『BE BLUES』415節:A to D
冬の選手権準々決勝!
「武蒼(埼玉)VS最条(滋賀)」
ヒュー!盛り上がってきましたね。
久しく見てなかったこのバチバチ感よ。ガチ試合って去年の冬の選手権埼玉予選決勝の清和台戦以来じゃないでしょうか。リアル時間でいえば約2年振りの武蒼のガチンコ対決や!いやまあ、レッズユース戦はありましたけど、本気度が違います。
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415節「A to D」
一気に準々決勝へ
1回戦、具志(沖縄)「1-0」
2回戦、牧内学園(石川)「2-0」
3回戦、清浜(静岡)「1-0」
サクッと準々決勝までいきましたね。
いよいよ高虎の最条と初対決である。
おそらく田中モトユキ先生は、遠藤高虎(最条)と全国大会で当たることはかなり前から温めていたはず。
なんたって高校選抜の合宿で高虎の背景が語られていましたからね。
親子鷹設定も、高虎の親父も決してポット出ではない。
だいぶ前から掘り下げられていた
310節
複数のJユースの誘いを断ってまで、父親の指導する最条を選択するなんて、チャラそうに見えて骨のある奴ですよ。
高虎はユースの誘いを断ってまで高校部活を選んだストイックな男と言われていました。ここまで『BE BLUES!』は桜庭さんを筆頭に矢沢や真鍋など…ユースへ昇格できずに高校サッカー部へ流れて来たキャラはいましたけど、高虎はかなり稀有な存在といっていいでしょう。
なんで高校部活を選んだからといえば親父が最条を指導してるからなり。親父を日本一にしたいんやな!(去年の段階で)10年振りに全国大会出場&ベスト8になったのは1年生の高虎のおかげであるそうです。アンダー日本代表に選ばれてたは不明ながら、高校選抜のメンバーとは顔見知りでした。
最条の親子鷹ってのはかなり前からあった設定である。
モノローグでもきっちり親父の姿が描かれていたりします。
311節
遠藤親父もだいぶ前から登場済だったという。
これはもう、いつか武蒼と当てる前フリだったとしか思えませんね。
それが実現するってんだから、盛り上がりそうな初対決です。
遠藤高虎の最条
・ユースの誘いを蹴って高校部活を選んだ高虎
・親子鷹設定は大分前から描かれてた
・遠藤親父も登場済
ヒューマンドラマの伏線半端ないって!
VS最条
414節
最条の遠藤親子、滋賀の親子鷹は、前回のベスト8じゃ物足りないって感じだな。そういや今回は兄弟鷹でもあるんだよな。遠藤獅子雄。
前フリは十分で見事な煽りっぷりでした。
白熱した試合とドラマがありそうな予感です。最条は高虎の親父が監督で、ここに来て兄貴の存在も描かれておりました。兄が獅子で弟が虎って(弟もいて豹だったりしないだろうな)…遠藤親父のセンスはなかなかのものです。
しかも、天才型の弟・高虎と違って、兄・獅子雄は這い上がって3年生になってようやくベンチ入りした努力型。プレースタイルは華やかな弟と真逆で泥臭いもの。エースをマンツーマンディフェンスで封じ込めるそうな。よう事故ってる。これ龍ちゃんケガフラグ立ってないか?
遠藤兄弟
遠藤の兄、獅子雄…
獅子雄は下手くそで努力して努力して努力しても足りんので、エース封じという生き残る方法でベンチ入りした様子。かなり削りまくってるようで、相手エースをケガさせちゃうこともあるっぽい。
どう見ても龍ちゃんをマンマークするってことやろね。
下手したらケガさせるフラグに見えるで…。
ちなみに、この兄・獅子雄のプレースタイルが嫌いなのは高校代表合宿で龍ちゃんをケガさせた高虎である。「いまの兄貴」は嫌いってことは昔は好きだったんでしょうか…。最条はドラマがあるねぇ。
ボクはいまの兄貴が、好きやない。
最条の事情
・高虎兄弟は親父を日本一にしたい
・獅子雄はエースをケガさせるフラグビンビン
・高虎は「いまの」兄貴が好きやない
『BE BLUES!』はなんだかんだでチームのドラマを描くのがめちゃくちゃうまいしグッとくるものがありますからね。そしてドラマを背負って試合に臨むチームば100%負けます。まじで。
覚えてるだろうか。中学時代の「大浦東VS麻倉キッカーズ」を…。龍ちゃんがインドネシアに引っ越すことになり、宮崎たちはドラマを背負い込んだのです。スカウトの目に留まる高松宮杯へ出場して活躍させればインドネシア行きを止められる(感動)と。そんなドラマを背負って、負けちゃいました。
昨年の清和台も掘り下げられていた。高3の冬にプロから声がかかっていない小早川忍(立ち位置が今年のレノンと被る)を全国で活躍させなきゃ!ついでに、小早川姉…薫さんもケガでサッカーができなくなってる事情がありました。そんなドラマを背負って、負けちゃいました。
ヒューマンドラマやるチームは負ける法則!
残酷なんですよ『BE BLUES!』は…。
ま、負けても「めでたしめでたし」になるのが『BE BLUES!』のエモいところなんで、最条は負けるだろうけどいい感じに兄弟のわだかまりなくハッピーエンドになるのかなあ。兄のプレースタイルを否定する高虎に注目なり。
宮崎はドヤっていい
一条龍は!あいつそのうち!
ぜったい日本代表になりますから!
全国大会の応援に来てた宮崎と諸星。そしてクニキータ入団を諦めるきれないスカウトの左樫は龍ちゃんのプレーを見守っていました。宮崎の台詞がね。いいんだ。
「ぜったい日本代表になりますから!」ってドヤ顔で述べるのがすこぶるグッときます。諸星に「なにドヤってんですか!」とか言われてましたけど、宮崎はドヤっていいしドヤるべきですよ。
この龍ちゃんが日本代表になるってくだりは、麻倉キッカーズ戦の後半キックオフです。普通に絶対になるからって宣言したのが屈指の名シーンでもある。
68節
一条「オレ、日本代表になる」
宮崎(きょとん)
一条「いつかかならず。」
宮崎「…だったらオレ…めっちゃ自慢するぜ!あの一条龍とチームメイトだったって!」
淡々と述べてたのに「うおおおお!」感がヤバかったからな。宮崎の気持ちを汲んでの解答が自分が代表になる宣言でもあった。結局、PKを宮崎が外して負けちゃったけどさ。朝倉戦のラストはもう何度読み返しても号泣する。
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だから宮崎はドヤる資格有りだよなー!
代表になるって発言の重みが違う。
むしろ左樫にドヤって中学のチームメイトであったことを触れての絶対代表になるからな宣言はまさに「あの一条龍とチームメイトだった」自慢を有言実行するかのようで胸が熱くなる。
全国大会の晴れ舞台。宮崎、諸星、左樫…これまで龍ちゃんにとって重要人物が一堂に会する中で、『BE BLUES!』のヒロイン候補だったアンナを…!
置き去りにした
アンナ…
全国大会でも応援に登場しないなんて。もう無いじゃん(アンナの出番が)。こういう時こそ、アンナが応援に来て然るべき…というかもうそれぐらいしか出番作れなそうなのに…。宮崎&諸星揃っての応援した清和台以来なのにアンナいねぇって…。
一体誰が予想しただろう。
前順なんて超脇役が再登場するのに、いまだにアンナの霊圧が消えたままなんて…。
前順こと前田順くん
※15巻参照
前順が再登場して「※」って注意書きで初登場じゃないですよってアピールは…。まあ、たいていの読者はほとんど覚えてないだろうし、覚えてても「こんなヤツいたなぁ」くらいの感覚なんでしょうけど。
なんだろう。
すごいことに気づいちゃった。
アンナって、この前順と対して変わらないポジションなんでは?
ぶっちゃけ、新チームになってから1度も登場していません。
最後に応援来たの去年の選手権予選の清和台戦です。サッカー観るどころか登場すら久しぶりだったアンナである。これが最後の応援登場であり、具体的に言えば最後に登場したの289話です(多分)。
289節
アンナさん最後の勇姿である…。
これすら微妙な登場頻度です。和台に勝ったー!って窪ちんや優希が号泣する中で、隣にいるはずなのに意図的にカットして(?)一切描写無しでしたからね。表彰式を見守る1コマのみしか描かれませんでした。
いま、アンナが登場したらこんな注意書きが必要じゃん!
※30巻参照(1コマ)
確かにヒロイン戦の趨勢は江藤さんに傾いてる。それでも、アンナに頑張って欲しいと思う読者は少なからずいるでしょう。なのに霊圧がず~~~っと消えたままなんてね。こんなのってないよ!
無料で読めます
ちなみにサンデー公式アプリ「サンデーうぇぶり」なら『BE BLUES』が基本無料で読めます。
【無料で読める作品】
・湯神くんには友達がいない
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コメント
助走期間や!
そもそもアンナってなんで消えたんでしたっけ?
特に理由なし?
確かスケート頑張ってるはず
相手をマンマークで削ってでも封じ込める役だと俺フィーのアベルを思い出すけどどうなるかねえ。
せっかく復活の兆しを見せ始めたのにまたケガとかさすがにないと思いたいけど。
アンナとは海外編で再会だから…