『ワンピース』月からもたらされた方舟マクシムから考える「月」と「ある巨大な王国」の使ってたエネルギー事情！

未来島エッグヘッド島編で、ベガパンクが追及した「古代のエネルギー」（おそらくリアル世界の原子力みたいなものと思われる）で、にわかに注目を集めるのが「方舟マクシム」である。

 

というわけで「方舟マクシム」を掘り下げてみたいと思います。

 

マクシム

方舟〝マクシム〟！！！この舟で我々は〝限りない大地〟へ到達する！！！ヤハハハハハハハ！！！（277話）

 

方舟マクシムとはエネルがスカイピアの神隊たちを6年間幽閉して作らせた空飛ぶ船です。

その特徴は以下の通り。

 

 

ワンピ世界では飛行能力あるものはいくつか存在するが、あくまで低空で島と島レベル。マクシムは高度も宇宙規模で空・宙を自由に闊歩できる船はこれが唯一無二でしょう。これあればラフテルまで行けちゃうレベルです。

 

それどろか地球（とワンピ世界で呼ばれてるかは知らんが名義上「地球」と以下では述べます）を飛び出して、月にまで到達できます。

 

 

すごい範囲で移動できる乗り物に加えて、マクシムは兵器としても超次元の破壊力を叩き出すのである。

 

294話

 

さらに時間を使って溜めれば小島を消滅させた「万雷」の数倍以上の「雷迎」がぶっ放せる。ノーモンションで小島を跡形も無く消せて連発できて、時間をかけて溜めるとスカイピア丸ごと消滅可能な超異次元兵器である。

 

それは「プルトン…一発放てば島一つを跡形もなく消し飛ばすと聞く」と言われた古代兵器プルトンを思い出させ、ルルシア王国を消滅させた古代兵器ウラヌス？（マザーフレイムが古代エネルギーか兵器そのものかは定かでないが）をリンクさせる。

 

 

方舟マクシムは古代兵器と同程度か近い異次元の破壊力を搭載して、乗り物としても月にまで行ける移動要塞です。

 

こんなの作中の今の科学力では絶対作れない。ベガパンクですら作れない（と思う）。そんな未来科学が詰まったマクシムはエネルがスカイピアの神隊たちを6年間も幽閉して作らせたものです。

 

272話

 

ここで抑えておきたいのは、エネルが考案して設計したわけでは絶対にない。エネルがベガパンクを超える科学者という可能性もゼロじゃないが、その可能性は低い。

マクシムの設計者はエネルではない

そう簡単にこの舟は落とせんぞ。私は舟の動力回路くらい熟知しているのだ（285話）。

 

サンジにマクシムの動力回路を破壊された時の言葉。エネルは舟の動力回路くらいは熟知してる（裏を返せばその他の構造は詳細に把握してるわけでない）。

 

マクシムの舟内はとても高度な科学力の集合体な構造をしていました。

 

 

エネルがベガパンク以上の天才科学者というわけでなく、既存のマクシム設計図を手に入れて作らせたと考えるのが妥当でしょう。

 

もしマクシムの設計図があったとしたら、故郷のビルカでしょう。黄金はビルカには一切無かったが、元青海（地上）で黄金都市だったシャンディアで手に入りました。

 

エネルはたまたまマクシムの設計図をGETし電力云々など理解してないけど、雷で動かせると知った可能性が微レ存。

月の文明は電気が主エネルギー

エネルが渇望したのは大地ではなく月へ行くことでした。「神はそこ（月）に存在するものとされる」「神が還るべき場所」と。

 

それはビルカの言い伝えであり、先祖代々の願いのようなものと思われる（エネル本人は翼が無いので血統的に青海人の可能性が高いが…）。

 

翼人はほぼ間違い無く月の資源が枯渇したので地球へ移住した末裔。月の民の子孫です。それは扉絵連載「エネルのスペース大作戦」で確実レベルでしょう。

 

472話扉絵

 

 

 

翼人の種類	主なキャラ	先祖	現在
ルナーリア族	・キング	？
スカイピア系	・ニコス ・パガヤ ・マッキンリー
ジャヤ系	・カルガラ ・ワイパー ・アイサ
ビルカ系	・サトリ ・シュラ ・ゲダツ ・オーム ・ウルージさん

 

「エネルのスペース大作戦」ではかつての月には凄まじい文明・科学力を保持してたが、資源が枯渇して地球へ移住した翼人の様子が描かれてました。

 

この超発展した翼人が関係（作ったか協力したか）して、ベガパンクの知的探求心も感じちゃったのが約800年前の「ある巨大な王国」です。超進んだ文明を持って移住してきた翼人と「ある巨大な王国」は繋がりが強い（のは間違い無い）。

 

彼らが「ある巨大な王国」を興したのか、もともといた「D（の一族）」に協力したのは知らんが、「超発展してる未来文明の月人」と「Dが関係するある巨大な王国」はほぼ「≒」でしょう。で、20の連合王国に滅ぼされました。

 

んで、ここで気になるのは冒頭で述べたとように、「古代のエネルギー」は「電気」では無い。

月に文明もマクシムも電気で動く

468話扉絵

 

エネルはルフィに敗れても、マクシムに乗って夢だった「神はそこに存在するものとされる」「神が還るべき場所」である月へ到達します。

 

翼人が地球へ移住して、捨てられフリーズしてた月の文明に出会う。よくわからんけどとりあえず雷で攻撃したら、古代都市のエネルギーとなって眠ってた機械兵たちを再起動しました。「充電完了」である！

 

「マクシムを動かす動力は雷（電気）」「月の文明を動かした動力は電気」です。ベガパンクのフワッとした考察で「悪魔の実」は翼人が月から持ち込んだ科学力で無いと仮定して（抽象的でフワフワしすぎてて月の文明説もまだあるけどね）。

 

 

マクシムは「ゴロゴロの実」がある前提でなきゃ動かせないと思いきや、「悪魔の実」がベガパンクの考察したフワッとした理論で地球にもともとあった夢的なアレなら、月から持ち込まれたものでない。ゆえに動力は雷でなく電気です。エネルは運よくたまたま電気を起こせる雷能力者になった。

 

エネル本人は電力の仕組みを理解してないが、雷人間なら電気動力を起こせると理解していたと（ルフィのゴムって物質はまったく知らなかったが超人系と理解してるので空島にも「悪魔の実」は常識に近く身近と思われる）。

 

それらを踏まえると、「月の文明」にしても「（それに連なる）マクシムの設計図」にしても、電気で動いており、主エネルギーと推測できる。

古代エネルギーは電力ではない

ベガフォース1は…コレに習って作ってみた物だ。しかし私の科学力でも再現できない部分があり、とても800年前に作られた機械兵とは思えない。〝動力〟だ…。今の世界の常識を変える程の力が…過去にはあった（1067話）

私の求めるエネルギーに辿り着こうすればする程、この古代の「機械兵」を動かしたであろう〝動力〟に…〝古代のエネルギー〟に近づいてしまうのじゃ…（1068話）

 

空白の100年の「機械兵」を動かすエネルギーは今の科学力でないと述べるベガパンク。

 

そのエネルギーを再現したのが「マザーフレイム」かは定かで無いが、古代兵器やそれに準じる「ある巨大な王国」の兵器を動かしてのは今の地球の科学力では再現できない「古代のエネルギー」です。

 

あれれ～おかしいぞ～？（子供探偵の口調で）。

 

空白の100年で超発展した「ある巨大な王国」の科学力は、地球には無い月からの移住者である翼人がもたらしたもの（の可能性が限りなく高い）。

 

んで、その文明を継承した設計図のマキシムにしても、月に残された機械兵の動力にしても…エネルの「ゴロゴロの実」の電気（雷）で動いてました｡月の科学・文明・機械は動力が「電気」だったのはほぼ間違いない。

 

にも拘わらず、それをもたらした（であろう）「ある巨大な王国」の巨大機械兵や古代兵器ウラヌス（マザーフレイム自体が兵器の可能性もある）は、動力は「電気」でなく、再現不可能な「古代のエネルギー」なのです。

 

 

これらの事象をどう見るべきだろうか…？

 

遥かに発展してた月の文明の動力は電気。電気自体は今のワンピ世界でも再現できる。「ある巨大な王国」にあった古代機械兵を動かすには再現不可能な「古代のエネルギー」が必要。

 

月人（翼人）は資源を求めて移住してから、もともと使ってた電力でなく、青い星で「ある巨大な王国」で機械兵などに「古代のエネルギー（ベガパンクいわく再現不可能）」を動力としたのかもしれない…？知らんけど。

 

 

 

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