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『川柳少女』151句/152句:五七五系少女②感想 ラブコメの神を見た!

『川柳少女』151句/152句:五七五系少女②

 

>君のため。選ぶコトバはただ一つ。

 

 

「神を見たことがありますか?」って聞かれたら即答するね。

 

『川柳少女』に神を見た。

 

あまりにも素晴らしい展開で打ち震えてしまいましたよ。ここにまたラブコメ史に残る伝説が誕生したのです。七々子とエイジが結ばれる!ただ両想いの2人がくっ付くだけなのに最高オブ最高だよ。あまりにも感動のフィナーレだったので最終回かと思っちゃったぜ。

 

舞台もシチュエーションも最上級クラスのものが用意されていた修学旅行でしたわ。

ラブコメで話が動くって本当に良いものですねぇ(しみじみと)。

 

『川柳少女』が神だった件

サブタイトル「五七五系少女②」

第1句「五七五系女子」

 

何が良かったかって全てが素晴らしかったってのが総意ですが、まずはサブタイが素晴らしいと主張したい。なんたって「五七五系女子②」ですからね。このサブタイって1話のはじまりのサブタイでもあります。

 

「五七五系女子」ではじまり、この天下分け目で同じサブタイで「②」を持ってくるとはやりおるわい。本当に集大成感が半端じゃなかったですからね。なぜ1話と同じサブタイなのかしっかり意味がある(後述)。

 

修学旅行で告白するって決めた七々子でしたが、途中で勇気が無くなってしまい落ち込んでからの逆転ホームラン。上げて落としてまた上げる。見事のなV字ラインの軌跡を描いてましたな。

 

最後の告白展開までのもって行き方も好き。

五町さんは当て馬として最高の仕事をしてくれた!

明司五町と雪白七々子

147句 / 148句

 

七々子とエイジが結ばれる前に、五町さんが逝きました。

 

いやまあね。

五町さんに勝機は最初から無かったとはいえさ。

もうちょっとこう手心というか…。

 

五町さんがなぜ結ばれないのかを読者に分かりやすく明確に論理的にコマ割りからどういう半生を歩んできたかを七々子と対比させるように描く展開よ。作者は鬼ですか?

 

お互いの中学生時代のエイジとの思ひ出がある。

 

五町さんはエイジと会ったおかげで自分の姿を変えました。

文系少女スタイルを捨ててギャルになった五町さん。

 

対して自分は変な女の子だと自覚しつつも中学生の時にエイジと出会って「変わらなくていい」って言われて、あるがままの素で、恥ずかしくて喋れない系女子として今に至った七々子。

 

五町>私は姿を変えて今までの自分を捨てただん

七々子>自分を捨てずにいられる場所を見つけたのでした

 

これがそのまま天下分け目の合戦で勝敗になってしまいましたね。

 

もっと言えば、五町さんは中学の時に喋りかけてれば違った結果になったかもしれんのに…。自分を偽ること云々ではっと気づいて告白することなくジエンドなり。

自分を偽ってた五町さん

高校デビューしたことを自分を「あるがままでない」として偽ってるのは…と。キッチリ、明確に理論的に敗北ヒロインになってしかるべきと描いたのはとても斬新で残酷でした(褒めてます)。

 

偽物の私

 

私は変わったんじゃなくて、ただずっと…

偽ってただけだったんだね…

 

 

五町さん…(´;ω;`)

 

個人的には相手に好かれたくて変身するってのも全然有りで一途だと思いますけどね。

最後にもしもの「IF」でメガネっ娘時代に勇気を出して話しかけていれば…ってシーン。

胸が熱くなったよ!

 

夢か幻か妄想か本当にあったかもしれないIFか

 

彼女の妄想なのか本当にあり得た事だったのかは定かでないけど、中学時代に勇気を出していたらって描写はだいぶ救いともなりましたね。見事な最期だった。

 

告白こそ結局できなかったけど、五町さんはちゃんとケジメをつけて自身の初恋に終止符を打ったのである。無念の涙を流してましたが、しかしその涙こそが心打つものです。しかも、あったかもしれない「もしもの並行世界」で締める。

 

敗北ヒロインとしてこういうラストもいいもんだと心から思ったものです。

こうして五町さんの恋は幕を閉じた。あえて川柳風に言えば「五町さん、もしもの未来、胸を打つ」である。さらば五町さん!

これまでを上手く補完する集大成

それにしても中学の頃にエイジと出会ったのが七々子にとって変わらないでありのままでいいってメッセージとして受け取っていた補完は見事だ。

 

12句

 

またどこかで会った時は、オレに川柳教えてくれよ

喋るのが苦手なら、言いたいことは五七五でいいからさ

 

普通の子とは違うって自覚してふさぎ込むようになった七々子を救ってくれてたエイジ。変わらなくていいし、言いたいことが五七五で書けばいい!喋る必要なんてない!ってね。

 

もっといえば、七々子がエイジを修学旅行中で呼び出した場所よ。

どこかっていえば神社の裏です!

この意味分かりますか?(高田延彦風に)

 

この2人にとって神社の裏ってのはスペシャルワンだから。彼氏彼女とか恋人とかそういう意味においてね。元をたどればやっぱり初期の初期である4話にあります。

 

第4句

 

もっとこう…然るべき場所ってのがあんだろ

例えばほら…神社の裏とか…

 

カップルには然るべき場所がある!

それは神社の裏!オレンジロードでいえば100(99)段の階段のような場所ですよ。神社の裏で最後の決戦になるってのは熱いね。天下分け目の関ヶ原に相応しいところです。

書くことない七々子

書けない

 

いっ…言わないと…!!!

今の思いをエイちゃんに…!

エイちゃんに…。

でも何を…書いたらちゃんと伝わるの…?

ねぇ、エイちゃん

 

七々子といえば喋らない。すべて五七五の手記で伝えます。そんな彼女が何を書いていいか分からなくメダパニ状態になるのは破壊力抜群でしょう。修学旅行の前から告白の言葉を沢山考えてました。

 

でも結局、絞れませんでした。いわく「エイちゃんに言いたい事がありすぎて」「うまくまとめきれてないけど…」である。そりゃ、小田和正も歌うっちゅーの!言葉にできない。

 

そんな何を書いていいか分からない七々子に不意打ちのカウンターを沈めたエイジは男の中の男だよ。ちゃんと五七五で伝えたんだもん。

 

いつか川柳が上手くなったら、その時言うよ五七五で

 

ずっと前から好きでした

「好きだから、こいねがわくば、恋仲に」

 

男・エイジ!

五七五で先手を取る!

 

対する七々子の返事がね。芸術的だったんだ。七々子は恥ずかしがり屋で喋れません。声に出して言葉を発することは無理なので、五七五で書いて伝える。

 

これが4コマギャグとしてもほんのりニヤニヤコメディとしても効果は抜群だった。

ただ、修学旅行編はほとんど4コマの形態になってませんでした。

いかにスペシャルってことが伺えますが、本当に…本当に…特別だった。

 

十七字そんな言葉を紡いでも恋い余る想いを書くには足りないの…!

 

エイジから先に告白されたので返事なんてオーケー牧場に決まってる!返事を筆談で書いて返そうとしたら、短冊が飛んでしまいます。これでは筆談で返事ができない!いや、よく見ると手元に短冊が1枚残ってる。

 

だから、七々子は短冊に筆談で告白の返事を返すことが出来たのです。

それなのに!何を書いていいか分からない。

 

このシーンは、風で短冊が飛んだから筆談できなかくなったわけではない。断じてない。むしろ、1枚短冊が手元に残ってるので筆談可能だったにも関わらず、あえてね。筆記で想いを伝えなかった芸術的すぎるワンシーンだよ!

なぜ七々子は喋らず五七五で筆談するのか

1句「五七五系女子」

 

七々子はなぜ五七五で筆談するのか。

答えは1話で出してた。

だから今回が同じサブタイなんだ。

 

考えが、まとまらなくて、喋れない

 

五七五で何かを書いて伝える理由は考えがまとまらないからす喋れないんです。じゃあさ。エイジの告白の返事は?考えがまとまらず喋れない?ノーでしょう。

 

そりゃ、小田和正も歌うっちゅーの!

伝えたいことがあるんだ。

 

五七五で記すのは七々子の考えがまとまらず、文字制限あったほうが逆にまとめやすいから。考えがまとまらないって、七々子のエイジに対する想いにそんなことはないわけで。だからこそ、伝説はここに起きるのです。

 

 

好き!!

 

 

七々子が喋ったー!

声に出して自分の言葉で「好き」と。

 

五七五の筆談ではありません。だって五七五で伝えるのは考えがまとまらないからだもん。七々子は考えることもまとめることもないもんね。

 

・考えがまとまらないから喋れない→筆談

・考えることもまとめることもない→喋る

 

言いたい事は考えて整理してまとめる必要絶無。1話の冒頭の通りじゃないですか。喋れないのは考えてしまうから。エイジへのLOVEにはそんなもん無い!

 

伝えたい事は外レート剛速球で二文字なんです!「好き」だけ。壊れたテープレコーダーのように「(エイちゃん)好き」とだけ繰り返して口に出して喋り続ける七々子よ。考えない、素直なありのままの気持ち。だから口に出せる。感動したわ!

考えることもまとめることもないので喋る

エイちゃん好きだよ

 

喋らず筆談でしかやり取りをしなかった七々子。

4コマ漫画としてギャグ漫画として「おもしろい」「かわいい」「キャラ立て」って要素が強かった七々子が喋らない設定。

 

それを根底からひっくり返し、尚且、1話から明示された「考えがまとまらないから喋れない」を踏まえた上での「好き」って口に出した言葉よ。クララが初めて立った時より感動的です。考えをまとめる必要ないもんね。素直にストレートに言いたい事だもんね。

 

喋った七々子。

ついに結ばれた2人。

 

神を見たことがあるか?

YES!『川柳少女』で見た!いわゆるゴッド!

 

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ヤマカム

コメント

  1. 匿名 より:

    次はアマネ部長と柔道部キャプテンだ‼

  2. 匿名 より:

    泣けた(ToT)

  3. 匿名 より:

    気付けば、マガジンには珠玉のラブコメが揃っていた時代でしたね

    マコさんが終わり、川柳少女が最終局面、5等分の花嫁も最終決戦の様相…

    マガジンに深刻なラブコメ不足が訪れるかも

    それでも歩は詰めてくるだけかな、ラブコメでまだまだ続く雰囲気あるのは

  4. 匿名 より:

    五町の今後は、慰安旅行編があるかどうかですね
    142句で近くの温泉宿予約してたはず

  5. 匿名 より:

    今回の話は感動した。

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