田村隆平先生の新連載『COSMOS』が期待大な件

月刊サンデーGX（2023年5月号）から田村隆平先生の新連載『COSMOS』がスタートしました。

ジャンプ金未来杯という受賞してもヒット作を出さない事に定評のある賞で珍しくヒットした『べるぜバブ』の田村隆平先生もバイバイジャンプか。生え抜きジャンプ作家だったので寂しい気持ちもありつつ新天地で頑張って欲しいですね。

で、1話がめちゃくちゃ面白いです！傑作になる匂いがプンプンする！

田村隆平先生バイバイジャンプしてしまったか。1話の完成度も高くて続きが楽しみすぎる。めちゃくちゃ面白い！！

FILE1:未知との遭遇 / COSMOS - 田村隆平 | サンデーうぇぶり https://t.co/cNRP8Cq9Dw

— 山田 (@yamakamu) April 19, 2023

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嘘が分かる少年と宇宙人の保険屋

人が嘘をつくと、臭いでわかる。だから人狼もポーカーもマジクソゲー。最初のうちこそ楽しかったが、すぐに気づいた。これは、本当の友達を失くす呪いなのだと。

主人公は水森という名の高校生。人の嘘を臭いで感じ取って見抜くことができます。

ある日、クラスメイトの高校球児・相澤が連絡付かないことで、相澤の彼女である雛川に頼まれて一緒に相澤家へ行って事件に巻き込まれてしまうという入り。

具体的にどういうテーマかと言えば「宇宙人＋保険屋」です。

同級生の相澤は宇宙人（アルファケンタウルス星系の惑星ddT218463から来たデデドメラルソリオ星人通称デデド星人）だったのです。

地球外生命体が地球にいるには保険加入が義務付けられており、相澤は保険屋から借り入れる形で地球に来てたのが返済を2ヵ月も滞らせて取り立てにきたのが穂村憐という名のツインテール美少女。

1話は彼女の大活躍で無事（？）解決しました。今後は嘘が分かる大森を交えて宇宙人たちから保険屋のお金にまつわる話をしてくことになりそう。

いやー、穂村憐はいいね。扉絵のツノがあることから察する、彼女も宇宙人っぽいです。それでもめちゃくちゃ可愛い。なんのかんので田村隆平先生の描く女の子は可愛い。

田村隆平作ヒロインは可愛い

ふつくしい…。

黒髪ツインテールのクール美少女といったところ。ベルゼバブの藤崎を彷彿させますね。まあ、カラー扉絵や次回予告から察するに本来の姿は銀髪のツノ付きのようで、黒髪になるのは地球人に擬態バージョンと推測されますけどね。

実は私は田村隆平先生の描くヒロインが大好物だったりする。穂村憐も大好きになる予感しかしませんね。

ピンポンパン！ここで田村隆平作ヒロインの魅力を語ります。

まず、普通に見た目が可愛いこと！穂村憐はもう見た瞬間に可愛いオーラが満載の美少女なので合格（偉そう）。そして最も重要なポイントはカッコイイことです。

打ち返します。

穂村憐△□×（さんかっけー死角無し）

田村隆平ヒロインの魅力はヒロインであると同時にヒーローなんですよ。そこが刺さるよね。思い返せばヒルダさんも、邦枝葵姐さんも「可愛いさ・美しさ・可憐さ」がありつつも、めちゃくちゃカッコイイ。

「可愛い＋格好いい」を濃縮してるヒロイン。それが田村流ヒロイン術。穂村憐さんはヒロインでヒーローなのは間違いないでしょう（そもそも借金取り立てとかで主人公は宇宙人と戦えるのだろうか？）。

冒頭のクラスのモブ女子と同じ制服なので穂村憐さんは同じ学校に通ってるのでしょう。これからは宇宙人の保険屋としてだけでなく学園生活でも絡むようになることが想像できます。楽しみや！

そして外せないのはサイドメニューの充実さです。

サイドメニューにも期待したい

雛川

いかにもギャルっぽい雛川。事件に巻き込まれて宇宙人の事とか色々と知ってしまった感じなので彼女も今後は絡んでいきそうな予感。

そうなるとサイドメニューヒロインとしても期待が高まる。相澤の彼女だったというところで評価が別れそうですけど、見た目や言動はなかなか可愛らしい。

田村流ヒロイン術はメインディッシュだけでなく、サイドメニューの充実も挙げられます。『べるぜバブ』でいえば、ヒルダ＆邦枝の二大巨頭を抑えて、ただのモブだったパー子が一番読者をニヤニヤさせたという説まであるぐらいです。

そう考えると雛川さんも秘めたるポテンシャルがあるのではないかと思う。今後の雛川さんの動向も要チェックやで！

面白いウィングが広い

そんな宇宙人達の、

お金にまつわる物語。

主人公が巻き込まれて勧誘される形、骨格となる宇宙人と保険屋の説明、起承転結、女の子可愛い…と、連載作品の1話としては100点満点中で1000000点のクオリティでした。完成度高い。

めちゃくちゃ面白いし、今後の展開も期待大すぎる。

何よりも、1話の中でも示されたように、楽しめるウイングが広い。これが田村隆平先生の良さでもある。

バトル漫画としてもギャグ漫画としてもシリアスなドラマとしても美少女ペロペロ（ラブコメ）としても楽しめる面白さの満漢全席なのです。全部が中途半端かもしれんがな。

いやでも中途半端なところが逆に味にもなってる。いい意味で振り切らない。特にラブコメ模様に関しては、その中途半端なラブコメ加減がいいとも言えます。今後、穂村憐さんはデレるのか？私気になります。期待大です。まる。

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