『女神のカフェテラス』118話:クビ・ツン・デレ
( ゚д゚)←隼&読者
まさかまさかである。桜花が今更惚れてヒロインレースに出遅れて参戦した。1巻の表紙では真ん中でパッケージヒロインっぽかったけどさぁ。既に100話を超えてる中で「え?今更?」感がぬぐえないかなぁ。
で、宮古島編を振り返るとハミち○で終わった以上に「あれ?最終決戦じゃなかったの?」である。
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最終決戦とは…?
じゃあ旅行中、どこかで隼くんを呼び出して決めてもらいましょう。この中の3人の中から一体誰を選ぶのか…(107話)
流星と白菊と紅葉は旅行前、隼を呼び出して3人の中で誰を選ぶか決めてもらおうとしてました。『女神のカフェテラス』最終決戦を予感させてました。
当然、僕ら読者も「ついに最終決戦か…」と心構えしたものです。流星派と白菊派と紅葉派も気が気がじゃなかったでしょう。公式も「仁義なき宮古島死闘編」と煽る煽る。
で、宮古島旅行を振り返ると…隼を呼び出しませんでした!
最終決戦とはなんだったのだ。仁義なき死闘はなんだったのか。引き延ばし大成功です(褒めてます)。
舞乙参戦
111話
舞乙がデレた…。
パンツとシャツのみの格好で外の通用口からやってきた痴女こと舞乙。天才的コマ割りで大事なところ隠すなど天才の仕事っぷりに惚れ惚れします。
そして、大食い女王(性的な意味で)は、隼に本気で惚れてしまうのであった。111話にしてヒロイン増やしてどうすんだよ(褒めてます)。
流星と白菊と紅葉は特に何もしなかった。
ゴーヤを隼に持たせるぐらいでした。
桜花参戦
さすがに私だって…そろそろ好きになるわよ(113話)
桜花がデレた。
舞乙みたいなイケメンムーブを食らって恋しちゃったというよりも、ここにきて自分の気持ちに気付いたというのが正確なところかもしれません。
それにしても113話にして参戦してくるとは恐れ入った。桜花は『五等分の花嫁』の中野五月みたいにヒロインというより、マスコットで終わると思ってましたよ。
まあ、この漫画は既に秋水がマスコットとして不動の地位を築いてるので、桜花をヒロインレースに放り込んだのでしょうか。
ただ一つ言えることは桜花に勝ち目は無い(きっぱり)。
その理由は雁谷崎零が振られた紆余曲折に有ります。
零逝く…
零ちゃん隼くんに告白して…フラれちゃったんだって(115話)
零ちゃんフラれる…。
零ちゃんが逝ったか…。
でも見事な最期だったと思う。
それは舞い散る桜のように、儚くも美しく、グッとくる散り際であった。
敗北ヒロインが最期に魅せる輝きがそこにはあった。一生懸命やって勝つことの次に大切なのは、一生懸命やって負けることである。
まあ、莉々歌とのやり取りを見るとネバーギブアップになる可能性もゼロでは無さそうですが…。
いやでも流石は「仁義なき宮古島死闘編」ですよ。新たに2人の恋する乙女を生み出し、1人の敗北者を生んだ。何より零ちゃんは物語的に重大のポイントを浮き彫りにした。
隼の想い人
零ちゃんは保留でなく「お前とは付き合えない」ときっぱりとフラれた。もしも高校時代に零ちゃんみたいな子に告白されれば喜んで付き合ったと。裏を返せば昔なら付き合ったけど、今はもう付き合えない。
そして隼はチラッと喫茶「Familia」のメンバーを見て、零ちゃんは全てを察したのである。
そうか…もう隼さんには心に決めた人が…(115話)
>もう隼さんには心に決めた人が…
>心に決めた人が…
隼にはもう心に決めた人がいるのである。
その可能性があるのはファミリアの5人の誰か。これ自体は27話の未来描写で隼と娘のやり取りで、5人の写真を見ながら「この写真ってママだよね?」と言ってた事で明らかです。
今回の旅行はさらに突っ込んだ事実を示した。
やっぱりよくないよな。グズグズと返事を引きのばしたままってのは…(117話)
流石は瀬尾王子最高傑作ラブコメ(当社比)の主人公だ。鈍感でもなければ、高校生なのに避妊しないような主人公とはひと味もふた味も違う。ちゃんと察しが良いし、返事を引き延ばしてる自覚はあるのです。
今のファミリアの楽しい生活に満足してて居心地の良さを感じてるわけですね。だから返事をしてしまうとこの関係が壊れてしまうのが怖いわけです。
これを踏まえて桜花は勝ち目がゼロじゃないかなと思ったり思わなかったり。
桜花はもう死の宣告寸前?
117話
118話
告って即・ごめんなさいされた零ちゃん。これは「隼は心に決めた人がいる+返事を引き延ばすのはよくないと自覚」故でしょう。桜花も同じ構文になってる(ような気がする)。
117話時点では、ハミ○んを超える丸出し状態で最初に電話してきた桜花に何かを聞こうとしてるようにも捉えられ、ひたすら死んだ魚の目で桜花に話しかける隼が印象的でした。続く118話も桜花に何か大事な事を伝えたい素振りが見えます。
桜花は遮って勝手に父親目線の説教と受け取ってるようですが、もう隼は「心に決めた人+返事を引き延ばすのはよくない」モードですよ。これ、「愛・即・告白」した零ちゃんと同じ構造なんよね(桜花は編時聞かず有耶無耶でその場を去った)。
普通に読めば、桜花は「ごめんなさい!」という死の宣告待つだけである。ラブコメ漫画を読み続けてる俺は詳しいんだ!そも、留学時の今生の別れっぽいアレコレでも隼の想い人風でもなかった。あ、帰ってきたの。おかえり(生暖かいもの)。
桜花…他はもう無理だよ!?
また、ファミリア4人に告られた時の隼の反応が顕著です。
上から36話、38話、113話
それぞれ白菊、流星、桜花に告白された隼の反応である。まさに虚をつくようなビックリした描写。そして彼女たち3人に対するアンサーが含みを持たせてる。
え…。あぁ悪い…。けど急にそんなこと言われても(白菊への返事@36話)
いや…まぁ、困りはしないけどな。それは普通に嬉しいよ(流星への返事@38話)
いや…別に…迷惑ではないが…(桜花への返事@113話)
白菊と流星と桜花に告白された直後の反応と即座に出た判事である。
告白されてまんざらでもないことを告げてる。
これらに対し、特筆すべきは真っ先に告白して押せ押せのミホノブルボンみたいな先行逃げきりを図ってる紅葉よ。大本命なのではないでしょうか。
紅葉大本命説
「…」×2(35話)
格ヒロインズから告られた後の隼の反応も紅葉からの愛の告白だけは他のヒロインと一線を画す。というのも告られてビックリして取り繕った反応と言葉とまったく違う。何か察してる風です。
というのも、紅葉はストレートど真ん中に剛速球を投げてない。
好きとか言ってない。
はじめての告白は夏目漱石の意訳によろしく「今夜は…星が綺麗だね。明日は晴れるかな…」です。めちゃくちゃ抽象的なのに夏目漱石の「月が綺麗ですね(明治時代的な愛の告白の意訳)」と解釈した隼の一生けん命のやり取りはこそばゆいもんがあった。
93話
92~93話で描かれた紅葉エピソードは物語の大重要部分かなぁ。紅葉が音楽的に成り上がる云々と、男が出来たと勘違いした隼との、ニヨニヨできるやり取りです。
そもそも、紅葉がやきもち焼いて嫉妬するのも「初」です。
その上で気持ちを確認させるような描写も「初」です。
もうとっくに答え出てるんだよね。
これまでの紆余曲折よロジック的にラブコメ漫画として読むとさ…。
正ヒロインは…結ばれるのは…紅葉です!
もうはっきり分かんだよね。歴戦ラブコメを読みまくってきて、数々のヒロインレースの勝敗を見守ってきた私は分かる。紅葉だけスペシャルだし、彼女以外のヒロインと結ばれれば一揆が起こるぞ(マジで)。
紅葉は大正義ヒロイン!はっきり分かんだよね!
…と言っても瀬尾王子はロジックとか伏線とか含み描写とか王道展開とかを一切無視して、読者の奇を衒うアレコレに定評あるのでなんとも言えんけどね。
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コメント
ヒロインレース……ニセコイ……うっ、頭がry
くだらねえ 幼稚園児が作ったのかこれ?