『お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない』(吉辺あくろ)を読んだ。
表紙の従妹の高帆ちゃんペロペロ…では済まないヤバさが満載ですね。
久しぶりに会った従兄がイケメン。大学に通うために同居するのだという…。しかし、お従兄ちゃんの本性は…。繰り出されるマニアックすぎる知識と性癖。怒涛のボケにツッコミ返すだけで精いっぱい! 甘いムードになれず、もどかしい想いだけが高まって…。「お従兄ちゃん、大好き!」その言葉を伝えたいだけなのに…。笑えて可愛いラブコメディ
※スクエニ系漫画は「マンガUP!」で無料で読める。
『お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない』
「従兄が大学に通うために大学から近いウチに住むことになった」
「そんなお従兄ちゃんは私の初恋の相手でますますかっこよくなっていた」
という出だしで始まる女子中学生の高帆ちゃんの視点で描かれる恋物語…ではないな!タイトル通り従兄の引っ越しの片づけが進まない漫画…でもないな!
彼女は従兄の藤嗣が好きだけど素直になれないテンプレそのまんまなツンデレガール。まあ、ツンデレって属性は何の効果もないのが魅力なのですけどね。で、お従兄さんの引っ越しの片づけをしようと部屋へ入ってみれば…。
お従兄ちゃんは変態になってました
お従兄ちゃんは変態になってました
弟(成叶)が女装させられて撮影されてました…。
開始6ページでこの漫画の方向性がすべて表現されていました。しかも「妹」と言い張ります。「従兄に惚れてたJCが久々に再会で一つ屋根の下」→「弟を女装させてた」→「お従兄ちゃんは変態になってました」のコンボよ。
藤嗣は幼い子が大好きだったのです。ショタってわけではない(と思います)が、従弟を女装させて「完璧な妹」であると歓喜。妄想の中の妹のサイズを合わせて衣装を買ってコスプレさせる筋がね入りの変態です。
そして悲しいことに高帆ちゃんは中学生なのに「わがままボディ」の持ち主なのです。胸や太ももなど凄いですから。これではお従兄ちゃんの守備範囲外だー!これは大変だ(笑顔)。
そんなわけで変態従兄ちゃんに恋する高帆ちゃんをニヤニヤと楽しむ作品なり。
掛け合いが最高
2話
この『お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない』で一番面白いのは何と言っても登場人物達の掛け合いなんですよね。高帆ちゃんと藤嗣と成叶の会話の応酬劇がもう本当に最高。
テンポ良く漫才する軽快で軽妙なやり取りが楽しすぎる。そのほとんどが藤嗣の変態っぷりという酷い有様だけど、高度に洗練されたボケとツッコミを見ているかのようです。素晴らしき漫才劇場が繰り広げられます。
時に笑いを誘い、時に心地よく、時にニヤニヤし、時にノリノリで疾走し、時に読者から「おいおい!」と突っ込みをいれたくなるような、そういったやり取りが面白いのですよ。楽しくもマヌケな日常をひたすら堪能すべし。
高帆ちゃん可愛い
3話
高帆ちゃんと藤嗣と成叶の3人のやり取りがリズミカルで楽しいのですが、いつも高帆ちゃんが可哀想な目に合ったり追い込まれたりして泣いちゃうんですが、そこがいい!
いやぁ~、高帆ちゃん本当に可愛いですね。表情豊かでいつも涙目になる姿が心の琴線に触れてきます。残念な事をして、残念な結果になる展開が非常に美味しいです。ペロペロです。
見た目的にも、キャラ的にも、肉のボリューム的にも高帆ちゃんはグッドだ。打たれ弱くてすぐに涙目になるところが非常にポイント高いです。こういう素直になれなかったり虚勢を張ってしまい、自分を追い込み壮絶に自爆する系ヒロイン。大好きです。
すごい自爆っぷりだ
エッチな衣装着たり、すぐに涙目になったり、ニーソを装備してみたり。で、結果は可哀想という。ヤムチャもびっくりの爆死っぷりには同情しつつも、頬が緩んでニヤニヤしてしまうのです。その言動の根底は大好きなお従兄ちゃんのためだってのも良いですね。
あえて言おう。『お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない』とは、壮絶な自爆をして涙目になる高帆ちゃんを愛でる作品であると!
ラブコメ方面も期待できる
5話
可愛いし面白いけどコイツらにラブがコメる展開は期待できそうにないな…って思っていたんですよ。お従兄ちゃんはロリコンでショタコンだし。高帆ちゃんは色々とお肉がジューシーなのでね。
ボリューム満点に育ちまくってるので、幼い子大好きの大変態・藤嗣の守備範囲外で脈無しかなと。ラブコメへ発展することは絶無なんだろうなと。高帆ちゃんの片想いと自爆っぷりを愛でるだけなんだろうなと。そう思ってました。
そんな状況下の中で5話と6話がなかなかどうして。藤嗣が見せたさよならホームランよ。やれば出来るじゃないかと感動しましたね。やっぱ、こういうラブコメ的な期待値を入れる描写も無くちゃね。
視覚的インパクトは抜群だ
7話
あと、なんだかんでムチムチのプニプニな為に重厚な肉っぷりが視覚的インパクトも美味しいです。特にランドセル背負って小学生の恰好をして色々とはみ出てたのは破壊力抜群でした。
高帆ちゃん半端ないって!残念であればあるほど輝きが増すのが彼女ですが、ことサービスシーンは全然残念じゃありません。大満足の肉です。色々と「ボン、キュッ、ボン」…じゃなくて「ボン、プニ、ボン」なのがたまらないね。
沖田総司の三段突きよりも強烈な、高帆ちゃんの「胸・尻・太もも」の誘惑三段突きに惑わされまくりでした。しかし、彼女の最終兵器(リーサルウェポン)はそんな一般的なものではなかった。お腹です!
11話
胸を触りたい!お尻を撫でたい!太ももに挟まれたい!そう思ったヒロインは数多くいますが、お腹をつまみたいと心から思ったのは高帆ちゃんがはじめてかも。もしも、この漫画がアニメ化するようなことがあればCVは竹達彩奈さんで決定だな!
「胸・尻・太もも・お腹」の四段攻撃。素直に完敗で乾杯です。さらに「脇横のはみ肉」もすごかった。圧倒的なまでの肉の協奏曲を奏でる高帆ちゃんはヤバイ。もうこれは絵という名の暴力です。
高帆ちゃんはすごい
12話
ブヒィィィィィ!!!
2巻は新ヒロインの美扇の登場でますます盛り上がりますね。藤嗣の従妹で、高帆ちゃんと成叶にとってははとこにあたります。対照的にスレンダー美人でなかなかどうして。可愛かった。
それでも、高帆ちゃんが見せたスクール水着&給食着の肉力が一番だ。特に尻回りの肉は奇跡と呼ぶに相応しかった。ムチムチな女の子のお尻はいいものだ!それしか言葉が出なかったです。
てか、高帆ちゃんは話が進につれてどんどん変態度が上がっているような。最初はお従兄ちゃんの変態っぷりに残念な結果になる系ヒロインだったのに、自分が変態になってるぞい。だが、それがいい!
従妹ヒロイン
従妹
それにしても、「妹」「幼なじみ」は最強のヒロインだと歴史が証明してますが、「いとこ」となるといまいち戦果がパッとしません。ある意味、「従妹ヒロイン」というのは「妹ヒロイン」で「幼なじみヒロイン」の最強属性2つを兼ねそろえてるんですけどねぇ。
「妹」といえば名妹は数多くいるし、「幼なじみ」といえば名幼なじみも数多くいる。しかし「いとこ」って全然流行んないよね。妹でもあり幼なじみでもあるけど、なんか違うっていうか。「妹」「幼なじみ」は理屈じゃないんですよね!
『冴えカノ』のミッチーだって最初だけだったじゃん?(個人の意見です)イトコはあくまでイトコなんですよね。そう考えると、高帆ちゃんは「妹」「幼なじみ」の範疇であるものの、なんか違う。されどイトコなのです。新たな従妹ヒロインとして理屈でない尊さがあります。
高帆ちゃんには「従妹ヒロイン」として時代を切り開いてほしいものです。まる。
※スクエニ系漫画は「マンガUP!」で無料で読める。
コメント
初めて知った作品ですが記事トップの表紙画像見て破壊力やばいな~(笑顔)
って思ったらヤマカムさんもまったく同じ感想でそりゃそうだよなーってなりましたw
作品チェックしてみます。
結婚できる最も近い存在。
つまり合法的な結婚ENDがあり得るわけですよ。
まぁ5年ほど時間が経たないと年齢がアウトですが