アニメ『かぐや様は告らせたい』
アニメ『かぐや様』を視聴。感想はズバリ、めちゃくちゃ面白かったです。原作ファンも未読の視聴者も満足できる内容だったのではないでしょうか。どこまでやるか分からないけど、やっぱ花火大会が1期最終回が一番良い感じする。
昔のアニメのようにアニメ1話に原作3話分を突っ込むスピード感。
おかげでさくさく進むテンポの良さが際立っていました。
1話でやった原作は以下の3つ。
コミック1巻1話 | 「映画に誘われたい」 |
コミック2巻12話 | 「かぐや様は止められたい」 |
コミック1巻5話 | 「かぐや様はいただきたい」 |
どの話もこれだけで30分1本、早めても1話で2本になりそうなところを、あえてじっくりやるでなく1話で3本ですからね。一気に駆け抜けていきます。ナレーションが若干くどく感じるかもしれませんが、『ちびまる子ちゃん』同様にナレーションありきの作品ですから。
また、他にも「昭和アニメかよ!」って演出が随所にありました。妄想部分での、あえてブラウン管に映ったような画質の悪い描写。ラストのカーテンコールから突き破るかぐや様の一言。DAPUMPのごとく「ダサかっこいい」を追及したかのようでした。
そして小泉今日子の「木枯しに抱かれて」っぽい曲とか、小田和正の「東京ラブストーリー」っぽい曲とか、冬のソナタそっくりの音楽が流れるギリギリの演出も凄まじい。かぐや様も、ここぞで可愛いぶりっ子の声との使い分けもグッド。ヤンジャン作品なのに良いアニメです!
『かぐや様は告らせたい』13巻
さて、『かぐや様は告らせたい』13巻が発売されました。
表紙はマキちゃんです。一時は表紙候補のキャラが出尽くして2週目に突入してましたが、気づけば準レギュラーなキャラも増えたものです。
「恋愛は告白した方が負けなのである!」 エリートの集う秀知院学園生徒会で出会った会長・白銀御行と副会長・四宮かぐや…。この両想いであるはずの天才2人が、互いに相手に惚れさせ、相手から告白させようと日常の全てで権謀術数の限りを尽くす、新感覚のラブコメ!! 第13巻では、2日間に亘る文化祭"奉心祭"が開幕!! 遂に「私は白銀御行が好き」と認めたかぐや様は、自分から告白するように気持ちが揺れ動き始める――。そして、コスプレ喫茶、お化け屋敷など文化祭ならではの出来事が進行しつつ…学内に騒動を巻き起こす大事件が勃発!! 『文化祭と二つの告白』編の行方は!?
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13巻表紙のマキちゃんは1巻表紙のかぐや様を踏襲したデザインとなっております。実際に2人は姉妹かよっていうぐらいそっくりですからね。
なんだかんだですっかりマキちゃんはお気に入りのキャラになりましたので、どうにか幸せを掴んでもらいたいものです。細かい感想はヤンジャン掲載時に書いてますのでそちらを参考にどうぞ。
112話「かぐや様は告りたい」
自分のことを棚に上げて石上に発破かけるかぐや様
意地でも白銀を好きだと認めなかったかぐや様ですが、前巻で「私は白銀御行が好き」と述べたことで変化がすごい。もう「どう告白させようか」でなく「告白しようか」で悩む乙女心へとシフトしています。
今までの恋愛頭脳戦の集大成ともいえますね。また、かぐや様だけでなく石上にとっても大きな布石となったエピソードでした。「文化祭と二つの告白」編と銘打たれておりますが、最新の「二つの告白(前編)」ってサブタイから、石上の告白は「二つ」にカウントされてませんね。
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123話「かぐや様の文化祭」
都内ラーメン四天王
「高円寺のJ鈴木」と「渋谷のサンちゃん」再び…である。
J鈴木はタクシー運転手として伝説の花火大会に登場しており、サンちゃんは夏休みに藤原書記が若さゆえのニンニク食いに涙した男である。ただの一発キャラかと思いきや、5巻ではこの2人は「都内ラーメン四天王」に数えられていると僕らは知るのであった。
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そんな「ラーメン四天王」がかぐや様をお可愛い反応させる要因として大活躍するのであった。近日、まだ作中で未登場の2人…「神保町のマシマシママ」「巣鴨の仙人」がラーメン四天王シリーズ二部として予告されておりますので、そちらも楽しみです。
あと、気になったのはかぐや様のクラスメイト友人がコミックでも変わらず「かぐや様」呼びのままでした。
コミック123話 / コミック61話
かぐや様のご学友(本名不明)ちゃん。
かぐや様が密かに白銀好きだって想いを知って応援しており、秀知院では非常にめずらしい「かぐやさん」呼びでしたからね。
柏木さんが「かぐや様」呼びから段々と仲良くなって「かぐやさん」となり「かぐちゃん」呼びするぐらい馴れ馴れしくなったのに、この子は「かぐや様」って親密度が退化してるやん。まあ、どうでもいいことですが…。
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124話「石上優の文化祭」
マキちゃん
表紙にもなってるマキちゃんの魅力がギュッギュッと濃縮されたマキちゃん可愛い話でしたね。本当に良い子やで。私にとってかぐや様は「結ばれて欲しい子ナンバーワン」だけど、マキちゃんは「報われて欲しい子ナンバーワン」です。
というかね、客観的に見てもこれは石上とフラグが立ってるようにしか見えません。なんだかんだで翼くんにはボロクソ言っても大丈夫な「安らぎ」を与えてくれたそうだからね。それって石上にそっくりリボン付けて当てはまるよ。
さらにだ。
なんとコミックでは石上への呼び方が修正されています。
ヤンジャン / コミック
「石上」でなく「優」と変更。
男・石上優!2年生でかぐや様と並ぶ美少女先輩に「優」と下の名前を呼び捨てされる!である。ヤンジャン掲載時では「石上」と呼んでたのに、コミック版では、より親しみを込めて「優」呼びに変更されているのです。これは「マキ×石上」まじであるで!
石上を名前で呼ぶ人なんてマキちゃんしかいない。唯一無二です。やってることも会話も同じなのに石上呼びから「優の~」「優に~」「優は~」と呼ぶと受ける印象もまるで違いますね。そして石上とマキちゃんにフラグが立つならば、とんでもないものを引き起こす。恋愛ハルマゲドンです。
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125話「槇原こずえは遊びたい」
あら~(笑顔)
「マッキー先ハイ」こと槇原こずえが面白キャラだったり、ミコちんが碌な目に合わない収録など見所満載でしたが、ファインプレー連発するマキちゃんが可愛かったです。ラストで地獄に叩き落されるマキちゃんと、本当はかぐや様大好き(かぐや様はガチで嫌い)のマキちゃんを象徴する片思いっぷりに涙すら流すほどです。
「四条家」はただの分家なのかと思ったけど、かぐや様の「誰が四条家の娘と手なんか…」って発言から察するに、「四条家」は分家以上の家柄って意味合いが感じられました。敵対関係で並ぶ家柄のようなね。やっぱり、四大財閥の一角なのか?それなら、「四条帝」も…。
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126話「藤原千花は暴きたい」
萌葉ちゃん
昨今流行りのハーレムでもなくライバルもいない「2人だけのラブコメ」ってトレンディーが「かぐや様×白銀」でしたが、まさかのライバル・萌葉ちゃん登場である。11巻で白銀が圭ちゃんの文化祭に行って一目惚れした描写がありました。
そんな妹の恋心をへし折ろうとする藤原さん、悪魔的な表情のかぐや様…からの同志になるなど良い意味で変化球の話でした。んまあ…、コミックのおまけ読む感じ、萌葉ちゃんは恋と同時にサイコパス風味があるので何ともですね。
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127話「白銀御行の文化祭」
!?
なんつーか…石上はじまったな!
この文化祭でメイン2人「かぐや様×白銀」は決着が付く情勢ですが、安心してください!『かぐや様は告らせたい』は終わりません!ってとこかな。もう一人の主人公(裏主人公)・石上優がやってくれました。
ラブコメにおいて「勘違い」「誤解」はキーポイントでありますが、最高な方向へ勘違いと誤解と暴走が極まったな。赤坂アカ先生が最も影響受けたという『スクラン』の播磨誤爆告白を彷彿させる、スクールでランブルするラブコメ模様の開幕である(と思う)。
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128話「かぐや様は撃ち抜きたい」
最後の小細工
同じ13巻収録の「かぐや様は告りたい」で自分から告白するって決めた…に見せかけてまだ小細工を弄するかぐや様であった。人生と同じく恋する乙女もワンツーパンチなのですね。三歩進んで二歩下がる…です。
で、この最後の小細工が失敗したことで、もうなにもかもを捨てて最期の勝負へとなるので、そういう意味では人生はワンツーパンチ的にも最期のかぐや様の謎勝負としてもターニングポイントですね。幸せは歩いてこない!だから歩いて行くのだ!
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129話「白銀御行は告らせたい④」
マキちゃんさぁ…
双子や姉妹と形容してもいいレベルで、似た者同士な行動や台詞をするかぐや様とマキちゃんだけど、決定的に違うことが1つある。マキちゃんはかぐや叔母さま大好きだけど、かぐや様は別にマキちゃん好きでもなんでもない…むしろ嫌いってことです。
さすが報われない想いに定評のあるマキちゃんだよ。素直になれない子でありながら、この辺がマキちゃんが愛すべきネタキャラ所以でもある。あと、柏木さんってガチのマジで性格アレっすね。
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130話「子安つばめは断りたい」
これ脈ありやんか…!?
古今東西のラブコメをそれなりに読んできたと自負する僕ですが、「つばめ先輩×石上」に関して言えることは普通に脈有りじゃん!フラグ立ってるじゃん!ってことです。え?なにこれ?勝機しかないじゃん?
石上が引き起こした恋愛ハルマゲドンはヤバイだろ。
おそらくこの文化祭で「かぐや様×白銀」は決着が付くでしょう。でも、物語は終わらない!もう一人の主人公(裏主人公)石上がいるからですよ。
石上半端ないって!もう~あいつ半端ないって!マキちゃんだけでなくつばめ先輩ともフラグ立てて継続させるし。そんなんできひんやん、普通…そんなんできる?
元ネタ「竹取物語」を踏まえれば、つばめを手に入れられない石上を想像するし、最後にミコちんが…ってのが大多数が予想する石上顛末じゃん?それを悠々と超えていきやがった。つばめもGETできそうで、マキパイセンとのフラグも順調で、裏ヒロイン(ミコちん)も十分ある…。
可能性が無限大すぎる
石上は┬─ミコちんとくっつくよ(裏主人公&裏ヒロイン派)
├─つばめ先輩とくっつくよ(巨大ハートクッキー派)
├─マキちゃんとくっつくよ(やすらぎ派)
├─小野寺さんとくっつくよ(ラノベ派、同人版白い三角形派)
├─藤原書記とくっつくよ(正論DV派)
見えないか?げんしけん二部の班目ハーレム編のような波動が…。
かぐや様と白銀がくっ付いてもいける!石上の全方位フラグ立てた第二部が!
131話「白銀御行は告らせたい⑤」
最期の文化祭
白銀最後の攻撃「告らせたい」である。
もう最終局面でしょう。ヤムチャっぽく言うならば、ここらで「告らせたい」恋愛ごっこ遊びはいい加減にお終いだぜ!ってところ。まさかここから、見えない力で告白ブロックなんて某ニセなんちゃらみたいなことはないでしょう。やったら逆にすごい。
はじまるんだよ!
誰も見たことのねぇ新時代が!最期の恋愛バトルが!ここがかぐや様にとっても白銀にとっても天下分け目の「関ヶ原」である。最終決戦のゴング。「そして伝説へ…」である。14巻で僕らは歴史を目にするのだろう。
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コメント
つばめ先輩もゆうくんってよんでますよ
あと藤原家次女って三女のミスではって思いました
文章のいろんなとこで12巻と13巻がごっちゃになってますぜ
マキちゃんには幸せになって欲しい・・・。
マキちゃん最高。13巻最高。
ハーサカ派からマキ派になる巻でした。
やすらぎ派なので最終的にこの2人に結ばれて欲しいです
アニメのEDで会長にしてはまともな服着てると思ったら物語の登場人物みたいな感じだったので納得
普段の私服だとEDで毎回笑うことになるし
あれはかぐや様の夢の中だからな。
かぐや様の妄想の中なら白銀家に車があったりするしな。
アニメもいいよねぇ…特にEDは原作の現段階の二人と重なって胸が熱くなる
アニメ版の書記ラーメン回が待ち遠しくて夜も眠れん
石上ハーレムなんて存在しないと思うが…
ま、どうでもいい
今は会長とかぐや様の最終戦に集中しよう
最終戦?
仮に付き合うとしても頭脳戦は続くさ
これ、飛び級留学する会長のこと考えると残り時間短いから、最終回が近いのかな?
それとも会長は退場(かぐや様とうまく行って遠距離恋愛状態)した後、石上が主人公の第二部が始まるのかな?