ドラゴンボールの国王
『ドラゴンボール』世界の犬が国王様です。
動物型人間が普通にいる世界観なのでそれ自体は問題ありません。
基本的にキングキャッスルで世界の王として統治しています。ちょっと国王については色々と気になる点があります。この犬の国王様はめちゃくちゃ良い人ですけどね。今回はドラゴンボール世界の国王について。
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ドラゴンボールの国王
犬の国王は、152話ではピッコロ大魔王に国王の座を追われてしまいますが、正義感が強く「こんなやつが王になっては世の破滅だ」「だれかこの無法者をやっつけてくれいっ!」と命を顧みず叫ぶなど活躍。間違いなく清い心を持った善良な人でしょう。
まず気になるのは「国王」って名称でしょう。
世界王とか世界大統領でなくただの国の王なのです。これは国家の概念がないというか、地球一つで丸々一国となってる設定でもある。国でなく地区と呼ばれてるので世界は統一されてるからでしょう。
ドラゴンボールの世界は一国しかない
153話
いまこの世界には一体いくつの地区があるか知っておるかな?
そう43地区だ
世界には43地区ある。
すなわち「〇〇国」なんて概念自体がありません。地球全体で一国であり43地区に区分けされているのです。29番地区が「西の都」に該当します。ただの都でなくリアルでいえば一国の規模なのでしょう。
「西の都」「東の都(ナッパに壊滅させらた後復興したか謎)」「北の都」「キングキャッスル」「ポリサスシティ」「オレンジシティ(サタンシティに改名)」などで区分けされてると考えられる。43地区で世界全体一国なのがドラゴンボールワールド。
キングキャッスルは世界全体の中心地で首都のようなものかな。地球に国家の概念なく全てがひとつの国みたいなものなので「国王」という名称も納得です。
「国王」=「世界の支配者」
95話 / 19話
作中で「世界の王になる」「全世界を支配下」というのは、キングキャッスルの犬国王から「国王」の座をひきずり下ろすことを意味しています。これを実行したのがピッコロ大魔王。
ピラフはドラゴンボールを使って世界の王になる願いを叶えようとしていました。レッド総帥はレッドリボン軍の軍事力なら時間さえかければを可能だったと述べています。ブラックも孫悟空を勧誘する時「(ドラゴンボールは譲るので)キミとわたしが手を組めば世界征服できる」と述べてました。
キングキャッスルを守る…実質世界唯一の軍は国王のものでもある。その名を「王立防衛軍」です。全軍「KC(キングキャッスル)」のロゴを入れてる。戦うのはピッコロ大魔王とかセルなど限られた相手のみ。他は全て警察が担ってた。
DB世界の唯一の軍隊「王立防衛軍」
レッド総帥の言葉を素直に受け取ればレッドリボン軍とどっこいどっこいか劣る感じか。世界には王立防衛軍しかない。国王のための軍である。国王の命令で動く、みんな「KC(キングキャッスル)」マーク。言い換えれば、レッドリボン軍のような異端でなければ誰も逆らえない。
何より、作中で世界征服しようとしてたピラフもレッド総帥もブラックも権力を奪い取るつもりだったこと。つまり、民主的な選挙で「国王」を選んでるわけでは無さそう。だってずっと国王だもん。
「国王」はずっと(?)
396話
この男…似ている…その昔、ピッコロ大魔王から我われを救ってくれた、あの時の子供に…
ピッコロ大魔王編からセルゲーム編でもおおよそ15年ぐらい経過してるのに犬の国王はず~っと「国王」として君臨してるこが伺えます。
悟空(12歳) | 第21回天下一武道会 | |
悟空(15歳) | 第22回天下一武道会 | ピッコロ編 |
悟空(18歳) | 第23回天下一武道会 | |
悟空(29歳) | 第24回天下一武道会 | セルゲーム編 |
悟空(36歳) | 第25回天下一武道会 |
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約15年「国王」であり続けた犬の国王。世界で唯一の軍隊「王立防衛軍」を持つ犬の国王。世界を治める「国王」という地位は世襲制で永続的なのではないかと思ったり思わなかったり。
モチのロンで犬の国王は超良い人です。自らの命を捨てる覚悟でテレビ実況したり、子供(孫悟空)がピッコロと戦って自分が逃げるなんてと言ったり、善玉の心を持っているのは間違いない。しかし、たまたま良い人が国王だっただけなのではとすら思う。
そもそも、犬の国王がなぜ「国王」なのかってのも気になるところ。
犬の国王(の先祖?)はもしかして…
1話
まえにドラゴンボールを集めた人は王様になったらしいわ!
ブルマはすっごい昔の文献でドラゴンボールの存在を知ったそうですからね。初期(最初の願いを叶えるまでの時期)で、亀仙人は三星球を「百年ほど前に海底で拾った」、パオズばあちゃん(ウーロンが詐欺してた村の老婆)は六星球を「わたしのばあちゃんがどっかで拾ってきた」と述べてました。
作中で神龍を呼び出しウーロンがしょうもない願いを叶える前に、ドラゴンボールで願いを叶えた者は、100年以上前に王様になったという。前述した通り、ドラゴンボールの世界には「国」という概念がない。
それは遥か昔から。それこそ、カタッツの子が悪の心を追い出して地上でピッコロ大魔王が暴れまわった前史…ようするにドラゴンボールが作られる前から地球は一国で国王がいた様子が伺えます。ピッコロ大魔王様の「いま国王を名乗ってるやつ」である。
カタッツの子が神様になる前―ドラゴンボールが無い時代から、『ドラゴンボール』世界は地球全体が一つの国だったのでしょう。そして、ブルマが文献などで知った、前にドラゴンボールで願いを叶えた人は王様になった発言です。
ちなみに、犬国王の先祖が正義の心で王様になった線もゼロだ。
なんたって神様がクソみたいな願いを叶えるヤツしかいなかったと述べてる。唯一の例外が孫悟空だけだったという。
164話
地上の者たちの勇気と希望のためにと作ったドラゴンボールだったが、皆ろくなことにつかわぬ…。己の欲のためだけだ…
孫悟空以外はドラゴンボールの願いは己の欲望でしか使わなかったと嘆く神様であった。悟空だけがちゃんとドラゴンボールでまっとうな願いをしたので神龍蘇らせてやろうと。
前にドラゴンボールで願いを叶えたやつは己の欲望のためだけに王様になったんですねぇ。
犬国王の先祖だと思われる。
以上から導き出される答えは一つだ。
犬国王の先祖が100年以上前に地球の「国王」って地位をドラゴンボールで誰か(当時の「国王」)から簒奪する願いを叶えたということである。
善良な犬国王
あなたの先祖…ピラフ一味やレッドリボン軍と何が違うの?という結論です。いまの犬国王は平和と正義を思うとっても良い人なのだが、先祖がドラゴンボールでその地位を奪い取ったとしか思えんぞい。
コメント
これはおもろいっすね。
そんなに深く考えてのセリフじゃないだろうってのもあるけど、つなぎ合わせるとなんとなく形になるというのがまた。
鳥山先生がそこまで考えてるわけないだろ
>あなたの先祖…ピラフ一味やレッドリボン軍と何が違うの?
でもこれ、当時の国の状況にもよるんじゃないですかね
例えば北斗の拳みたいな法も秩序も無い世の中だったり、当時の支配者がやりたい放題してて人死にがしょっちゅう出てたりしてて、
「こんな世界、俺が自分で変えてやる!」ってなったら、レッドリボン軍とかよりはまだだいぶマシですよね
ピラフの願いを阻止するためにギャルのパンティを願ったウーロンも己の欲のためって判定された訳だし、これも神様基準なら自分の為だって事になりそう
なかなか面白い考察。多分作者はそこまで考えてないけど
まあ、先祖がドラゴンボールで世界征服したとしても
そのこと子孫が知ってるわけないし
別に国王の発言に矛盾もないし
徳川家康が秀吉の遺言を反故にして江戸幕府開いたようなもんなんだろう。世の中そんなもん
実は地球には「王様」という概念がそもそもなくて、犬国王の先祖が地球で「国王/王様」という概念をドラゴンボールで作った可能性はどうでしょう?
なんて考えてると、宇宙にはコルド大王とかベジータ王とかの王政があったのなら、犬国王の先祖は実は「王様」の概念を知っていた宇宙人だったのだ!という謎推理もできたり。
面白いですね。
王様になることと、王家が続くことはまた違うことなんではないかなと。
いい王様だったから、ここまで続いてるんじゃない?
王様になった動機や方法がクソでも、なっていく過程で王としての自覚が出てきて善き王となるのはよくある話
「王の王たる由縁は善き王たる事ただ一つ!」
ある某国の宮廷画家さんのセリフですが真実だと思いますよ。
この国の民は国王の治世に満足しているようだ。
クーデターを企む悪党はいても、革命を願う民衆はいない。
最初の国王がどんな人物だったかは分からないが、
少なくとも後継者育成については成功したようですね。
前時代はそれこそ43の国家があって、神龍によって「世界征服」がなされた結果の世界なのかも
ワンピースの失われた400年みたいに、神の力でそのことに気づかされないよう世界中の人が洗脳されてる
面白い!わずかな手がかり見逃さずここまで想像できるなんてすごいです!
ドラゴンボールで国王になった人が悪政をしいたため、クーデターで引きずり降ろされた可能性もあるのでは?その後は犬国王の祖先が代々良政を続けてるとか
さすがヤマカムさん、常人ならざるひらめき・推理力……
かつて、ドラゴンボールをここまで深く考察した人はいただろうか
久しぶりの良記事
鳥山信者くっさ
悟空の幼少期は周りに犬やら恐竜やらが沢山いて普通に人語で話してたのに、悟飯のハイスクール編からは一気に減りましたよね。その時の天下一武道会でも観客も選手も人ばっかになってたし。人語喋る彼らはどこ行ったのだろう?
ドラゴンボール世界の地球には
ブルマやヤムチャのような人間タイプ
ウーロンやプーアルのような動物タイプ
そしてピラフやギランのような怪物タイプの
三種類の地球人が生息するとされている。
年月の経過とともに人間タイプが増加し、
動物タイプや怪物タイプは減少傾向にあるという裏設定が存在する。
43の国家の1つがペンギン村?
レーダーもない時代に世界を旅してドラゴンボール集めて願いを叶えたなら
王としての資質は充分な気もするよ。
世の中を良くしようとして王様を目指す人もいます。ジオウみたいに。
そして、なる過程や、なった後に保身のために暴君になる事も有ります。
或いは「自分が王になる=自分のための願い」と判定されたのかも知れません。
CROSS EPOCHではサタンが願いで王になってましたね
これは無意味な考察w
本人が何をやっているか・考えているかは無意味!
先祖が何をやったかが全て!
徹底して血筋第一主義とはジャンプらしい!素晴らしい!
その昔はそもそも国があったのか国王が居たのかさえ・・・分からんぞい。
王様が居ないところで王様になったのかもしれん。
「へぇー!繋ぎ合わせるとそうなるんだ!なるほどー気づかなかった!」と作者の鳥山明自身が読んだら言ってしまいそうな考察。
「わたしのなあちゃんがどっかで拾ってきた」西野七瀬かな
この国王、セルゲームの時に、雰囲気似てるとかじゃなくて道着を見てなんも思わないのかよな。あんな目立つ服。
鳥山「国王・・・?」
立場は人を変えるものです。
王様になってからその重責に気付き、全うしようとしたのかもしれません。
国王の位を奪ったのではなく
禅譲してもらったのでは?
典型的な無意味な深読み
メインキャラすら忘れる作者がそんなこと考えてるわけない
超やGTで犬国王出てたっけ…?