『かぐや様』164話「伊井野ミコは愛せない④」。
石上がミコちんを褒めてみたらチョロかった話です。
「伊井野ミコは愛せない」シリーズもこれで4度目ですね。
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164話「伊井野ミコは愛せない④」
「伊井野ミコは愛せない」シリーズ
話数 | 愛せないシリーズ |
コミック115話 | 伊井野ミコは愛せない① |
コミック146話 | 伊井野ミコは愛せない② |
コミック158話 | 伊井野ミコは愛せない③ |
振り返ると「伊井野ミコは愛せない」と付くサブタイは重要なエピソードが多かった(ような気がした)。
特に「③」ではミコちんが石上に手を繋がれて乙女顔してたり、大仏さんが「よくない」「ミコちゃんそろそろ気づいちゃう」と意味深なことを言ってただけに、その続きなのかって注目が集まりますね。
今回の「④」は重要エピソードのようにも見えんかった。一見するとね。でも、実はとてつもなく重要エピソードだった説!
藤原さんのミコちん評
あのさぁ石上くん…。ミコちゃんは適当に褒めておけばすぐ上機嫌になる世界一扱いやすい子なのになんで上手にできないの?
まったくそのとおりのチョロインだけど言い方…。
しかし、石上は藤原さんの「ミコちんは扱いやすいチョロい子」ってのには、そういうのはある程度の好感度がないと成立しないと否定的です。ようするにミコちんの石上嫌いは半端ないので、おだてても嬉しくならないと。
で、実際は石上のおだてにもチョロインっぷりが全開で、あれれ~?石上が思ってるほど高感度低くないんじゃないの?ってのが今回のみどころですね。
生徒会室でバッタリ2人きり(Ver2)
デジャブである。このやり取りは配役逆でコミック95話「伊井野ミコは癒やされたい」でもありました。
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まだ2人が心の底から嫌い合ってた(?)時期ですね。あれからミコちんは石上に乙女顔をしていただけに、内心どう思ってるのか気になるところでしょう。
表面上はこれまで通りです。しかし、この漫画は基本的にヒロインのモノローグを描かないからね。かぐや様は主人公です。ゆえに、真のヒロインの藤原さんと裏ヒロインのミコちんはほとんど心の声がありません。
石上などの視点を通じて描かれるミコちんの姿ってのが基本なり。
いやまあ、読者には分かりやすいチョロインですがね。
ミコちんのチョロさ
ミコちんの字が綺麗すぎるって褒めれば、まるで月九のドラマの「ここ盛り上がる運命的なシーンね」って演出だー!なんだその数年ぶりに奇跡の再開をした時のようなデスティニー的なミコちんの反応は!
字には性格が出るそうな。「丸文字気味だけど形綺麗だし等間隔で几帳面」「こういう可愛い字僕には書けない」と言われたミコちんの表情がジワジワくる。
バックに「SAY YES」とか「ラブ・ストーリーは当然に」「LA・LA・LA LOVE SONG」「CAN YOU CELEBRATE?」と流れてもおかしくないぐらいドラマチックです。
そして態度は一変するのでした。ミコちんが優しくなりました。ちょっと褒められればめちゃくちゃ優しくなるミコちんには石上もビックリです。
しかも、薄い本が暑くなるように燃料も投下されてます。水をこぼしてズボンをフキフキしてくれるわけですよ。優しくいたれりつくせりなのです。
こんなん薄い本で一部が大きくなったのに気づいたミコちんがやっぱり優しくいたれりつくせりになるシチュエーションの導入部分じゃん。
優しくされればチョロインになるミコちんは薄い本において、料理の食材としても最適であったか。
そんなこんなで藤原メソッド(褒めればチョロい)は石上でも可能だった。これは「伊井野ミコは愛せない③」があったから実現したのか、以前の険悪100%でもできたかは定かではありません。
本物の運命的なシーン
ガチのマジで月九ドラマのような運命的なシーンだー!
褒めればチョロいミコちんに対して、「笑顔は悪くないぞ」ってのはここまでの藤原メッソッドとは一味も二味も違いました。おそらく心の底から石上はそう思ってる本音でしょう(文字が綺麗も本心だけど)。
ミコちんは笑顔が素敵!
ただストレートに褒めずに「悪くないぞ」ってのがミソよね。
それまでの「綺麗」って直球で褒めるわけでなく、「悪くない」ってのは藤原メソッドではない。石上メソッドだ!
ミコちんのメス顔が炸裂したのは素直にニッコリです。
メス顔になる秘訣
オチも含めてミコちんのチョロさが浮き彫りになった今回のエピソードでした。なんだかんだで石ミコ成分を補充できました。ミコちんのチョロさ、石上の高感度は本人が思ってるより悪くない、ミコちんの乙女顔…など、見どころ満載でした。
だ・け・ど!
私はあえて重要ポイントはそこではないと主張したい。
本当のキモは154話(コミック164話予定)である。
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今「藤原千花は愛したい」を読み返すと破壊力が跳ね上がるのです。なぜなら、対石上には嬉しい時に一旦「間」を開けて不機嫌な表情になるのです。石上に褒められたミコちんはすぐに反応せずに怒ってる表情をしてました。
ミコちんは時間差で乙女顔になる
ミコちんは対石上の場合、嬉しいこと言われると一旦不機嫌顔になる!それがミコちんクオリティなのでした。
字を褒められても「あっそ」と素っ気なく、髪の毛褒められても「は?」「バカな事言ってないで」とおこ顔、笑顔についても「はっ?」「何言ってるの」「きもい」と表情は怒りで辛辣な反応。だけど、内心はめちゃくちゃルンルンだったと。
対石上のミコちん
・嬉しいと最初は不機嫌顔&態度になる
・本当はめちゃくちゃルンルン気分(見せない)
・実はメス顔になってた
今回の石上とミコちんのやり取りで得られた知見である。
これを踏まえて「藤原千花は愛したい」を読み返すと…ミコちんのヒロイン度はプライスレス!
愛してるゲームのミコちんは深い(かもしれない)
「藤原千花は愛したい」の真意は深かった説
石上「伊井野…愛してる」
ミコ「ありがとう。私も最近の石上は結構好きよ」
と素っ気ない表情のあとに、おこになってました。
かなり怒り顔だったミコちんは重要(かもしれない)。
てっきり、石上が愛してるゲームで藤原さんに照れてしまった事が不機嫌の原因なのかと思っていたんですよ。しかし、真のポイントは違う説!
石上と「愛してるゲーム」後のミコちんはラストまでコマのフレーム外だったんだよね。霊圧が完全に消えてます。ミコちんの霊圧が消えた…?ラストのかぐや様のイタズラまでまったく登場しなくなったのです。
今回のミコちんの「対石上」で嬉しくなってメス顔する過程は「本当は嬉しいけど不機嫌顔→隠れてメス顔してる」が明かされたわけじゃん。あれれ~?これって「藤原千花は愛したい」の愛してるゲームの後もまったく同じ反応してた説が出てくるぞい!
「愛してるゲーム」でもこうなってた説!
追記、すごい伏線貼られてた
今回のノート写しで「石上の書いた文字をミコちゃんが手に入れてしまう」というのは後にあのしおりの手紙の文字とのフラグになりそう
— R.K (@ryutark) January 9, 2020
あ、そうか!今回、石上がノートを取ったことがものすごい伏線になってるのか。ミコちんに手紙としおりをくれた人…十中八九石上でしょうけど、それをミコちんが気づいてしまうっていう重要な前フリでもあるのか。
石上が取ったノートの字で、「気味の努力はいつか報われる」って書いた人が石上だって判明しちゃうってことか。やべー!これは盛り上がってきました。
コメント
今回のナンバリングは③ですよ
『伊井野ミコは愛せない③』ですね
と思ったら、雑誌の方のミスですね
④で合ってます
たぶん作者さん(と編集さん)のナンバリングミスですね
表記は③で正しいですが、実際は4番目ですね>「伊井野ミコは愛せない」
今回、ラブ探偵が石上の言葉に意味深な反応してるのがちょっと気になった
「伊井野は僕の事を嫌ってる」という言葉に対して、『こいつ分かってない』って感じの反応してる
これ、もしかしたらミコちゃんがすでに石上に好意を抱いてる事を察してる?
あのポンコツラブ探偵が?
あいつ本当にポンコツなんだろうか?
流石に略奪愛ネタには逃げたが、全部判った上で黙ってるんじゃ……
藤原は(何話だったか忘れたけど)ミコが石上に気があるのを分かった上で、「藤原千花は愛したい」ではミコの地雷すれすれを踏む意図でゲームをしかけてます。
(たまに藤原の手が震えてる、額に汗)
(額じゃなくて頬でした)
154話でミコちゃんは「本当に嫌いだわ…!」のセリフの後に「他の人には優しくしてるくせに…!」と言っている。あの時は酔っていたので、おそらくミコちゃんの本心が出ていたと思われる。
ミコちゃんは石上が優しい人間だと知っている。けれど自分に対しては優しくないことに
不満を持っていた。今回、石上が初めて自分に優しくしたのであんなにも照れたのでは?と思った(右手を折ってからの世話に関しては『償ってもらってる』と思っており『優しくされている』とは思ってなかったのかもしれない)
わかる
ただ初めて優しかったのは文化祭かな?
石上の褒め方は可愛いや必要連呼の藤原さんたちと比べると大した事は言ってないんだが
めちゃくちゃ優しいとビビる辺りお互いに向こうはこっちの事嫌いまくってるという思いが先に来まくるのかな
ノート写す作業をすることで結果として学力が上がり50番以内に入れようになりそうかな。そして、石上もザコちゃんと自分は支え合えたら良い関係になれると感じると。
ミコちゃんが「やったね石上!」と褒めているシーンが切ない
ゲームで遊んでるように見えてつばめ先輩のためにリングフィットで
鍛えてるんだよねぇ
うわーそっか石上の筋トレはそうか
しかし本当にあのさんばんはさぁ…
順調に周りからの評価を落としてて草 そろそろヒロインらしい所も見せて欲しいわw
今回のヤマカムさんの記事で、藤原がヒロインっていうポジションを思い出した
そういやそうだっけか
大仏ちゃんが危惧してた悪手ってなんだろう
石上がつばめ先輩に懸想してるときに恋しても、いまの石上とミコちんの関係では叶わないからダメってこと?
現状、石上からミコちゃん方向の恋愛矢印が全く伸びてないからじゃない?
完全な片思いになってる
そんな単純な話しかなぁ……
そろそろ気付いちゃうっていう言い方から、石上がつばめ先輩に惚れる前からの問題っていう感じに見えるんだよね
なにしろ、こばちゃんは石上の本質をかなり前から知ってるという描写がある
これは、耳タコになるほど聞かされた『ステラの人』が石上だと気付いてたっていう風にも見える
自分はつばめ先輩は全く関係ないと思うなー
ミコちゃんと石上をよく見てきたこばちゃんだから危うく感じる要素が多分あるんだと思う
主に問題がありそうなのはミコちゃん側かな?闇深そう
石上の優しさに気付いたらミコは絶対石上に惚れちゃうけど、その石上は好きでも
何でも無い子を守る為に停学になるようなヤツ
このズレから、愛に飢えたミコは絶対苦しめられるって事じゃ無いかな
汚れた血族の本性が垣間見られた
地球のガン、胸だけに栄養がいってる脳カラ…なんておぞましい…
単行本情報だけど、マキちゃん本気出してない状態でかぐや様の本気と一点差なのか(汗)
正真正銘の天才じゃないか
しかも、双子の弟の帝は模試一位の帝で確定か
そしてサタンの情報から、翼の苗字が田沼と確定w
これは妊娠フラグが立ちまくってるな
石上を軸にそれぞれの恋模様が描かれている展開に、ふと後見人の立ち位置が見え隠れ。
ミコちゃん→藤原さん(…ふーん)
子安先輩→かぐや様(燕を手に入れなさい)
そして、マキちゃんが石上を信頼出来る友人から一歩踏み出すイベントが発生した場合には
マキちゃん→柏木さん(友人の為の世話焼)
の後見人三巴戦になるのでは?と。
天才(アホ)vs対象F(カオス)vsサタン(翼付き)
の展開が起きるのかな?と思うのです。
ミコちゃんはこばちゃんと小野寺さんだろ
本当に「ステラの人」が石上なのかどうかっていうのが、ちょっと怖くなってきた…
この漫画の事だから、どんでん返しありそう。
石上が花好きって描写多いのとか、段々ミスリードに思えてきて…