「三国英雄たちの夜明け」プレイレビュー記事です。
ポイントを抑えて楽しめるところをちゃんと実施した王道的経営&戦争シミュレーションゲームといったところ。
三国志の舞台で、国家経営の内政をしつつ、RPG要素の戦闘もしていく多角的に「やれることが多い」ゲームです。けっこう長くじっくり楽しめるかなと。
陣地とか国取り合戦としても内政の箱庭ゲーとてしも楽しめます。ただやることめっちゃ多い。
「三国英雄たちの夜明け」レビュー
クオリティ高いシミュレーション
三国志を題材にしてるので、おそらくゴールは中華統一でしょう。天下取りのシミュレーションゲームです。そのために「やるべきこと」が多い大艦巨砲主義なボリュームのコンテンツが用意されています。
上図は外のフィールド画面です。右上の「青」「赤」「緑」の全体勢力図から分かるように、「魏」「呉」「蜀」の3つが覇を競ってます。
「魏」「呉」「蜀」は最初に3つの中から選ぶことができて、プレイヤーは「魏」「呉」「蜀」で選んだ国で天下統一を目指します。
んで、フィールド画面では、主に戦のイベントをしていきます。
一方で、内政をするのが「領地」です。
「領地」画面では、主城(首都)で箱庭ゲームのような内政が可能です。
これはこれでめっちゃ面白いのがポイントです。
- ワールド画面では戦い系のイベント
- 領地画面では内政をシコシコ楽しめる
「三国英雄たちの夜明け」は大きくこの2つのフィールド画面を同時に進めていくことになる。
ワールド画面
外のワールド画面では戦闘が主なイベントになります。
領民の困りごとを聞いたり、軍事演習したり、蛮族の侵入があったり、リアルタイムで他国と戦争してたり…と、すべてが戦場に繋がっております。
よくある戦争シミュレーションと同じように、顔有りの武将だけは育成可能で、武将に兵隊を補充して部隊として派遣していきます。勝っても負けても兵力は減ってるので、戦闘の後は必ず「兵士補充」をしましょう。
顔有りの武将(固有キャラ)はRPGのように強化可能です。
武将はそれぞれアイテムを食わせることでレベル上げたりスキル強化したりすることで、率いる部隊がダイレクトに強化されます。
とはいえ、成長できる限界が設定されており、外のワールド画面だけでバトルだけしてても直ぐに成長できなくなります。武将の成長限界の裏表となってて同時にやらなきゃいけないのが、領地の内政です。
それぞれの武将が率いる部隊は派遣したら、そのまま領地内の街を治めることになるので戦闘だけでなく内政スキルも上げとこう。
領地の内政
ずっと戦場に部隊を派遣して戦い続けるってだけでは行き詰まる仕様なのも「三国英雄たちの夜明け」の膨大なコンテンツを楽しんでくれって製作者の意図が分かる。というか個人的には内政の方がすき。
武将の成長には領地の官邸LVを上げなければ、途中でストップしてしまいます。だから内政も同時にやっていかなきゃいけません。主に進めるべきは官邸のLVです。
主城のレベルを上げなきゃ武将レベル上げも蓋をされてるので、必須の項目となっています。官邸レベル上げには「消費する素材」「施設のレベル」という条件があり、内政をしこしこしていかなきゃいけません。
素材は領地内に設置してる施設(これも作ってレベル上げなきゃいけない)で一定時間を置いて回収可能です。また施設のレベルが官邸レベルアップの条件にも設定されてるので、素材回収するのと並行して箱庭ゲームのように領地を発展させていきます。
農場や木工所などの施設を建てて、一定時間が経過したら素材が回収できる仕組み。施設のレベル上げると回収できる素材の量も上がるし、官邸レベルUPに「施設のレベル○以上」があるので必然的に施設のグレードアップもしていくことになります。
個人的には、この内政が好きというか大好物だったり。もう外で武将使って戦いたくないんじゃ!ずっと領地の発展をシコシコしていたんじゃ!って気分にもなります。
領地には素材回収する施設だけでなく、武将集めるたもの施設だったり、兵士の強化の施設などもあり、なんだかんだでワールドの戦場イベントと繋がっています。
「三国英雄たちの夜明け」まとめ
そんなこんなで、「三国英雄たちの夜明け」はやれるコンテンツが膨大に用意されている経営&戦争シミュレーションゲームです。がっつり楽しめるポイント多いです。
- 「ワールド」ではRPG的な武将育成して戦場を戦うイベント
- 「領地」では施設を建てたり素材回収したりする内政イベント
主にプレイして進めていく軸はこの2つのフィールド。
どっちの要素も楽しめるように出来てます。
この手の陣取り&戦争系のシミュレーションゲームが好きな人には刺さると思います。