恋の行方は神様の言うとおり!!(オビより)
『げんしけん』19巻を読了。
まあ、オビに書かれている神様というのは作者・木尾士目先生なんですけどね。正確には恋の行方は作者のさじ加減一つです。
そういえば初代『げんしけん』の巻数って全9巻じゃないですか。気づけば二代目だけで10巻目です。ビックリですね。二代目が初代の巻数を抜いてしまったのです。
んで、絶賛モテモテ中の斑目。
クッチーの卒業旅行という名を借りた斑目を巡るヒロインズによる正妻を巡るバトルは続く。
聖杯戦争もビックリの正妻戦争です。笹原(妹)とアンジェラが肉体を駆使した戦いをすれば、波戸くんスーとがヤキモチを焼くなど息を付かせぬ激しい攻防戦が繰り広げられました。
モテ期のラメ先輩
果たして勝負の行方はどうなるのでしょうか。
カーン!第二ラウンドのゴングが鳴り響きました。
って、ええっ!?そ、そんな…!まさか!
押し倒した!
ちょ、ちょっと!?何やってんだ!
説明しよう!酔いつぶれたクッチーを部屋まで運んび終わった後、波戸くんが戻ろうとした時に事件は起きたのです。斑目は足腰へのダメージと飲酒とクッチーの靴のトリプルコンボが決まり、転んだ拍子に波戸くんを押し倒す格好になってしまったのであった。これがラッキースケベ!?
しかも斑目は波戸くん相手だとグイグイ行きます。
「俺がチョコもらって赤くなったのだって現実だろ?」と波戸くん相手に照れたと言い出し、「BL的に見れば、これ完全にラッキースケベだよな?」って強気に性別を超えて有りである、と。
「(酔ってるの)俺もなんだよ」と勢いに任せて顔を近づけるという。
おかしい。お前は層受けじゃなかったのか!
なに攻めてんのさ!強引に攻められるのは波戸くんだけって…。
クッチー起きる
クッチーが起きて有耶無耶にしなかったらどーなってた事か…。
考えただけでも恐ろしい。しかし趨勢が決しつつあるような。
波戸くんルートかぁ…。明るいコメディで進めば別にいいんですけどね(俺はNOだが)、もう完全にガチだからね。ジェンダー的にかなり踏み込んじゃってるし。え、そういうのは別に…って思ってしまう。
完全に一歩も二歩もリードした波戸くん。
他のヒロインはもうダメなのか?否である!
吉武さんが良い仕事をしてくれました。
くじ引きをしてペアを作りデートイベントをする。
表向きはクッチーをお・も・て・な・しするシステムです。
が、実際は斑目を巡る正妻戦争です。
斑目とペアを組むだけでなく、女同士のバトルも見逃せない!
マジで修羅場る5秒前
笹原(妹)と波戸くんがペアを組んだらスゴイことになった!
修羅場トル勃発である。
まず波戸くんが「恵子さんは本当に斑目先輩が好きなんですか?」を放ち似合ってると思えないと先制攻撃を仕掛けます。
笹原(妹)は返す刀で斑目がキャバクラに来た事と部屋に来た事をバラすのであった。聞いた波戸くんの目が病んでた。ダメージはデカイ。波戸くんも前夜の押し倒し事件を持ち出すし。
ふぅー。一進一退の攻防。
ラオウとトキ以上に合わせちゃいけない2人だな。
勿論、斑目とペアを組むのも文句なし。
スリリングかつセクシャルな戦いを繰り広げます。
アンジェラが斑目とペアを組むのですが、上着を開け「そろそろ本気を出そうかしら」と。
姉さんいままで本気じゃなかったんですか!アンジェラの本気…半端じゃなかった!
アンジェラ
さすが肉体派ヒロインって関心するアピールです。大胆かつドキドキの大技を連発する中で外せないのは手つなぎですね。これ恋人つなぎじゃん!これがアンジェラの本気か!斑目のドキドキする鼓動がダイレクトで伝わってきますね。素晴らしい。大変素晴らしい。
だがしかし!しかしである!
正直、アンジェラは他のヒロインズに比べて1枚も2枚も落ちると個人的には思うわけです。
笹原(妹)と同じ肉体派ヒロインであるもののね。
だって、感情の起伏が全然見えないんだもん!もっと赤面したり怒ったりしないと!周りの様子を伺ってる節があるけど、勝つ気あんま無さそうね。まあでも、他の子のヤキモチ焼かせ要因としてはグッジョブ!
対して、私は笹原(妹)を侮っていた。
正直、ハーレム要員の数合わせてきなポジションだと思ってたのに。
19巻を読んで考えが変わりましたね。はい。
遊びというかからかってるだけじゃなかった。
笹原(妹)め…本気で惚れてるな。
斑目に対する好意が満期を迎えつつあったか。
笹原(妹)
本気でヤキモチ焼いて怒ってる姿に顔が緩んで自然と笑みを浮かべちゃうじゃないの。
「何だか知らねーけど、アイツにはウソ混ぜたくねーんだよ」って何でなんですかね~(ニヤニヤ)。私の心の琴線を正射必中です!まさか、笹原(妹)にニヤニヤする日が来るとは分からないものです。
今の『げんしけん』物語を動かす狂言回しというか案内役は吉武さんだよね。
でも、笹原(妹)も物語の語り部になる。吉武さんが1つ上の次元で話を転がすのに対して、笹原(妹)は自らステージに立ってるトリックスターでありながら進行役もするってんだから大したもんだ。良いキャラに化けたな。恋の暴走列車は止まらない!
しかし当ブログはスーを全力で応援します!
残念ながら19巻ではスーのターンは来ませんでした。
ヤキモチ焼く姿を可愛いのぉと堪能するだけ。でもね、最近改めてスーこそ至高なんだと知りました。スーこそベストオブヒロインなんです。『げんしけん』本編ではなくスピンオフの『Spotted Flower』でね。
楽園連載中の『Spotted Flower』は斑目と咲ちゃんが結婚したら…という「そんな未来」です。昔懐かしのげんしけんメンバーが登場したりファンには堪りません。んで、現在「『楽園』冬のWEB増刊」が行われています。『Spotted Flower』もWEB増刊に掲載されてます(直リンク→■)。ついににスーが登場したんですが…。
スー登場
ええええぇぇぇぇぇ!?
すごく成長しています…。
ビックリ仰天である。
おそらく『Spotted Flower』の時間軸は『げんしけん』の7~10年ぐらい?先の未来でしょう。正史ではないといえね。現状「小さい、ぺったん、軽い」という三種の未熟ばでぃがウリだったスーがこんなに成長してるんです。この意味分かりますか(高田延彦風に)つまり、スーはこれから成長するってことですよ。
そもそもスーの年齢は不詳でした。
てっきり合法的なアレかと思ったものです。
ほら、我々の業界じゃよくあるじゃないですか。
どー見ても幼いのに実はいい年とか。美少女ゲームの登場人物はみんな18歳以上とかさ。てっきりスーもそれらと同じかと思ったりもしたものです。しかし違ったのだ!思い返せば7巻でスーの年齢聞く4コマあったね。
スーの年齢
大野さんがナイショって指に口当ててましたけど、あれはそのままの意味だったのです。
そう!スーの実年齢って今12~13歳ぐらいだったのだ。
『あずまんが大王』のちよちゃんみたいな感じか。
飛び級しまくって大学生になったのか。アメリカじゃあり得るのかな?よく知らんが。
飛び級しまくってたならコミュ障っぽくなるのも仕方ないよ。
コミュ障も甘えん坊なのも理解できる。子供っぽいでなくお子様だったのだ!ってことはさ、斑目に惚れてるのも初恋っぽいよね。1人メダパニ状態だったのも納得じゃん。初めて体験する初恋の胸キュンの高鳴りに戸惑っていたのか。
すげぇ!スーちゃん大勝利!
(なお、斑目争奪戦で勝利できるかは別の模様)
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