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『ワンピース』黄猿・ボルサリーノはブレブレの正義になってる件!「どっちつかずの正義」では居られない!

『ワンピース』106巻で、緑牛と藤虎の正義が明かされていました。

元含めて海軍大将は以下の正義なり。

 

サカズキ(赤犬) 徹底的な正義
クザン(青キジ) オハラ事件前:燃え上がる正義

オハラ事件後:ダラケきった正義

ボルサリーノ(黄猿) どっちつかずの正義
イッショウ(藤虎) 仁義ある正義
アラマキ(緑牛) 死ぬ気の正義

 

で、今回はボルサリーノの掲げる正義が変わるのではないかと思ったり思わなかったり。

 

「どっちつかずの正義」の経緯は「オハラ事件」

黄猿の「どっちつかずの正義」については64巻SBSで以下のように説明してました。

 

赤犬はロビンの故郷〝オハラ壊滅〟に見てとれる、悪は根絶やしにという考え。青キジは実はその当時「燃え上がる正義」という正義をかかげていたものの、彼は悩み続け、確固たる意志で「だらけきった正義」にいきついたようです。そして黄猿は、それらを俯瞰に眺め、一番いい立ち位置かを決めたのでしょう。(64巻SBS)

 

 

青キジはオハラ事件で掲げる正義を変えました。黄猿はそれを眺めて「どっちつかずの正義」を掲げました(青キジ同様に前は違う正義を持ってたか不明)。

 

ドン引きするクザン(398話)〝オハラ壊滅〟

 

サカズキの民間人の避難船まで沈めて皆殺しにしました。いわくあの中に学者が紛れてたらどうするのかと。やるなら徹底的に悪は可能性すら根絶やしにするのでした。

 

これには流石の青キジもドン引き。徹底した正義は人を狂気に変えると呟きながらロビンを逃がす事に決め、「だらけきった正義」を掲げるのでした。

 

今やってる未来島エッグヘッドはオハラ事件とけっこう酷似してる(ように見える)。

サターン聖はオハラ事件のサカズキみたい

サターン聖:元々いた「エッグヘッド」の研究員 従業員はどこへ?

ドーベルマン「昨日の内に全員島から脱出しています。船の位置は確認済み」

サターン聖:「もし何か知っていたらどうする?すぐに沈めろ」(1089話)

 

エッグヘッドの研究員と従業員は皆殺し!

 

もし(空白の100年について)何か知ってたらどうすると。

赤犬「徹底的に悪は可能性すら根絶やしにする」を思い出す徹底ぶりを見せてます。

 

ちなみにドーベルマンは司法の島エニエス・ロビーのバスターコールを指揮する中将の一人として参加しており、ある程度の犠牲者は正義の為なら厭わない男です。

 

そんな男でもジェイガルシア・サターン聖は流石に徹底しすぎやろと思うとこがある様子が伺えます。

 

人間の命など〝虫〟だと思え。減ってもすぐに繁殖する…!!(1090話)

 

オハラ事件の赤犬サカズキを彷彿させるサターン聖ですよ。あるいはもっとヤベー徹底ぶりです。「ヨークの身柄」「パンクレコード」「融合炉(パワープラント)」以外は失っていいし皆殺しでいいと。

 

 

ボルサリーノは何を思う?

人間らしさを見せる黄猿

傷つけちゃいけねェ物…!〝融合炉〟〝パンクレコード〟〝ヨーク〟…そして本当は〝親友〟…と。消さなくちゃならねぇもの…〝Dr.ベガパンク〟(1091話)

 

この任務は辛い…。

 

サターン聖の命令壊しちゃいけないもの「ヨークの身柄」「パンクレコード」「融合炉」を口ずさみながら、「そして本当は〝親友〟」と自分の中で傷付けてはいけないものを呟くのであった。

 

 

「そして本当は」という言い方は五老星から命令された「守る物」は嘘っぱちというか心から信じて無いというか自分の意見と違うみたいなニュアンスですよ。

 

あまりどういう人間性なのか見えなかった黄猿が、戦桃丸との戦闘中で、はじめて人間らしい一面を見せていました。

 

かわいかったねェ…

 

黄猿が柔らかい我が子を見るような親の顔してる!

戦桃丸との出会いや幼少期のやり取りを思い出すのである。

 

その表情は今まで見た事の無い類の作中最高の笑顔である。モデルの田中邦衛氏風に例えれば『トラック野郎』のボルサリーノ2ではなく、『北の国から』の黒板五郎みたいな表情してたのである。

 

ボルサリーノ2 / 黒板五郎

 

「夜になったら眠るんです」「暖房やクーラーをがんがんつけた部屋でエネルギー問題偉い人論じてる。あれ変だよね。そう思いません?」とか言いだしそうな表情で戦桃丸とのメモリー思い出すのである。

 

とはいえ、敵でなく「いや、オレの負けだ。ナニワ節は性に合わねえ。アバヨ!」とか言い出しそうなボルサリーノ2風のフラグも立ってる(ように見える)。

この任務はキツイ

殺してェわけ…!殺してェわけねェでしょうが…!ベガパンクとァ、長ェ付き合い…(1092話)

わっしだってキツイ任務…。長引かせたくない(1092話)

 

ベガパンク抹殺命令に従う中で、ボルサリーノはルフィとのやり取りで殺したい訳無いと。昔の巨大ロボって男子の浪漫具現化を完成させた2人のメモリーがあって、それを破壊して「キツイ任務」であると呟くのです。

 

親目線で見せた戦桃丸との戦いと、親友のベガパンクを殺さなくちゃいけない現在の状況がやりたい仕事では決して無い深層心理が随所に挿入されてる。

 

やりたい仕事じゃないけど嫌々やってる!

 

この任務を自嘲気味に「社畜」と例えていました。

 

〝空白の100年〟の研究は…庇いきれねェよ戦桃丸君。わっしは社畜だよ(1089話)

 

己の置かれてる立ち位置を「社畜」であると例えてました。

そもそも「空白の100年の研究」は庇えないって、庇う気満々だったって事よね。

 

そして、戦桃丸だろうが巨大ロボだろうがベガパンクだろうが、かけがえのない思い出を脳裏に過りながら命令された仕事をしてる黄猿が随所に描かれてました。

 

ボルサリーノにとって、戦桃丸&ベガパンクはとても大切な人物なのは明白でしょう。しかし、任務で相対する事になってしまった。嫌だー!って本音がにじみ出てる。

「どっちつかずの正義」ではいられない

今の黄猿が置かれる状況は、迷いまくってるしやりたくない仕事なのである意味「どっちつかずの正義」そのまんまですが、真の意味ではもう「どっちつかずの正義」ではいられないですよ。

 

深層心理でベガパンク抹殺なんて絶対やりたくない!

しかし!やらなきゃいけないって中間管理職の業が詰まってる。

 

この任務キッツー☆

 

本音:ベガパンク抹殺と戦桃丸と対するとかキッツー

建前:社畜だから仕方ないだってばよ

 

キツイよなぁ…。

 

これルフィに勝とうが負けようが「どっちつかずの正義」みたいな曖昧な掲げる正義ではいられないと思うの。黄猿は超迷ってるもん。勝ってベガパンク抹殺すれば、もう赤犬の正義と同等になる。負ければ「どっちつかず」がそのまんま背負ってる軽さが敗因だもん。

 

てめぇの正義もさざ重かろうが、こっちも色々背負ってんだよ!!(371話)

 

Tボーン大佐(今は中将で故人)とゾロの戦いは背負ってるものの重さがそのまんま勝敗を分けた。「自己犠牲の正義」は尊いものであるが、表面上のみで本当に「自己犠牲の正義」を貫いたのはロビン(仲間の為に死を選んだ)だし、ロビン奪還の為に前代未聞の戦いをする麦わらの一味は背負ってる重さが半端無かった。

 

海軍は個人の強さだけでなく背負ってる「正義」が戦闘力にそのまんまバフされる。赤犬・サカズキなんて良い悪いでなく「徹底的な正義」を貫くことで戦闘力に直結してます。「ダラケきった正義」のクザンとのタイマンで勝てたのも背負ってる正義の重さだったかもしれん。

 

んで、今の黄猿ボルサリーノは丁度いい具合の位置の「どっちつかずの正義」は、立ち位置的には丁度いいけど、正義の重さがそのまんま戦力に…勝敗に直結するワンピで、果たして迷いまくってるボルサリーノがルフィに勝てるだろうか…?

 

サカズキのように修羅の道へ行くならルフィに勝てるかもしれない。今の迷いまくってる状況化では勝ち目は無いだろう(って気がする)。

「正義」って何かね…?

193話

 

黄猿の必殺技は「八咫鏡」「八尺瓊勾玉」「天叢雲剣」である。三種の神器です。天皇陛下が受け継ぐ道具であると同時に、その意味合いは含みを持たせてる(黄猿的に)。

 

三種の神器の意味は以下の通り。

 

  • 八咫鏡…うそ偽りがない信じ合える誠の心
  • 八尺瓊勾玉…円満で分け隔てのない慈愛の心
  • 天叢雲剣…悪を許さない正義の心

 

今の黄猿と対局すぎる!

 

「うそ偽りがない信じ合える誠の心」は無い。「慈愛の心」も無い。「悪を許さない正義の心」は五老星・サターン聖の拝命と黄猿の本心とまったく一致してない。乖離してる。

 

ボルサリーノは嫌々な任務をしてる。必殺技の「三種の神器」と正反対になってる。「どっちつかずの正義」って中途半端なあいまいではいられない。

 

決めなきゃいけない!

 

自身の必殺技が三種の神器で、その意味合いは「信じ合える誠の心」「慈愛の心」「正義の心」ですよ。ここがボルサリーノの分水嶺(なのかもしれない)。

 

見えませんか?僕には見えるんですよ。

『トラック野郎 爆走一番星』のボルサリーノ2が…。

 

オレの負けだ!

ナニワ節は性に合わねえ。

アバヨ…!

 

からのここぞでやってくる『ダイの大冒険』ヒュンケルメソッド。

仲間でも見方でもないのに、追いかけるパトーカーに立ちふさがったボルサリーノ2のカッチョ良さがさ。僕には見えたんだなぁ…。

 

バカ野郎!ナニワ節は嫌いだって…言ったハズだぜ!

 

追いかけるパトカーを体張って通行止めにして通行止めにしたボルサリーノ2はレジェンドそのもの。仲間では決してないけど真の元敵で真なる心の親友。

 

あぁ…見える!見えるよ!ララァ…!黄猿ボルサリーノが敵キャラなのに、世界で一番頼もしい仲間になってるトラック野郎のボルサリーノ2みたいな立ち振る舞いする姿が…。僕にも見えたんだ…。

 

オハラ事件をドン引きして、中途半端に美味しい立ち位置を決めた「どっちつかずの正義」。ここに至って、黄猿はどっちか選ばなきゃいけい!中途半端は許されない。どっちを選んでも修羅の道です。どうする?どうなる?

 

深層心理に従う己の正義か…。

世界政府は正しいので疑うなって正義か…。

 

正義って何かね…?

 

「 …ボルサリーノ2、了解」なのか、社会的立場を優先するのか。四皇の次は海軍大将ってルフィの対戦相手ってだけでなく、黄猿の迷ってブレブレの正義の貫き方と、元ネタの『トラック野郎』や「三種の神器」を踏まえれる、とても面白いバックボーンが裏で動いてます。

 

 

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ヤマカム

コメント

  1. 匿名 より:

    山田さんの考察はやっぱり一味も二味も違うぜ!

  2. 匿名 より:

    迷えば弱くなるはW7の時のナミも言ってましたね

  3. 匿名 より:

    あつい!
    すばらしい考察です。

    監獄のときのボンちゃんを思い出しました。

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