『ハンター×ハンター』No.388◆思案
すごい文字数だ…。
サブタイトル通り各陣営の思案がテキストとしてツラツラと述べられています。各自のモノローグの文字の多さは流石に笑ってしまう。
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No.388◆思案
神の視点を持つ我々読者はそれぞれの「思案」を合ってるとか外れてるとか近いなって楽しめばいいのでしょう。そういえば以前、グリードアイランド編で4ページ丸々使ってカードの説明をした事がありました。これについて冨樫先生は以下のようにおっしゃってました。
あれはでも、僕がカードの内容を考えたのを伝えたかったんじゃなくて…。プロハンターがあの内容を1時間以内に覚えることのスゴさというか、職業としての大変さを伝えたかったんですよ。
今回も同じでしょうか。
ハンターや私設兵の頭の良さを伝えたい!(知らんけど)
バビマイナとヒュリコフ
操作されてない
□ヒュリコフとバビマイナの二人はクラピカの策略にうまく使われてしまった格好だ。習得した念能力が本物で、かつ操作されている危険がないことを保証する役目になっている。
□念の講習を受けている対象者にダメージを与えず精孔を開く方法の可能性として、操作系で半強制的に開く方法と、特質系による方法があることが語られた。
>コメントより
バビマイナ&ヒュリコフは、状況説明の狂言回しの役割にもなってる。もちろん2人の推察は的を射てる頭の良さも分かる。
無理やり精孔を開くには受講者はまだ修練不足で、可能にするには操作系能力で半強制的に開く方法。ヒュリコフが、ロベリー(カーちん従者)とシェジュール&ユヒライ(ハルケンブルク私設兵)を能力者判定してましたしね。
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ただ、操作系能力で半強制的にすると使い手のオーラが混じるそうです。もしクラピカのオーラが混じればヒュリコフは100%分かるそうな。同時にクラピカは特質系なので、「能力発動の副産物として被攻撃者が念に目覚める」まで推理してます。
神の視点を持つ僕らは、クラピカの能力が非能力者に使えばムリヤリ目覚めてしまうことを知ってます。ヒュリコフの推測の凄さが分かります。実際、他の人が狙っているような企みもなく、クラピカは膠着状態を狙ってますし。
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水見式を受ける順番
テンフトリ(第3王子私設兵)
水見式の経緯が漏れた場合は念講習を中止する、という宣言を行い、より上位の王子の警護兵の方が権限が強いことを利用して、第三王子警護兵テンフトリの能力開発をラストにすることで念講習と水見式を最後まで行う、という作戦を行うことがマオールの予想として語られた。これはハシトウのセリフから事実であることが確認できる。
>コメントより
水見式の最後は第3王子私設兵のテンフトリ。
これは部屋の中の水見式を喋らない箝口令を違反したらその場で講習を中止するがよい意味で効いてますね。上位王子の護衛が自分だけ念能力者になり、意図的に違反して中止を抑止になると。
ビルの能力「球根(ハルジオン)」
対象物の成長を促す事が出来る
種があるのは説明に加えて非攻撃者(能力目覚めた者)がその場でビルの能力を使う効率重視ですね。ドリフィンセットは一度セットしたら使わず破棄は不可能ですから。上書きはできるがそれだと効率悪いし。「ビルの球根借りる→対象者に移す→使う→戻る」と。
で、今まで謎だったビルの能力が判明。
強化系能力者で補助型。「球根」(ハルジオン)という名で、対象物の成長を促す事ができます。種から芽が出て植物の成長を早める効果がありますね。マオールとの会話で人間の成長にも効果があるようなことが示唆されてます。
人に使うと、念能力の成長にも可能だそうな(老化も早めるかは知らん)。「未修練者に対しては効果が弱い」ということですが、裏を返せば念習得者に使うと効果がある言い回しである。もしも効果が抜群なら戦闘には向かないでしょうが、かなりチート的な能力な気がする。
具体的に念能力の成長にどれくらい効果あるか分からないので何とも言えませんけどね。植物を成長させる(年齢上げる)はどう役立てるかわからんけど、念能力まで成長できるビルの能力はかなり重宝できそう。
未習練者には効果がイマイチは分かったが修練者への効果がはっきりしないのがもどかしい。ビルがいればカムバック!ゴンさん!あるで(※多分無い)
破滅への導火線…?
ビルの懸念
おそらく普通に王位継承をすれば第一王子のベンジャミン軍団が圧勝したでしょう。クラピカは念能力を広めることで容易に手が出せない膠着状況を作り出すという戦略は現状ベストであることは間違いないが…とビルは一つの懸念をしています。
それは力を持つと人は容易に変わってしまうという点。下手したら念を教えた講習生達にやられてしまうのではないかと心配してます。ミザイストムがNo380で懸念してた「破滅への導火線。想像以上に短い…そんな気がする」に繋がりそうですね。
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クラピカは2週間である程度の念能力者にさせ、この講習を第2回、第3回とやる予定の様子。5週間かけて新大陸(仮)ってスケージュルを考えれば膠着状態で着けるが果たして…。
力を持って変わる事もあるし、クラピカと念能力者の私設兵がいない各王子の思惑が一致しても、ナスビー王は絶対にそれを良しとしないだろうし。上層部もきな臭くなるのは間違いないでしょう。
サトビも目覚めてる
サトビのオーラ
マオールの水見式のあと、「あと数名、水見式にたどり着ける」とクラピカが言ってるんですが、その後の絵でユウリだけでなく、サトビの体からもオーラが出てます。航海9日目で念が覚醒したのは、三名ではなく四名のようですね。
>コメントより
ラジオラス(フーちん従者)、マオール(ツベッパ私設兵)、ユウリ(カーちん従者)の3人は作中で念に覚醒した水見式が描かれています。で、「今日はここまで」のコマでサビトの体からもオーラが出ていました。
これは描かれなかっただけでサトビも水見式やったって認識でいいんだよね。
出向9日目で、クラピカの講習で念能力に目覚めた者はラジオラス、マオール、ユウリ、サトビの4人。修行過程者故にオーラが溢れてしまっているという描写でしょう。素人故のオーラです。
同時に、No372で隠れ能力者(暗殺者)はオーラを上手くカモフラージュしてて「未習得者のそれそのものだ」と語られてましたので、サトビの水見式シーンとヒュリコフの反応を丸々カットしたのも逆に臭さ全開である。
暗殺者はムシャホかサトビか?
サトビ&ムシャホ
「11人いる」(サイレントマジョリティー)で次々と暗殺していた犯人。私は以前、暗殺者はサトビかムシャホが怪しいと思いましたが、あれから今回までのそれぞれの言動やモノローグでもうこの2人のどっちかで確実と言っていいでしょう。
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ムシャホはサレサレが天に召してしまった為に、講習会に来なくなってしまいました。モモゼちゃん暗殺犯だったタフディーもスィンコスィンコ王妃所属兵だったので、ムシャホが隠れ能力者だった可能性はいまだに高い。
サレサレは死んだが今でも公表されていません。唯一の子供が亡くなり王位継承戦から脱落したスィンコスィンコ王妃が今後どう動くのかって点も注目ですね。
ムシャホが犯人って可能性が一番高かったのですが、今回あえてサトビの水見式とヒュリコフの反応を描かなかったので、サトビの怪しさも増し増しになったでござる。念に目覚める過程を演じたようにも読める。で、素人と同様のオーラが溢れてる結果のみ描かれたと。果たして暗殺犯は?
第2王妃の兵はカミーラ様の手駒
ツベッパ
・サレサレの監視についてた第2王妃の兵隊経由で1008号室の話を聞けないだろうか?この際、姉(カミーラ様)に話が漏れるのは仕方がない
・第2王妃所属兵と私が接触するのはリスクが高い!
・母が姉に相談もせずに判断するわけがないから…
ツベッパはサレサレの死に気づき、状況を知りたがってます。サレサレの部屋にいた第2王妃の兵隊に話を聞きたいが、それだとカミーラ様に筒抜けになってしまうそうな。ドゥアズルはカミーラ様の言いなりのママの様子。
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下位王子の監視してるドゥアズル王妃所属兵はカミーラ様の手駒って感じですね。ここで気になるのはサトビはルズールス(第7王子)の警護で念講習に参加してる形ですが、肩書は「ドゥアズル王妃所属兵隊長」という点。
ルズールスの「私設兵」じゃないんですよね。サトビはルズールスでなくカミーラ様の為に動いてるっぽいんですよね。今回読んで、暗殺者はサトビの方が可能性高いかなと思ったり思わなかったり。
リハンとバルサミルコ
バルサミルコ
リハンの笑いが込み上げてくるぐらいクッソ長いモノローグ。しかも間違ってるから脱力してしまいます。ザックリ言えば、ツベッパよりハルケル狙った方がいいんじゃね?ハルケルは側近か守護霊獣が操作系能力でシカクを自死させた…というもの。
その能力判定は間違ってると考えるバルサミルコ。神の視点を持つ我ら読者は、リハンの「操作系能力でシカクが操られた」が前提から間違ってる事を知っておりますので、バルサミルコの優秀さが際立ちますね。
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しかし、バルサミルコの思考もよく分からない。
ヒントはある…!シカクは操作系の能力者…そこから答えを手繰れ!!…それにしても操られていないとすれば、シカクの意思で死を選択させる能力とは何だ…!?
・シカクは操られてない ← 合ってる
・その理由は「シカクは操作系能力者」だから ←?????
確かにシカクは操作系能力で操られたのではなく、人格を乗っ取られたが正解です。しかし、操られてないと判断した「シカクは操作系能力者」というのはどういうこっちゃねん?操作系能力者だと他者から操作されないの?そんな設定あったっけ?
ちょっとバルサミルコがシカクが操られたわけじゃないって判断した思考回路が理解できないでござる。
追記
操作能力は早い者勝ち(No226)
No.226でシャルナークとキメラアントの戦いで操作能力は、先に他の人の能力によって操作されてると効かないってやり取りがありますね。「操作能力は早い者勝ち」であると。
シカクの「遊戯王(カルドセプト)」は自分自身を操作する力だったならば、バルサミルコの推察も成り立つのかな…。
4度目の雷鳴
4度目
10日目午前11時30分。
クラピカは「4度目の鳴動…!!」と初めて数を述べました。ハルケンブルグ陣営の出す鳴動は通算で4度目ということは、No375でモモゼちゃんにお祈りした時と守護霊獣の能力発動3発で計4度になるかな。
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1度目、モモゼちゃんにお祈り(375話)
2度目、シカクに撃ちスミドリの人格入れる(382話)
3度目、何かの実験をやった(386話)
4度目、10日目午前11時30分に何かやった(388話)
3度目と4度目の「雷鳴」の詳細は不明。おそらく、誰かに撃って人格を入れる実験の検証をしていると思われますが、シカクにスミドリの人格入れた以外はまったく明かされていません。ハルケンブルグは一体何やってんだってばよ!
ベンジャミン陣営だけでなく、他の陣営もハルケルやべーって気付きつつあります。うーむ、ハルケルがどう動くがまだまだ全然分かりませんね。楽しみです。でも、後2週でバイバイしそう…(´・ω・`)。
コメント
ビルの能力はビヨンド勢らしいサポート能力だなーと思った
いいキャラだから死なんでほしいところだが…
>「シカクは操作系能力者」だから ←?????
根拠は弱いけど手練(っぽい)の操作系能力者が
自身をみすみす操作されるようなヘマはしないという発想かなぁ
操作系能力者は自身が操作されそうになった場合の対策持ってるのもんなのかも(アンテナ刺す的な
暗黒大陸のサバイバルで活きるよね。
植物の種持ってれば食糧に困らないし。
寿命延ばす米や万病に効く香草も取った瞬間大量生産できそう、ルートによるけど
暗黒大陸の生態系も卵から育てれば家畜化できる生物もいるかも知れないし
ビヨンドは植物を得たけど持ち帰ることに失敗してたから
ビヨンドにとってはビルはかなり有用な人物だと思う
また妖怪マネコメが現れてるのか
考察できる人を見てあこがれてやる「なりきり」行動の一種なんだろうが
それ不気味だからやめとけ
操作系がより強い操作に上書きされるのは
シャルナークとキメラの時にあったので
操作系だから操作されないは
念能力のルール的には無しかと。
カルドセプトの能力って話だと別ですが
より強いではなく早いもの勝ち(すでに操作されているものは操作できない)ですね
カルドセプトは自分自身にも何か操作をする能力だったってことかな?
それそれ
シャルナークも、ウルトラマンみたいな見た目の蟻に先に操作されてる虫を操作する事はできなかったからね
それで、その蟻に操作されそうになって自分にアンテナ刺して操作した
ちょっと追記しました
操作系は早い者勝ちなので、同じ操作系への対策が取れるため、まず操作されることはない感じですね。
ホント、リハンは考え事が好きだなw
最近のハンターは長ったらしい考え事をする奴が多いけど、リハンはその中でも別格
読むのに少し時間が掛かるわ
実は、リハンが推測してるシーンはまるごとカットしても物語に影響はない、ってのが、以前ジャンプ掲載時にまるごと心の声が欠落した事例で判明してしまったけどな
あれはたぶん、「冨樫またやりやがった」みたいな、作品に極端な特徴を出すスパイスとしての目的でやってると思うんだ
カルドセプトはどうみてもカウンターっぽかったけど、カード化した能力を自分にエンチャントする(自身を操作する)感じの能力だったのかな?って思ったら追記されてた。
ドルフィンと被るけどなあ
成長を促すって要は回復系の能力だよな、ビル便利そう。
ニトロ米や錬金植物メタリオンなど、暗黒大陸に生えてる貴重な植物を成長促進させ、タネを収穫して持ち帰る、みたいな役目だと想像した
生えてるのをそのまま持って帰ると枯れるのは前回のビヨンドの探検で起きてるので、そこらへんの対策要員なんだと思う
ゴキブリを成長させてテラフォーマーズにしてたらツェリの念獣にやられなかったかもしれないのに。。
通気口に収まらん
人間並みの大きさのGって、もはやキメラアントだろそれ
マジレスすると、テラフォーマーな
テラフォーマーズだと作品名になるから
それと、もう1つマジレス
テラフォーマーは成長じゃなくて、進化
ゴキが成長してもゴキにしかならん
ゴキをつがいにして500年分進めれば可能だな
数が増えて船が埋まる気はするが
またマジレスするけど、それも無理
あれはテラフォーマーズ世界の火星じゃないと起きない進化だから
ただ五百年で進化した訳じゃない
作中でも、散々あり得ない進化だと言われてるからね
あれは、ラハブが関係した普通では起きない進化なんだよ
マジレスするが、ハンターの感想でテラフォーマーズ語られてもな
ハルケンの鳴動ってハルケンが何か決意したり祈ったりした時だよね。
死んだモモゼへの祈り、継承戦参加の決意、実験のため自殺を命じた部下への祈り。
この4回目はサレサレへの祈りの可能性も…?
正確に言えば、ハルケンと部下達が意思を統一して祈った時だな
カチョウとサレサレが死んでるから5度目の鳴動までは何も無いかもしれないなあ
ムシャホが暗殺者だと考えてます。
結果的にサレサレが死んだので、強制発の水見式をムシャホがやらなくて良い流れになりましたよね。っていうか、サトビが犯人なら水見式の茶番まで頑張れるだろうか。と思ったり。
あと、脱落したボディーガード(ムシャホたち)って、この後どうするんだろうか。違う王子に情報っていう手土産に売り込みとかあるんだろうか。……なんか、将棋みたいだ。
ムシャホは王妃所属兵だから軍人だろうし(第一王子私設兵が正式な軍人として王妃所属兵と交代できる、という所から)、王妃自体を警護するか、他の任務に回されると思う
もしムシャホが暗殺犯だった場合は、他王子や王妃の兵を殺してる関係上、あまり手柄を主張できないんじゃないかな
1014号室の警備のうち、ツチボッコが殺してない警護兵が所属しているところにだけ、移籍が可能だと思うんだ
この暗殺者の所属が推測可能になってしまうせいで、あの生き残ってた二人の所属が語られないのだと思う
破滅への導火線は旅団ですよね。
能力者が増えたことで逆に早く短くなると。
せっかく作った膠着状態を旅団に壊されたらクラピカおかしくなりそう。
対モレナ戦、というところで考えると、ツェリとクラピカと旅団は利害が一致するんだよな
意外な共闘があるかもしれん
関係ないけど、ワブル王子って本物なのかな?
守護霊獣が姿を現さない=偽者の可能性もあるよね
面談の時に継承戦の拒否は許されないとは言ってたものの、最後に大切なことに気づいたとの発言から、王族の振る舞いよりも生き残らせることを第一優先しそうな気がする
ちなみに継承戦前に候補者が死亡した場合は中止になるけど、参加しない候補者がいたとしても中止にならないからありえそうなんだけど
継承の儀が始まらなくなりますよ?
継承戦参加資格を有するのは「国王ホイコーロ・ナスビの正室の子であること」と「BWに乗船し出航セレモニーに参加したもの」
継承戦中止条件は「セレモニー前に候補者のいずれかが死亡した場合」
継承戦の正式な開始は「BWが出航する際の長声一発がなり終えた瞬間」
どこにも全員参加が継承戦開始条件とは書いてない
つまり偽者でも継承戦は問題なく開始されます
ワブルは参加してませんでした、ってか?
それだと、継承戦が始まったとしても、物語自体が始まってないのと同義だからダメだろう
オイトの覚悟、命がけの護衛、殺された者たち、が茶番ではなぁ
ついでに言うと、継承戦不参加でも王子は殺される、と思っていいだろうよ
そのへんの詳しい事情を、銃殺されるイメージ画像を背景にして、オイトが語ってたろう
血を入れたやつと別の奴が参加できると思ってんの?
それは可能だな
条件をよく読み返してみると、壺の儀式は参加資格と関係ないことがわかる
この参加条件に合い、なおかつ壺の儀式を受けていない王子が船に乗っている可能性は、ゼロではない、というのもわかるだろう
この意味では、着眼点はなかなか面白い考察ではあるんだが、それがワブルが生き残るかどうかには関係ないのが残念なところだ
サレサレ王子が死んだの確定だけど
王子の念獣は感染タイプの能力だったから
晩餐会でクソラップ披露してたら
歌詞にもよるけど暴動が起きてたんだよな。
そう考えると世界が変わる事は無いって
嘲笑じゃなくて本気にしてたかも知れないね
サレサレの霊獣は、能力の効果が出るまで結構時間が掛からなかったっけ
文字だけのページ部分がSNSなんかじゃクローズアップされてしまったけど
相当読み応えがあって面白かった。
特にリハンの能力・そして私設護衛軍の推察とクラピカの能力の噛みあわせの悪さ。
だからこそ周りが手をだせないというロジックが美しさを感じるぐらい。
これだけ大勢のキャラがいて、緻密に個々人の動機と理由付けがされた上でキャラが行動しているのだという凄さは、チープだけれどやはり富樫は天才だなと思ってしまう。
あと一気にビルへの読者の想いが強くなるような2ページほどの会話劇のうまさ。
ビル、生き残って欲しい。
ビルの能力がまた、クラピカのイルカの能力の制限をいい感じにごまかしてくれてる、ってのもうまい使い方だと思うんだよな
成長促進できるビルの能力だから念が開発されたのか、とか、借りた能力を何回使えて、自由に取り戻せるのかどうか、みたいなところが、読者にはわかっているが水見式の体験者には推測できない、ってのがよく考えられてると思う
掲載ペースが上がるなら、絵描かずに小説形式での連載でも許す
その場合、誰か解説の絵を描いてくれる人が欲しい
はっ?!作者が絵も描けばいいんじゃないか?!
ビルが必要と感じている、継承戦で戦いになった場合の奥の手とは、言い換えれば「クラピカ陣営の勝利条件とは何か?」を探って達成する方法、ということだ
継承戦が進んで他陣営から戦闘を仕掛けられた場合、戦力的に最弱クラスの陣営が生き残れないのは確実だろう
継承戦の定義に沿えば、「生き残った唯一名が正式な王位継承者」なのだが、この言葉の解釈が幾通りか可能で、それを考える事も参加者にまかされている
どんな解釈が可能だろうか?
・王位継承者ひとりが生きていて、他は全員死んでいる
文字通りの解釈だが、これはカミーラが王に確認しに行った時に、否定とも肯定ともとれる説明を返されている
この解釈以外でどういう状況があるのか、が下位王子たちが生き残れる可能性につながっている
また、殺すのが難しい候補者が居ることから、この解釈だけでは継承戦の終了自体が困難になっていて、他の状況で終える必要が出てきている
・生きてはいるが残っていない候補者は負けとする
「脱出」がこの解釈に相当する
船から逃さないシステムはあるが、あの念の手を振り切って脱出できた場合はそのまま生存可能となるかもしれない
・候補者が、社会的な死、法的な死、に相当する場合では生き残っていないとする
あからさまに犯罪を犯し、死刑に相当する犯罪者になって拘束された場合などがこれに相当する
・継承戦を破壊もしくは中断させた場合、生き残り判定そのものが失われる
これについては、そもそもこの状況も想定されていないとおかしいので、何かしらのルールは設定されているのだろう
暗黒大陸(仮)到着の後に、建物内などを開催場としてやりなおしになるのか、それとも何か採点のようなことが行われるのか、あるいは蠱毒らしく最後は念獣同士で決定戦をやるのか
クラピカはこの可能性を考えているので、切り札があるとしたらこの系統だろう
ただ、実際に継承戦が中止になった場合にどうなる設定なのか、知っているのが王だけであろう事が大きな難点になっている
もしこの方向に進みたいのであれば、まず王、あるいは念獣からルールを聞き出す必要があるだろう
この意味では、喋れる事が確認済みの、カチョウ念獣、ツェリの馬念獣が今後のキーポイントとなってくる
冨樫先生の文章がいかに読みやすいかがよく分かる
冨樫先生のは、挿絵も少し付いてるからな
念獣の死亡がリタイアの条件ってのがメタ的にはありそう。
本体が死んで念獣が消失、本体が死んで生き返る、念獣が先に死ぬ、本体が死んで念獣が残ると色々パターンを見せているところが意味ありげ。
「蠱毒」という説明が二度もあったので、王子たちに念獣を育てさせて強化するのが最終目的か?と思っていたら、あっさりプレデターに食われたのは意外だった
リハンなどからの攻撃によって念獣を失っている王子が、それでも最後に生き残って王になる、というシチュエーションも考えられなくはないのだけど、その場合は念獣が憑いてないまま王になるのか、それとも他の念獣を集めたものを憑けなおされるのか、と、細かいところだが謎はあるな
すげー読みにくい書き込みだな
やっぱプロってすげーんだな
今回の冨樫先生の小説に文句言ってる場合じゃないよな
読者も文章力を鍛えなければ
仮にこのレベルの文章を誌面で読まされたらキレる
これな、コメ欄では複数の改行が消える、という仕様になってるせいで、見た目がツメツメの黒々になるんだよ
隙間がどこも一行しかないから、章とか節とかに分けられないんだな
スペース+改行、で行を空ける小技が必要だな
こんな感じでどうかね
単純に、文字数が多すぎる
いや、それオレに文句言っても仕方ないだろ
お前、下の会話できないヤツか?
(なんか誤解されそうな表現になったので)
下の、は、2つ下と3つ下の枝、の意味ね
最近ここで、会話にならないコメとか、すぐ上のコメを真似したコメとか、謎の書き込みを見るんだが、同じ人なのかな?
文句を言った訳じゃないですよ
最初のコメントを見て、思った事を言っただけです
読みにくいのは改行とかじゃなく文字数が多すぎるだけではと
ふーむ、単純に文字数が多いと読みづらい、って思った訳か
軽い小説でも一冊あたり10万文字くらいはあるんだが、それが読みやすいかどうかは文字数とは関係ないと思うなぁ
ビルが良いキャラになったよな
ビルが真っ直ぐなヤツだ、というのがわかる、いいエピソードだったな
基本、男にはツンツンな対応するクラピカが、柔らかい表情を見せてるのも印象的
芽生えたばかりのハルケンブルグの操作とシカクとでは実力は雲泥の差、負けるはずないって驕りだろうか
違うだろ
今回のバルサミルコの思考は、念のルール的に考えてって感じの思考だったし
そもそもそんな実力とかの話は、能力とか状況を考える時にはあまりしないだろう
念の戦いに『絶対はない』からな
操作系は敵に操作されそうになったら自分を自分で操作すれば負けはない
つまりハルケン念獣もハルケンも操作系一本じゃないことが分かる
そこはシカク自身が相当ツッコんで考察してただろ
念獣自体は強化系、ハルケンの影響を受けて操作系も付与、ってな
バルサミルコの思考というより、シカクの報告だな
それをリハンが知ったら能力弱体化するから言えないんだよ
気付け!って感じだな
会話が噛み合ってない………?
今回マオールさんにゴキブリの件でビルが操作系だと嘘付いたことがばれたわけだが、特に言及なかったな
けっこう鋭いんだよな、マオールさん
だからこそクラピカから見て、どう行動するかの予想がしやすいとも言えるんだが
ゴキブリ操作については、モモゼの死の際にオイトが叫んだ時点で、ああこれはオイトの能力だったか、と認識してると思う
能力が複数の可能性も排除出来ないし
「系統」の話だぞ
能力は複数かもしれないが、系統はひとつだ
以前は操作系って言ったのに、いま強化系って言った、ということについてマオールがどう思ったか、という話をしてるんだよ
能力が操作系に属するとしか言ってないぞ
「彼は操作系の念能力者」とはっきり言っている
なあ、最低限、読み返す事くらいはしようぜ?
オーラが操作系とは言ってなかったんやね
ゴキブリの時とは状況が変わってるからね
少なくとも今回のことに嘘はないわけで
わざわざ遡ってことを荒立てる必要性を感じないのでは
おお。鋭い。
念の概要が把握しきれてないから黙ってる。
念能力のスゴさに驚いて頭が回ってない。
そもそも富樫が忘れてる。
前回のは嘘だと分かってる。
とかかなー。選択肢的には。
オイトがモモゼ暗殺を離れた部屋から察知した、というかなり重大な事件を忘れてるぞ。
オイトが王妃という地位にあるせいで追求されなかっただけで、あれは警護人たちにとって「念」で撹乱が可能だ、ということを強く認識する事件だった。
オイトが、その策略より他王子の事を案じた心情に、心を打たれたのはバビマイナだけではない。
他のコメントでも似たような事があったんだが、この事件を「読者が」忘れる傾向があるようだ。
マオールがあの事件を忘れるはずがない。何が起きたのか理解しているから不問にしているのだ。ましてや作者が忘れるなどと。
最初にこの項のコメしたものですが
王妃が叫んだあのとき、同じ部屋にいた別陣営の兵士はバビマイナとサカタだけ
他王子の事を案じた王妃の心情も聞いたのはその二人だけ
それ以外の連中は叫び声は聞いても、部屋の壁や扉の薄さ次第だが内容はどれだけわかったか
更に言えば、そもそもモモゼ王子暗殺の時点でマオールさんは1014号室にいなかった可能性がかなり高い
正式な命令で警護や監視に来ていたバビマイナ、サカタハシトウ、スラッカらと違い、マオールさんはあくまで念についての情報を得に来ただけ
とりあえず念についての話とデモンストレーションが終わってクラピカが王妃の警護で寝室に引っ込んでるのに、マオールさんが残っている理由があるだろうか
その後の念講習も警護の連中以外は1日2~3時間通うだけなわけで、このときのマオールさんも同様と考えるべきかと
368話扉絵の人員配置図でも、1014号室にマオールさんだけ書かれてなかったからね。これは1014号室の図が途中で切れてるから絶対とは言えないけど、いるんなら富樫先生が書かない理由がないと思う
いや、叫び声だけでなく、「モモゼが殺される」って騒いだろ
そして、それが真実だったことはすぐわかった
ことが王族の殺人事件で、自陣営にも直結する出来事だ
警護兵の隊長クラスが、そんな極めて重大な疑問を放置しておくはずがない
見えていることしか起きてないと思ったのか?
誰でもわかることは省略されているんだ
作者の想定に読者の理解力が追いつけないと、あの物語を読み解くには辛いだろう
「他人から見てどう思うか」を詳細に想像する事が必要だな
……いや、オレが少し間違ってたようなので訂正
第三王子陣営(サカタ・ハシトウ)と第五王子陣営(マオール、ロンギ)に渡す情報が同質であるため、モモゼの死の状況をマオールが知っている、いう前提で話をしてたんだが、この前提は必ずしも正しくないようだ
1014号室にマオールが居たかどうか、ではなく、モモゼが暗殺されたという情報が第五王子陣営に伝わる経路があるか、が問題なんだが、そこが不確定だったな
ビルの意見では、モモゼの死が念講習への参加者を増やす、となっているが、セリフがそれだけで詳細がわからない
マオールは、モモゼの死を知っているとも、知らないとも、現時点ではなんとも言えない、というので合ってるようだ
モモぜの死が広まっているか、疑った事がなかったんだが、よく考えると微妙な話だな
だがマオールはモモゼの死を知ってるんじゃないか?
1014号にくる時、厳重に閉鎖された1012号室の前を通るので、嫌でも目に入るだろう
マオールがモモゼの死を知っている、と考えられる状況証拠がもう一つあった
ハルケンブルグがモモゼの死を知っている、ということだ
念の講習会でクラピカ側から話したのでなければ、他に知る機会がない
モモゼの死を知っているのが全ての陣営なのかどうかはわからないが、少なくとも協定を結んでいる第三、第五、第九王子には、モモゼの死の状況は伝わっていると思っていいんじゃないか?
また逆に、あの事件でマオールはクラピカの事を「策士」だ、と認識したんだな
念の講習に終始懐疑的な態度だった原因のひとつなんだろう
それだけに、水見式で念が真実だとわかった時には反動として、信頼度が大幅に上がっているのもわかる
あれだけ多くの登場人物の行動に、それぞれ理由があるのがハンターハンターの面白いところだな
モモゼ暗殺をツベッパが知っているという直接的な描写が作中にない、というのが意外だったので、ちょっと整理してみる
細かい話だが、こういう所に伏線があるのかもしれない
間接的な描写(状況証拠)はこの枝でも2つ出てるな
それから、クラピカの念講習会ではたぶん経緯を説明したんだろう、と思われるセリフ(二日目の講習の後でクラピカがユヒライに「先の騒動」としてオイトがモモゼ暗殺阻止を優先した話をしている)もある
だが、マオールに話したのかどうかが直接わかるシーンは今のところない
王子の死を隠して開催される晩餐会でわかるように、公には王子の死は伏せられている
モモゼの死を直接知ることができた陣営は、警護していた六人の兵が暗殺容疑で提訴されたことで知ることができる王妃とその王妃が肩入れしている王子、つまり第一、第二、第三、第六、第八王子と、それから提訴した当事者である第七王妃(マラヤームには伝えていないが気づいている)、そして発見者であるオイトの陣営、ということになる
つまり、第四、第五、第七、第十一王子は、モモゼの死を知らない可能性がある
それぞれの王子の様子では、ツェリードニヒやルズールスやフウゲツは、モモゼの死を知ったような切実な感じがなく、のんびりしているようにも見えるな
マオールちょろい
嫌いじゃないよ、こういうおじちゃん
リハンがやってる予想では、ハルケンの念能力が覚醒した、という情報が抜け落ちてるよな
「念獣か側近が操作系」って考えてるので、ハルケン自身が操作系だと知らないようだし
そこはプレデター育てるのには関係ないから、バルサミルコも教えてやれよ、という気がする
ツベッパちゃん洞察力とか考察力みたいなのすごそうなんだけど、上の3人は醜悪過ぎるって言いながらツェリの醜悪さには気がついてないのかな?それともあえて気がつかないふりなのか。
実は惚れた弱みというやつなのでは
もしくは油断させて後ろからでしょうね
カミーラとは母も同じで実の姉妹じゃなかったっけ?
実の姉だから必要以上に険悪なこともある。
まあツベッパも女なんでマッチョやチビオッサンより見た目サッパリしてるツェリのほうが好み、てのもあるかもしれんが。
ツベッパが女だって今ここのコメ見て初めて知った…
ツェリードニヒは連続殺人者としての面をいっさい外に出してない、という事だろうな
(そんな面がバレた時点で「こんなの王にするな」と国民だけでなく王族からも大バッシングだろう)
だが、その趣味を除くと、王室批判派のハルケンブルグからも認められているというくらいの、知性と才能にあふれた有能な人って印象なんだろうな
同じように王室を批判するツベッパが共闘を持ちかけたことから、ツェリードニヒも普段の言動は現王室に批判的なんじゃないかな?
まあ確かに連続殺人なんて超ド級のスキャンダルだね
既出かも知らんけど、クラピカ陣営の奥の手って、ビルの能力でワブルを成長させることの気がする。
成長を促すって、人間の年齢を進めるまでできるのかな?年齢を操作できたらめちゃくちゃ強いというかレアな能力な気がするけど
年齢?
言ってるのは体の成長だろ?
どんなに成長しても年齢は変わらんよ
代償払うことでゴンさんがあっさりやってるからな
そんなにレアな能力ってわけではないのでは
どうだろう
二度と念が使えなくなるって制約でやった事だからな、あれは
それにアルカがいなければ死んでた可能性すらある制約だったし
まあ、あれはただの成長じゃなくて限界まで修行した結果を先取りしたというとんでもない能力だけど
>「破滅への導火線。想像以上に短い…そんな気がする」
これに関しては旅団やヒソカなどの1層への乱入を暗に指してるんじゃないかなと
念に目覚めたばかりの能力者では継承戦を左右するほどの驚異的能力を会得するには
まだまだ時間かかるだろうし、そう考えると旅団達の乱入こそが破滅そのものに見える
マフィアのそこそこ腕の立ちそうな中華系っぽい奴が
「あいつら(旅団)が1層に行ったら全てが崩れる」と言ってたし
いい感じにクラピカサイドの思惑が上手くいってるから尚更全てをぶっ壊す
最凶のトリックスターとして旅団&ヒソカを1層にぶち込むのはありえる
リハンの考察によるとこの状況だと初心者でも上級者の脅威になりえるようなメタ能力に目覚める可能性が高いらしいぞ
狙われてる王子の護衛という強い目的意識が影響する
モラウさんも欲求にまっすぐなら必要な能力を短時間で身につける才能につながるって言ってたしな
念は精神に影響を受けるからな
ヤマカムさんが書くかな、と思ったのに触れてない事
▷サレサレ、Youtuberだった
病気で倒れたらそれを配信する、って逸話、ヒカキンだよな
死んだ後、どこまでネタを提供してくれるんだ、サレサレよ
今後もサレサレについて各王子がひとつずつネタを語ってくれるんだろうか、と期待
人気者になりたい、というサレサレの願望がよくわかるエピソードだと思う
どのくらい登録者数がいるんだろうな、サレサレチャンネル
庶民には不可能な高額な買い物ができるので、開封動画とかでそれなりに人気はありそうなんだが、そんなのばっかりだと政治的な志がないことが国民にバレてしまう気はするな
ラジオラスには頑張って欲しいが……
性格がおとなしめすぎるのがな
念は精神に影響を受けるものだし
頼むから、フーちんを上手く護れる能力を目覚めさせて生き残らせてくれ
現状ではあまりにも敵がチートすぎて絶望しかないが、念に絶対はない筈だ
頼むぞラジオラス
大丈夫。
4度目の鳴動、実はラジオラスだから
「食事の時間を知らせる能力」とかかな?
ビルの能力は未だ不明のノブナガの能力の暗示ですね。
強化系なのに弱い、円の範囲が狭い、強力な強化系能力者と組ませると強い、という三点からノブナガも他者の能力を強化させる強化系能力者なんでしょう。
旅団の戦闘担当のノブナガが弱いわけないだろ
強化系かどうかにかかわらず、だ
ビルが円使ったか?戦闘中にサポート役をするなんてまったく語られてないわな
説得力なさすぎ。
円の範囲が狭いから弱いってアホか
そんな事言ったらキルアはザコじゃん
円には得意不得意があるって、作中で既に言われてるだろ
それに、そういう能力かもしれないし
制約で円の範囲が狭いだけという可能性な
ウボォーがノブナガと一緒に大勢と戦うと強いってのも、精神的な理由だったろ
ノブナガの能力だからじゃなくて
フランクリンが、ノブナガはタイマン専門だとも言ってましたね
仲間を強化する能力者としては、タイマン専門っていうのはあり得ないでしょう
ベンジャミンはいろんな王子に手を出しすぎて、勝手に自滅しそうだな。
ハルケンをどう脱落させるか見物ですね。
月曜になったので、答え合わせ的に今週号でどうなったかをまとめたい。
先週、バルサミルコがハルケンの能力推測について「ヒントはある」と語った事について、操作系能力が「早いもの勝ち」だから、という理由がはっきり語られている。
またカミーラ私設兵の名前と能力と作戦が明らかになった。
第六、第三陣営の様子も少し描かれている。
新たに名前がわかった登場人物は24名。
□ベンジャミンが現在勾留されている場所が判明。自室ではなく、晩餐会会場があるV.VIPエリア(このエリアのどこかにカミーラも勾留されている)。エリア内で部屋から出ることができるかは不明だが、被疑者同士が出歩いて出会える環境とも思えず、一室に勾留されていて晩餐会も出席できない、ということだろう。
□第一王子私設兵カンジドルは、シカクの自死の理由を、ハルケンブルグがベンジャミンを遠距離攻撃で殺害することを防ぐための交換条件として強要した、と推測したが、これをバルサミルコが3つの理由で否定している。
1.V.VIPエリアとハルケンブルグ自室の間には、フウゲツとワブルの部屋を挟んでいるため、ハルケンブルグが遠距離攻撃を仕掛けようとするとこの二人も巻き込んでしまう。下位王子の死を避けたいハルケンブルグがこの手を採用するとは考え辛い。
2.自殺を強要できるくらいなら、他王子の暗殺を強要する方がいいはずだ、という疑問。
3.念獣は王子同士の直接的な殺害を避けるのではないか、という、継承戦と念獣のルールの推察。
□シカクの念能力は、まず自分を操作してから行うものであることが語られた。それ以上の詳細は不明だが、少なくとも敵の操作系能力で操られる可能性はかなり低いようだ。
□では、実際のハルケンブルグの能力は何なのか、というのは読者にもまだはっきりとは知らされていない。精神が入れ替わって肉体を操るのは操作とは違うのか?また人格の移動はキメラアント編で語られてはいるが、念能力として一般的な事なのか?などの謎がある。
□第一王子私設兵が奥歯を「カチッ」と鳴らす音はスイッチではなく、鳴らす音の数で連絡内容を伝えるものだった。二回鳴らすと緊急事態。
□ハルケンブルグの部屋で、第一王子私設兵ビクトが攻撃された。これが11:30の「四回目の鳴動」だった訳だ。ビクトは何か能力を使って反撃したが、弓矢を使う体勢に入ったハルケンブルグにはまったく効かなかったようである。
□ビクトは以前、モモゼ暗殺の際に1012号室の警護担当をしており、殺人容疑で提訴されていたのだが、既に釈放されていたことがわかる。モモゼ暗殺犯はタフディーと確定され、拘束されていた他の警護兵も釈放されているという事だろう。
□(スミドリによる自死のため)シカクの肉体が死去したことで、シカクの能力はベンジャミンに移っている。ビクトはまだ死んでいないこともわかる。ハルケンブルグはこの二回の実験で何を調べたのだろうか。
□第一王子陣営によるハルケンブルグの能力調査は一旦打ち切られ、私設兵2名謀殺の疑いでハルケンブルグを提訴することによって、彼の私設兵から隔離する作戦が取られた。これによりハルケンブルグの能力は使用できなくなった。また次に接触する機会となる「第一回公判」にて、バルサミルコがハルケンブルグを暗殺する計画が立てられている。
□国際渡航庁(トッコー)の新人担当者はシュタイナーという名であることが判明。同僚のポイケルトと共に、No.359の船室シーン以来の登場。カキン司法局に出向中という立場で、ハルケンブルグの拘束を担当していた。そのまま取り調べも行うのだろう。
□第二王妃ドゥアズルは以前、No.366でカミーラからハルケンブルグ暗殺を指示されたにも関わらず実行はしなかったが、今回ルズールスの見解で「動かないことが処世術であり、どの王子にも味方はしない」という予想が語られている。これはツベッパの見解と矛盾するようにも聞こえる。ツベッパには敵、ルズールスには特に何もしない、ということなのだろうか。
□第二王妃所属の警護兵は14名いるが、六名はルズールスの部屋の警護を担当し、兵隊長ムシャホもそこに配備されている。なおシカク自死の際はムシャホは1007号室には居なかったとのこと。
この王妃所属の警護兵はツベッパ・ハルケンブルグの部屋には配属されておらず、その二人に比べてルズールスは王妃との関係が良好らしい。
□バショウが第一王子による自演の可能性について考えている様子が描かれた。「呪詛型」の能力を使う方法。今まで呪詛型らしき能力は作品中に出てきていないこともあり、まったくの的外れか?と読者に思わせておいて、実はその推測どおりの能力を持つ者達が別の陣営にいることが語られる。カミーラ私設兵と従事者たちである。
□No.360での寄生型念能力の説明の際に、クラピカが唐突に「呪いのようなものか?」と、あの作品世界には実際に効力を持つ「呪い」があることをほのめかしていたのだが、ここでその伏線が回収されたことになる。
□カミーラが私設兵に起用した、カキンの古い身分制度での最下層の「不可持民」(カーストにおける不可触賤民のような)が固有の呪詛能力を使い、一人が一人の王子を担当して自死と引き換えに呪殺を行う作戦が長期の準備期間をもって実行されていた。死を恐れない者と死後の念は、カキンで古くから行われていた儀式に由来する組み合わせであることが伺える。
□呪殺の能力は、対象との距離、かけた期間、気概など複数の要因によって呪殺可能かどうかが変わってくる。呪詛対象である王族の念の資質の高さや、守護霊獣の存在も失敗の要因となるようだ。除念師が居る場合も失敗する。このため呪殺は必ず成功するものでもないようだ。
□呪殺が最速で可能となりそうだと予想される相手はワブル王子で、私設兵隊長サラヘルが次の念講習会に参加することで至近距離から呪いを実行する計画が立てられた。
□カミーラの執事長・フカタキは呪殺に詳しく、成功条件を満たしているかどうかについて判断できるようだ。また王子の念獣について「高位」という具体的な見解を持っていたことから、継承戦と念獣についても何か知識があるのかもしれない。
□第二王子私設兵の名称は登場順に:モスワナ、バケット、ヒニョーリ、ジダル、ブルベーナ、リサムセッタ、カコ、モズベ、メシュシ、ターラー、サラヘル、ウマンマ、ヌクオコン、カビッチ。
□カミーラは自陣営単独で全王子を暗殺する計画を立てていたことがわかる。好戦的という点ではベンジャミンにも引けを取らない。相手が上位の王子であるほど準備期間が長いのも効果的だろう。また殺害成功した際には証拠が出ない、という点も徹底しているが、呪殺という手段がバレることで二人目以降の王子からは対策されないのか、という疑問は残る。
□ハンター協会員ジュリアーノが第六王子の経典を熟読し、念獣の能力の影響を強く受けていることが描かれている。No.375で、放出系で拡散・徴収型、と説明されている念獣だが、「幸福を与える」とされる能力には操作に近い効果もあるのだろうか?
□第六王子タイソンはケーキを手作りできる。デコレーションもかなり豪華な作りになっている。
□第三王子私設兵テンフトリは、講習会参加者の最後となる水見式によって念能力を開花させ、全員が念能力を取得するというクラピカの約束は果たされることとなった。
□念能力取得の報告をチョウライに行ったテントフリは、褒美として王子の念獣から出たコインを受け取った。念能力者が持つとどんな効果があるのかはこれから描かれることになるのだろう。
□コベントバが拾って持っている、念獣のコインの数字が1から10に変化していた。所持期間によって効果が変わるという事なのだろうか。
多くの事柄が語られたのだが、謎は増えるだけで、解説されたものが少ない。
今まで、智将タイプの人物だとかなり正確な予測をしていたのだが、そうではないタイプのキャラクターから見た場合に、状況が謎すぎて分析ができていない事もわかる。
考察ができそうな事もそれなりに多くあるのだろうが……まず人物を覚えるだけでも大変だ。
バショウがまた推理を大外ししてるな、と思ったんだが
第一王子私設兵に本当に呪詛型能力者が居たら、実際そういう行動してたんだろう、と思うと、そこまで的外れな推理でもなかったんだな
ただ、ババさまの話を聞くかぎり、呪殺は条件がかなり難しそうだな
呪憑型っておババの説明だと、対象の近くで死なないと効果薄いんだよな
バショウが言うような、1007号室の前だけど他王子を狙った、なんてことをやっても大した呪いの効果が出ないんじゃないの?
ウショウヒも呪憑型なのかね?
ウィルスみたいなイメージだったんだが、呪いとの違いがよくわからん
暗殺能力としてはウショウヒの方がかなり優秀じゃん、と思った
長い時間をかけて、しかも一発勝負、それでいて呪殺が不確実というのでは、あまりに効率が悪い
呪いは、非戦闘員でも使えて、離れていても時間さえかければ暗殺可能、という意味ではそれなりに脅威の能力だと思うなぁ
王子に守護霊獣を付けるのは、呪い対策としても有効なんだろう
そうでもないだろう
ウショウヒの能力だって、かなりめんどくさい条件があるし
まず、能力が発動するまでは対象の半径20メートル以内にずっと居続けなければならない
そして非念能力者に対しては結構な時間が必要(その代わりに対象には気付かれないが)で、対象が念能力者だった場合は短い時間で済むが気付かれやすい
能力の蜂を取り除かれると、二度とその相手には能力が使えない
非念能力者相手にはかなり使える能力に見えるけど、対象の周囲に念が使える護衛がいると、能力の蜂を取り除かれる可能性がある
バショウは現在の状況で使われそうな戦略を二種類語ったわけで、けっこう状況が読めるタイプだった、ということじゃないか?
もっとも、元になる情報がないから、どの陣営が呪殺作戦なのかという所までは当たらなかった訳だが
またバショウは地味に念能力に詳しいこともわかる
呪憑型の特徴として「姿が見える」というのも新情報だな
ちょっと訂正。
作中の図で説明されているV.VIPエリアは、No.363で図がある宴会ホールとは方向が逆でしたね。
V.VIPという名前が付いているエリアは、王子居住区の周囲にかなり広くあるようです。
他に打ち間違いで、
テントフリ → テンフトリ
呪詛型 → 呪憑型
人名だけでなく、独特な用語を正しく書くのもなかなか大変。
ハンター用語辞典が欲しいと思う所。
国際渡航庁のシュタイナーは新人ではなく、特務課の課長補佐という肩書きだな
所属省庁の名前が微妙に違う気もするが、V5がV6になって再編された、みたいな事情があるのかもしれない
シュタイナーの所属省庁の名前は「国際渡航許可庁」で変わってないと思うぞ。
物語中には似たような名前の組織が出てくるが、
「特別渡航課」は各大陸にあり、暗黒大陸への渡航希望者を審査する組織。この各組織の略称が「トッコー」。
「国際環境許可庁」は暗黒大陸から持ち帰った物が保管されている場所を管轄している組織。
なので、シュタイナーの所属とは別の省庁だな
ドゥアズル兵隊長はムシャホではなく、サトビだな
カミーラは継承戦の事をかなり前から知ってたんだろうな
除念能力者がいるかどうかを気にしてる、ってことは、もし居たら真っ先に暗殺しよう、って事でもあるんだろうな
死後伴侶の説明に「異性」とあるのが気になる
各王子の呪殺担当は、王子と異性なのか?
絵からは男女の判別がまったくつかないんだが……
下まつげがあるのはたぶん女性なんだろう
ただ、下まつげがない人(私設兵隊長とか)は必ずしも男性ではなく、その場合の性別が判定不能なんだが
ルズールスの言う「ドゥアズル王妃はどの王子にも手を貸さない」という見解が当たっているとすると、蛇念獣の暗殺者は王妃所属兵隊長のサトビではなく、ムシャホだった可能性が高くなるな
今まで出てきた念能力で呪憑型に最も近いのは、ポットクリンだと思う
モモゼの死を他陣営は知ってるのか、って疑問が上のコメで出てたんだが
今回「死んだなら扉が封鎖されるでしょ」ってあっさり書いてあったな
王子同士では、死んだかどうかすぐわかる、って訳だ
サレサレの部屋も閉鎖されてるのかな?
まさか、あの私設兵の中に除念師がいて生存、なんてことはないよな
サレサレの死後伴侶になるはずだったヌクオコンが呪詛担当から外れてるから、それはないな
まだサレサレが生存してる可能性があると思ってる人がいるのか
あそこまではっきりと死んだ様子が描写されてるんだから、流石に死んだだろ
除念の事は当然ウショウヒも知ってる筈だから除念されたら分かる能力にしてるに決まってる(クラピカのように)
ウショウヒの能力は「近くに居る必要がある制約」があるだけで、対象からのフィードバックは無いだろうな
クラピカのように長期間の束縛を想定してる能力でもなく、相手を近くで見張れる上、たいていすぐ死ぬから必要もないだろう
フウゲツがワームで毎晩居なくなってた事にも気づかなかったしな
相手の居場所が分かる事とは全然関係ないと思うんだが
クラピカも鎖を刺した相手の場所は分からないだろうし(絶対とは言わないけど)
相手に掛ける系の念能力は、除念の事を考慮してると思う
ナックルだってそうだったし
それに、除念されてないと確信が持てる能力者じゃないと、戦略に組み込まないだろう
ベンジャミン達もサレサレはもう死んだと確信してるっぽいし
死亡確定はいいんだがな
むしろカキンの連中が油断ならないのは「死んだ後」だろう
>相手に掛ける系の念能力は、除念の事を考慮してると思う
それはリスクとリターンの設定次第だろう
たとえば呪憑型の場合、術者が死んでる以上は外されたら終わりだな
今思い出した
ゲンスルーは除念の事を全然考慮してなかったなーと
俺も色々忘れてるみたいだ
カキン王族の継承戦編は、本当に死後の念使いが多いからな
儀式のルールを考えると当然だが
人が死ぬのが前提の戦いだし
フーちん担当のメシュシ(だっけ?)はずっとフーちんの写真か体の一部を身に付けてフーちんの事を想ってきたんだよな……
うん、死んでいいぞ変態(ただし、自刃だけはするなよ。呪いが発動しちゃうから)
(シカクの中に入った)スミドリが自死した時、「ベンジャミン王子殿バンザイ!」と叫んだ件で。
それ叫ぶ必要あるのか?と思ってたんだが、あれは撹乱としては相当有効だったんだな。
各陣営が「第一王子私設兵が呪憑型の能力を使ったのか?」と思うシチュエーションになっている。
もし次に不審な死者が出た場合は、ベンジャミンの策略に見えて、矛先がそっちに向かうわけだ。
このことから、呪殺という方法がある、という事はハルケンブルグも知っていると見ていいんだろうな。
カミーラの私設兵が語っていたように、ハルケンブルグ陣営にも呪殺を使える人員が居るのかもしれない。
それに、スミドリがもしそうだとしたら、実際に自死と共に呪殺能力を発動している可能性すらあるな。
ハルケン陣営の兵はみんな忠誠心MAXの同志たちなわけだから
念能力者がいたなら最初からハルケンも念のことは知ってたと思うんだけどなあ
そういったミスリード狙い(自分の能力の詳細を解明するついでに)があったとしても、元からの知識ではなくクラピカ講習で伝えられたことから考察してのものじゃないだろうか
「念」じゃなく、呪いとしての知識があったんじゃないかな。
不可持民も死後伴侶もカキンの歴史として学校でも学べるものなんだろうし、歴史というには生々しい現代のカキンの差別問題でもある訳だし。
勉学にも政治的活動にも優れたハルケンブルグが深く調べていたとしてもおかしくはないと思うんだ。