『ワンピース』の光月(天月)トキ様について気になるところ。
おでん様の奥さんでモモの助と日和の母親。約800年前からタイムスリップして来た「トキトキの実」能力者で存在自体が重要すぎる。歴史から抹消された「空白の100年」の生き証人でもありました。
光月(天月)トキの謎
光月(天月)トキのプロフィール
966話
プロフィール | |
所属船 | モビーディック号(白ひげ)→オーロ・ジャクソン号(ロジャー) |
誕生日 | 1月19日 |
年齢 | 享年36歳(生まれは約800年前) |
身長 | 190cm |
星座 | やぎ座 |
血液型 | X型 |
出身 | 不明 |
好物 | こんぶ焼き |
年表
光月(天月)トキ年表 | |
約800年前 | トキ様誕生 |
?年前 | トキトキの実で未来へタイムスリップを繰り返す |
30年前 | おでん様と出会い白ひげ海賊団乗船(実年齢26歳) |
28年前 | モビーディック号でモモの助を産む |
26年前 | モビーディック号で日和を産む
おでん様と一緒にロジャー海賊団に移籍 ロジャー海賊団がワノ国上陸時に下船 |
25年前 | 百獣海賊団からモモの助を庇い足に重症を負う
おでん様がワノ国に帰国 |
20年前 | おでん様と赤鞘九人男がカイドウ討入失敗
百獣海賊団におでん城が襲われモモの助達5人を未来に飛ばす 燃えるおでん城で詩(遺言)を読み上げ死去 |
こうして見るとトキ様は謎だらけですね…。
出生の謎
965話
トキ様といえば生まれは自分でも分からないというのは気になるところですね。両親がワノ国生まれであり、自分もワノ国風の格好をしているけど出身地が分からない。ワノ国に行く事が幼き頃からの念願だったそうです。
- 両親がワノ国出身であることは知ってる
- 自分がどこで生まれたかは分からない
約800年前の「ワノ国」を出国した両親がどこかでトキ様を産んだと思うんだけど、トキ様はどこで生まれたか把握してない。これいかに…。
両親と同じ「ワノ国」生まれでなく、かと言って「ある巨大な王国」(仮)というわけでもない。モモの助や日和と同じ船上とかでしょうか。それとも未来へ飛んだのが幼すぎて分かってなかったか…。
トキ様の両親を考える
天月トキの両親は約800年前にワノ国を出国したのは間違いない。そもそも「天月」というのはワノ国の大名家ですからね。
965話
将軍と5つ(6つ)の郷を治める大名家ってシステムは800年前も同じでしょう。トキ様の両親は大名家でありながらワノ国を出国しているのです。
約800年前にワノ国を出るとしてざっくり3つ考えられる。
- ただ旅に出た
- 当時の将軍がマリージョア移住で付いてった
- 「ある巨大な王国」関係者
単純に旅に出ただけ。当時鎖国してたかも分かりませんからね。とはいえ、トキ様は何か含みを持ってるので無しかなぁ。
もう一つは天竜人システムで一緒に出国。
五老星のワノ国出身ぽいやつ
五老星にひとり、どう見てもワノ国出身っぽい人物がいます。手に持つ愛刀は初代鬼徹のようにも見える。五老星は天竜人ですので、このハゲは元どこぞの王の血筋(もしくは本人?)ということになります。
天竜人は創造主とも呼ばれ、今の世界政府を作った人たちの末裔です。800年前に「ある巨大な王国」と「20の連合王国」が戦争をし、勝利した20の王族(正確には19の王族)が聖地マリージョアへ移り住むことになります。これが天竜人のはじまり。
722話
- 19人の王が世界の中心に集い巨大組織「世界政府」を作る
- 19人の王族はマリージョアに移住
- 19の国から王族がいなくなり、各国では次の王が選出された
五老星のハゲがワノ国出身だったならば、約800年前に勝利した「20の連合王国」の一つであり、先祖(もしくは本人が)当時のワノ国の将軍となる。マリージョアへ移住したので空いた将軍の後釜になったのが光月家説である。800年前は「石工の一族」だったそうだしね。
仮にこのような出来事があったなら、トキ様の両親が当時の将軍について行ったというのもあり得なくはない。でも、トキ様はやっぱり含みがあるし、これだったら自分の出身地知らないというのもよく分からない。
トキ様は目的があって未来に飛んでる
トキ様は両親出身のワノ国に行くだけでなく、もっと重要な目的があって未来へ飛んでる節がありました。
20年前の過去回想で死の間際にモノローグを見せてます。
おでんさん…私は過去から逃げてきた…。未来へ飛べば誰かがやっててくれるって私…思ってた…!!(973話)
トキ様は過去から逃げてきたそうな。そして未来に行けば誰かが何かをやっててくれると考えてたそうです。詳細不明ながら、めちゃくちゃ意味深ですよね。おでん様から「お前も探しに来たんじゃないのか?」「世界がひっくり変える日を…」と指摘されたのを思い出してるのも尚興味深い。
これを素直に受け取るなら、トキ様は約800年前から「世界がひっくり返る」事を求めて時を旅してきたことになる。800年前ってのがミソよね。800年前は19の王族が今に繋がる世界政府を作り上げたわけですしおすし。
※追記
※最初に「未来へ飛べば誰かがやってくれるって」と誤字っていました。確かに自分の役割を放棄して逃げて…という印象ですね。
巨大像ズニーシャに命令可能
約800年前の過去から逃げてきて「世界がひっくり変える」のを誰かがやっててくれるって思ってるとなると、天月トキ様と両親は「ある巨大な王国」側に与してた可能性が非常に高い。
光月家の先祖も「ある巨大な王国」側でポーネグリフを作成した石工の一族です。天月家…というかトキ様と両親も相当な関わりがあったと推測される。なぜなら、巨大象ズニーシャに命令できるのは天月の血筋でほぼ間違いないから。
821話
ズニーシャは1000年以上歩き続ける巨像。約1000年前に背中にミンク族が住むようになってモコモ公国となりました。このズニーシャは大昔に罪を犯して歩く事しか許されなくなったそうです。罪の詳細は不明ですけど、歩く以外できなかったズニーシャにモモの助の命令は上書きでるのでした。
ズニーシャに「ただ歩くこと」だけを命じたのはモモの助の先祖であり、それは母の天月の血筋である事が濃厚。こんな巨像に命令できたのです。
ズニーシャの言う「大昔」がいつかは定かでありませんが約800年前ならトキ様かその親に命じられたのでしょうか。トキ様の両親はワノ国生まれなので、天月家の者がズニーシャに命じるとしたら約800年前かなと。
「過去から逃げてきた」を考える
395話
トキ様の「過去から逃げてきた」「未来へ飛べば誰かがやっててくれるって思ってた」発言から推測すると、「ある巨大な王国」が20の連合王国に敗北したことで未来へ飛んだとしか思えません。
ただ両親はワノ国生まれなので、元から「ある巨大な王国」(おそらくラフテル)住民とかではない。この辺は掘り下げられるとジョイボーイにも関係してるかもしれない。知らんけど。
そもそも、トキ様の「トキトキの実」能力は自分だけでなく他者も未来へ飛ばす事が可能です。20年前の錦えもんたちを飛ばす時にやり取りで一緒に自分も未来へ行けるけどあえて行かない事を選択した様子が伺えました。
だから引っかかるのはトキ様はひとりだけ時を越えてたことです。約800年前に両親も一緒に未来へ逃げれば良かったのにと思ったり思わなかったり。それが出来ない事情があったのでしょうか。私気になります。
まとめるとこんな感じかな。
- 両親は約800年前のワノ国出身
- 自分の生まれた場所は分からない
- 過去から逃げてきた
- 「世界がひっくり変える」を誰かがやっててくれると思ってた?
- ズニーシャに命令できる血筋
- 「ある巨大な王国」関係者が濃厚
- 未来へ飛んだのは一人だけ(両親は?)
そんなこんなでまだまだ謎だらけの光月(天月)トキ様なのでした。既に故人だし、どのように掘り下げられるかは分かりませんけど、非常に重要人物なのは間違いない。
コメント
私はトキ様生存説を推したいです。
というのもやはり暗がりで赤鞘達を介抱していた影の正体であると思います。
800年前から繰り返し時を越えてきた彼女は本懐を遂げる為には手段を選ばないはず。赤鞘達が越えた20年を微妙にずらして現在はワノ国に潜伏していると考えます。
あれは日和
トキトキの実はいまどこにあるんだろう?
トキ様も気になるけど、トキトキの実の後継者も気になる。
ひよりかな?
「未来へ飛べば誰かがやっててくれるって私…思ってた…!!」なので、やってくれるとやっててくれるではだいぶニュアンスが違うかと。
自分がなすべき役割を知っていた→逃げてきた→やはり自分がやらなければならないとわかった、という印象です。
あら、まあいいのですけど、記事を修正したのならその旨を付記したほうが読みに来るひとに誠実なのでは……
トキ様がやらなければいけなかったことは、子供のモモの助(もしかしたらトキトキの実を受け継いでいる日和?)がやることになる流れだと思う。
未来に飛べるということは自分の子供と子作り可能ということだよね
子供を産んだ時点で未来に飛ぶことはやめてそう
能力(トキトキの実)と本人の名前(トキ様)が一致してるのちょっと不思議じゃないですか?名前は生まれた時に付けてもらうもので、その後の人生でその能力の実を食べるかはまだ分からないのに。ルフィでいえば、本人の名前が「ゴム」っていうのと一緒だなと思って。トキ様が生まれた時代は能力の得方が違ったのかな、と想像が膨らんでいます。
ワンピースを考察してる読者の多くが「ある巨大な王国」は世界政府と敵対して敗れた一国と認識していますが、自分はこれこそが作者のミスリードで、実際は逆なんじゃないかな?と感じます。もし、この「ある巨大な王国」こそが今の世界政府の原型だとしたら、どうでしょう?
独占欲の強かった国王がいたからこそ、侵略戦争で巨大化してゆき、ついに世界中の主要国を武力制覇したあと、歴史そのものを曖昧にして完全に世界を支配するシステムを築きあげたと考えた方が、なぜ政府が空白の100年の謎を維持し続けるか?の説明がつく気がします。
「虚の玉座」をつくり、各国の王達に独裁欲を持たないよう誓わせつつも、実際にはイム様が世界政府の王として君臨していたわけですし、もし「ある巨大な王国」の国名が今の世界政府の原型だと感づかれる危険性のあるものであれば、オハラでクローバー博士がその名前を口にする前にCPに殺害を命じたかも説明がつかと思うのです。