『ダイヤモンドの功罪』綾瀬川次郎と園大和が宿命の出会いをした件！

『ダイヤモンドの功罪』第40話

 

『ダイヤモンドの功罪』が「このマンガがすごい！2024」の1位になりました。おめでとうございます。まあ、納得すぎる選出じゃないでしょうか。

 

また本編だけでなく、プロトタイプともいえる平井大橋先生の読切「ゴーストライト」「ゴーストバッター」「可視光線」「サインミス」を読んでおくと（パラレルワールドだが本編の下地）、よりディープに楽しめますぞ。

 

プロトタイプを踏まえると、綾瀬川次郎の宿命のライバルになるだろう園大和と出会ってしまった。「うおおおお！」としか言いようがない。

 

※ヤンジャン！なら基本無料で読めます。

 

大和の両親

40話

 

大和の両親はめちゃくちゃ年取ってるなぁ。1～3歳ぐらいと思われるハリウッドの写真から2人とも老けまくってる。高齢になってからようやく授かった子なのか、出生に何か事情があるのか。

 

両親は大和の野球をめっちゃ応援してるのに、何も知らない振りをしています。聞かれたらちょっと答えるぐらいってスタンスで基本すっとぼけ決めてる。

 

ただ単にそういう教育方針なだけかもしれませんが…。「野球」に何か敏感なのかもと思ったり思わなかったり。あと超金持ちの大豪邸です。

 

 

本当に両親なのだろうか。血統的に祖父母なのではないかと思っちゃうぐらい綾瀬川やヤスの親より遥かに高齢である。

 

ただ老けてるがプロトタイプの大和の母と同じ顔してる。

 

読切「ゴーストライト」より

 

もしかして登場した大和親は本当は祖父母なのでは…？実の父は何かすごい野球選手で他界してしまっており（流石に高3じゃないだろうけど）、大和はその忘れ形見で孫を親として育ててるのではないかとか想像しちゃうなぁ…。

 

40話

 

侍ジャパン（野球日本代表）のサイト見て泣いてしまう母親。当たり前ですが大和は選ばれてない。額面通り、年取ると涙腺弱くなってしまったので「なんや感動してもうて～」と受け取るべきか…。

 

実は息子が野球日本代表に入ったほどの選手だったとか裏読み・深読みしちゃうんなぁ。

 

まあ、現時点では妄想の領域ですが…。確かなのは大和の両親は小学生ズの親たちより遥かに老けてる。また、大和母は読切版と同じ顔で年を重ねた感じ。

大和の綾瀬川評

この人のすごさは、スコアには書かれへん（40話）

 

大和はただ速い球放るとかコントロールいいとかではないと分析。実はめちゃくちゃ頭使って野球してると論じるのである。流石は宿命のライバルになる男だ。

 

「U-12」日本代表に選ばれたメンバーは綾瀬川の規格外の才能に蹂躙されて、同じ年であることに絶望して大和父が想像したような「雲の上の人」として見てましたからね。ただの天才であると。同じ年かよ…（絶望）。

 

そこいくと、大和は決して手が届かない「雲の上の人」として見てない。クイック駆使したり、テンポ変えたりとむっちゃ頭使ってて「努力」してると評すのでした。

 

「U-12」代表メンバー以上に、綾瀬川の真相を把握してる。

この視点は半分正解で半分不正解かな。

 

予選・本選。決勝のみならその評価は大正解だが、綾瀬川は勝つ為に「とにかく勝負に徹してる」ような男じゃない。断じてない。甘ちゃんである。

 

お前はカスや…（12話）

 

これが綾瀬川の本質です（きっぱり）。

 

頭使って野球してる（それを努力と論ずるもの分かる）けどさ、本質が検討ハズレすぎて草生えてくる。勝負所で敬遠してヤジ飛ばされても平気な顔して後続を打ち取るような図太い男じゃねーぞ。勝負にも徹してねーぞ。

 

アメリカ戦では大好きになった代表メンバーと少しでも長く野球したいからとちょっと本気になった（頭使った）だけです。徹底してアウト取ることしか考えてなく、わざと打たせようとするカス（by桃吾）やから。

 

敬遠するのを何とも思わないタイプでなく、ものすごくガラスハートで気を使う小心者なのが綾瀬川の本質ですよ。

 

だから、公式戦の映像だけでは分からない宿命のライバル大和の半分合ってて半分見当はずれの綾瀬川評が実際に触れあってどう変わるかも注目です。

 

あとプロトタイプで2学年下だった大和は、連載版では同じ年（現時点では同じ小6）と確定しました。

 

とにかく勝負に徹してんねん。徹底してアウト取ることしか考えてへん。そういう人がぼくの代のエースやねん（40話）

 

連載版では綾瀬川と大和は同学年！

 

ただ、とくなく勝負に徹して、徹底してアウト取る綾瀬川評は間違ってる。綾瀬川は甘ちゃんで、仲良く楽しくスポーツしたいって根底しかない。代表メンバー良いやつらだったので、彼らと少しでも一緒に野球したいって時に、雀野球（雀鬼みたいな）ものが発動するだけです。

 

本質は全然違うと思うも、超本気になった綾瀬川の投球は100％理解してる。

 

巡り合った宿命の2人

「こんにちは！」

「…こんにちは」（110話）

 

宿命の2人初めての邂逅…それは「こんにちは」と挨拶するだけだった。今回の話は同じ年のナンバーワン野球選手である綾瀬川…という大和視点で描かれてるので、綾瀬川が補欠の大和に出会ってビビットきたかどうかは分かりません。

 

ただこの漫画のキモである運命の2人がついに出会った。しかも試合に出るかもしれないって引きまである。『ダイヤモンドの功罪』は綾瀬川の圧倒的才能で蹂躙して、大人も子供も狂わされてしまうってのがメインでした。

 

どんなに努力しようが、超天才綾瀬川には絶対敵わないのです！だからこそ歯車が狂ってしまう。そんな異次元天才に敗北をプレゼントするのが、読切版の大和（凡才なのに死に物狂いの努力だけで超天才に勝つ）です。

 

大和～2試合目！（40話）

 

イガが何か次の試合に出るかもしれない振りの描写があった（投手と違って捕手が変わる理由は分からん）。そんで、大和まで「2試合目！」と明智（枚方ベアーズの捕手…おそらく中1）から言われて試合に出場する前フリである。

 

さらに足立フェニックスのエース真夜は調子が悪いようで、既に1試合目途中で62級投げてる（リトルは1日85球までって制限ある）ことが明かされてる。

 

綾瀬川が投げる前フリ十分すぎんだよね！

 

足立フェニックス・リトルのエースは真夜ですが、調子が悪いようだし球数も放ってる。チーム2番手投手が綾瀬川かは分からんが、投げる事になるのだろう。というかここで大和と対決しなきゃねぇ…。

 

 

綾瀬川VS大和待った無しである！

ご褒美に敗北をくれるのか？

28話

 

超天才…ゆえに孤独！

 

これが綾瀬川の全てなんだよなぁ。圧倒的才能で他者を蹂躙しまくったからこそ、手加減しなきゃ競技にトラウマ植え付けちゃうんじゃないか？良かれと思った仲間の為のプレイもドン引きされてしまう結果…。

 

純粋に優しい子なのに、ヤバい才能によって、全ての歯車が狂ってしまうのである。救いが無さすぎる…。

 

前代未聞の超天才とそれに振り回される他者でしか無かった。もしも、孤独な綾瀬川を救える者がいるとしたら、ハンターのネテロ会長の言葉を借りれば「感謝するぜ！お前と出会えた！これまでの全てに！」のような相手でしょう。

 

全力持っても尚、敗色濃厚なヤバイ好敵手です

 

まわりの人間関係のみを気にして野球してきた綾瀬川に是非とも教えてあげて欲しい。はじめてをプレゼントしてあげて欲しい。野球地獄というか「楽しく無かった」（未来描写モノローグ）を真の意味でレクチャーして欲しい。

 

「ゴーストライト」冒頭

 

綾瀬川に必要なもの…それは「全霊をもって臨むこと」「敗北」です。これまで小手先の仲間との関係をスムーズにするために全身全霊でやった事もありかもしれませんが、彼には誰も「敗北」を教えてあげれませんでした。

 

読切版を踏まえれば…、ついに超天才の綾瀬川に「敗北」ってプレゼントがもたらされそうで、めちゃくちゃ盛り上がるよね。熱いよね。

 

スバラシイ…

綾瀬川はホントに優秀な才能を持ってる

ご褒美に敗北をプレゼンチしよう

 

現状の綾瀬川は有り余る無敵の才能で「敗北」を知らなかった。だからこそ、バキ死刑囚編のように、お前がこれまで出会えなかった強者を出会わせてやるみたいな状況ですよ。

 

プロトタイプでは綾瀬川にご褒美の初めての敗北を教えてくれる大和と出会って、試合で相対しそうな雰囲気！ヤバすぎるだろ！

 

巡り合ってはいけなかった！

 

巡り合ってしまった。足立フェニックスの先発は1学年上の真夜＆武流のバッテリーでしょう。大和は変わらず補欠要員なのが見て取れ得る。巡り合ってしまった。

 

試合で相対するのだろうか？綾瀬川に敗北をプレゼントしてくれるのだろうか？超天才と超努力の2人が宿命っぽく会った。両者が試合に出てディスティニーが起こるのだろうか？要チェックやで！

 

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