度なオチやね。
というのもフリーレン様はタマネギが苦手だったからなり。
…タマネギ嫌い…(94話)
フリーレン様はタマネギ嫌い!
マハトの過去を解析するに膨大なエネルギーを使ってしまい動けなくなり、お母さんことフェルンの介護(甘やかし)が必要でした。自分で食べ物を摂取できないので「あーん」形式でお世話されました。そこでタマネギが嫌いだろ明かされたのであした。
そんなフリーレン様の悪夢のアンサーがタマネギ地獄って扉絵でした。1話完結としても今後への含みとしても面白かったです。
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コメント
サブタイトルの、「タマネギが嫌いな魔法使いの後日譚ファンタジー」も良かった