『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~-』(赤坂アカ)15巻読了。
14巻に続いて神だったとしか言いようがありませんね。ある意味ひとつの完結です。
「恋愛は告白した方が負けなのである!」 エリートの集う秀知院学園生徒会で出会った会長・白銀御行と副会長・四宮かぐや…。この両想いであるはずの天才2人が、互いに相手に惚れさせ、相手から告白させようと日常の全てで権謀術数の限りを尽くす、新感覚のラブコメ!! 第15巻では、新章に突入!! 文化祭でのウルトラロマンティックを経て、急接近した白銀とかぐや。世間のクリスマスムードが高まる中、このまま“普通”の恋人同士になるかと思いきや、“氷”のかぐやが目覚めてしまう…。“完璧でありたい”白銀と、“完璧じゃない”所こそを求めるかぐや、まだまだ、“ファーストキッスは終わらない”。
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『かぐや様は告らせたい』15巻
各エピソードの感想はヤンジャン掲載時に書いてますのでそちらをどうぞ。
15巻はまさに「一区切り」といいますが、かぐや様と白銀の相手から告白させる勝負の決着でありカップリング成立という最高にエモものです。良い漫画だったなー!(まだ完結していません)
142話:四宮かぐやについて④
マキちゃんの弟
15巻はかぐや様と白銀の決着編ともいる2人が中心ですけど、コミック142話ではマキちゃんの弟が描かれています。ファンブックによればマキちゃんの弟は「双子の弟」と書かれています。これは四条帝なのではないか疑惑が出てきますね。
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四条帝とは秀知院ナンバーワンの白銀をもってしても越えられない全国模試1位に君臨する男。東京都在住で現役高校生。しかも「帝」という名は、原点「竹取物語」でかぐや姫と両想いだった存在。白銀御行にとってラスボスなのは間違いない。
まあ、マキちゃんの双子の弟があの「四条帝」の線は薄い。
「同学年高校生百万人のトップ」
ヤマカムさん、マキちゃんの双子の弟は四条帝ではないと思いますよ
何故なら、四条帝と会長は同学年ではない可能性が高いですから
会長は同学年ではトップだと言ってます
しかし、四条帝はそれより上
つまり四条帝は会長と同学年ではないという事になります>コメントより
白銀は同学年では全国模試トップである。ゆえに、マキちゃんの双子の弟が全国模試1位の「四条帝」はあり得ない。ラスボスは一つ上か下でしょう。
143話:かぐや様は気づかれたい(氷)
いまここでしてみますか?キッス
おねだりする氷ちゃんが可愛かったです。
コミック25話のセルフパロディである氷ちゃんバージョンの「気づかれたい」乙女心がよく描かれてました。お可愛い。
単行本で読み直してて25話と対になってることに気づいた。それは「いつものかぐや様」と「氷ちゃん」だけでなく、石上とミコちんも「対」で描かれてセットだったんだな。それは犬のように鼻が利くである。
コミック143話と25話
「すん」と匂いで色々と変化を感じる犬コンビでもある。ミコちんは最新話(145話)でもつばめ先輩の匂いを敏感に感じています。この2人はいつもと違う匂いを敏感に感じ取れる犬コンビでもあるんだなぁ。
生徒会メンバーって、白銀も石上もミコちんも「犬」。かぐや様だけ「猫」。猫型の生徒会メンバーの加入が待たれるな。
144話:かぐや様は許したい(氷)
文化祭で大人のキッスをしたわ
最初に出た時の氷ちゃんの印象は…「はやく消えないかなぁ…」だったのですが、回を重ねるたびに氷ちゃんとしてのお可愛さがどんどん増していきました。恋愛相談する氷ちゃんに頬が自然と緩んでしまいます。
また、白銀と大人キッスしたことを知るのは柏木さんとマキちゃんという構図が面白い。生徒会メンバーの藤原さんもミコちんも石上も誰も知らないというキッスを知らない状況。今後に含みがありかもしれんな。
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145話:かぐや様はいただきたい(氷)
パクっと
コミック5話「かぐや様はいただきたい」の氷ちゃんバージョン。いつものアホかぐや様違って積極的なのが氷ちゃんとの差異でしょう。ウインナーを食べると同時に指までチュパって口に加えてしまう絵面がとてもリビドーを刺激しました。
ぶっちゃけえちえちすぎる。ウインナーも指もとある行為のメタファーにしか見えませんでした。氷ちゃんはえっちな子だと思いました。はい。
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146話:私達の仮面(かぐや編①)
みんなで四宮かぐやだもんげ
氷ちゃん…というかみんなでかぐや様であり仮面をかぶっていた。とても感動的な話で綺麗にまとまてるんですが、恐ろしいことに「私達の仮面(かぐや編①)」ってサブタイトルなんですねぇ。このシリーズまだ「①」なんです。
なんか解決してるように見えるけど、当然「私達の仮面(かぐや編②)」はいつか描かれるのだろう。性格と内面は見事に完結してるのにはじまりである「①」ってナンバリングがちょっと不安です。まだかぐや様には仮面があるのだろうか…。
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147話:私達の仮面(白銀編①)
白銀の仮面
「私達の仮面(白銀編①)」は文字通り仮面かぶる白銀。ただ男の子としてそこは譲れないラインでもあるのがミソよね。15巻でもかぐや様に見苦しいほどの努力を見せなかったけど、いつか晒すことがあるのかこのまま通すのか。また白銀家母も気になる存在や。
「きっと俺は四宮の運命の相手じゃない」は重くて想い。その通りなのでしょう。ファンブックでも作者公認で「竹取物語では脇役の1人でしかなかった彼が、かぐやを手にできるか、運命に挑む脇役」と言われてましたから。打倒四条帝(多分運命の相手)!
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148話:かぐや様は告りたい(氷)
氷ちゃんもアホだった
15巻のおまけページでは「アホかぐや」「氷かぐや」それぞれの説明が書かれていましたけど、氷ちゃんもアホと表裏一体なんだなぁと認識できるエピソードでしたな。氷ちゃんも十分アホです。
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149話:かぐや様はこれでいい
この2人はそういうことだろうか
柏木さん、妊娠、婚約、おめでとうございます。
>コメントより
翼くんの誕生日って発表されましたか?
もしも9月生まれならクリスマスベイビー。
つまり歴史は繰り返される。>コメントより
柏木さんが、クリスマス妊娠したら出産が2学期になるからちょっと微妙だよね
保健室登校であれば一緒に卒業できるし良いんじゃないかな
卒業するだけの単位と出席日数さえ確保していれば後は休んでも卒業だけならできるし>コメントより
柏木さんのお腹には新たな生命が宿ったのでしょうか…?
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150話:普通のロマンティック
ロマンティックや…
文化祭のウルトラロマンティックとは違う、氷ちゃんが望んだ通りの「普通のキッス」「白銀からキッスしてほしい」が叶った胸が熱くなる最高のハッピーエンドである。ラブコメ史に刻まれた顛末だったのではないでしょうか。
先に「好き」って言ったのはかぐや様の方。そこからはスムーズといいますか、お互い我慢してたのが一気に卍解。これが最終回と言われても納得の最上で究極で至高のキスでした。そこに至るまでとキッスしてる魅せ方がたまらんわい。
コマ割で魅せる演出。
さすアカ>コメントより
最後に小さく見せるあのコマは最高にエモい
>コメントより
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151話:ファーストキスは終わらない
サブタイトルが不自然に左に寄せた書き方
これは今後右側に追記されたサブタイトルが出てくる小粋な演出かな?>コメントより
150話と151話は小粋なコマ割りなどの演出が光る「普通のキッス」だけどスペシャル感がありました。気になるのは「普通のロマンティック」「ファーストキスは終わらない」は意図して左側に寄ってサブタイをバンと書かれてたこと。
当然、逆の右側に寄ったサブタイがこれの「対」であるのではと読者が想像するものでしょう。2度目のキッスだったけど、白銀の新しい一面を知るたびにファーストキスになるってかぐや様のモノローグから察するに、白銀にとってもいつまでもファーストキスってエピソードで使われる伏線かもね。そこで右側にバンとサブタイ!
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ラブコメとしてのこれから…
「めでたしめでたし」である。
白銀とかぐや様の紆余曲折は15巻でお終いといっていい。これが最終巻だと言われても納得です。もちろん、まだ見ぬラスボス四条帝や、かぐや様の実家や、白銀の母親…などが残ってるけど、それでもここで一つの区切りでまとまったのが名作所以よ。
基本的に名作と呼ばれる歴史に残るラブコメは十数巻で終わるから。それ以上やると評価を著しく下げます。だって、「くっつく」「くっつかない」の距離感を延々とし続けるわけですので、この辺の尺度がベストでしょう。
かぐや様と白銀はくっ付いた。だからこそ、これからは未踏の境地というか、ラブコメ作品としてどうなってしまうのかってのも非常に楽しみである。「くっ付いたらそこで試合終了だよ」のラブコメにおいて、その先へ行く…。
まあ、裏主人公(石上)がいるのでまだまだ全然先が楽しみだし、面白いんだけどね。それでも、メイン2人が結ばれた顛末を見ただけに、かぐや様と白銀はこれからどうなるか。見ものやね。まる。
コメント
オマケページの藤原長女のウチのクリパキモい発言で、吹いた❗
最後のページの、月に届くけん玉がいいよね‼️
14巻の氷化から15巻のラストまで氷かぐや様がどれだけ「普通」を連呼していたか
改めて読みなおすと最初から最後まで一貫して「普通」に拘っていたことに気が付いたわ
そんな「普通」に拘るかぐや様だからこそ、普段は普通ではないかぐや様だからこそ、
ラストの「普通」のロマンティックが突き刺さるんやろうね
石上を気に入っているのはアホかぐやじゃなくて実は氷かぐやの方ってのは上手いと思った
言われて見れば観察眼が鋭い所やそれで孤立しちゃったり距離感上手くつかめない所は共通してるし、臆病な性格同士親近感持つのもわかる
次回の石上くんの行動が気になる
あと、柏木さんおめでとうございます
ほんと話の展開が上手い
どんどん関係が進展していくから、二人の過去が余計に気になってくる
かぐや(氷)が白銀を好きになったエピソードは冬休みデートで明かされるんだろうか
「ちゃんと言葉にしたい事があります」って多分正式な告白だろうし
「一年生 夏」編だけでも二人の出会い(かぐや的に)、生徒総会、選挙、生徒会始動後と
1巻丸まる使えそうなほど濃密な時間っぽい
わたモテもかぐやも、大学から結婚までやっていいんですよ。ジャンルは人生。
公式から徹底的にイジられる天才たちの頭脳戦ちゃんもかわいかったけど
迫り来る絶望に怯えるかぐや様は告らせたいちゃんもかわいかったです
裏表紙がクソ面白かった件
カバーの「人は変われない。だが、人は人によって変えられる」が
前作ibの名言「人は絶対に変われない」の救いのあるアンサーになってて最高でした
単行本でどうやって修正するんだろう?と思ってた、12月23日が長すぎ問題は修正されてなかったな。棺を数えて香水で追いかけっこ→柏木さん&まきちゃんに相談。ここで夕暮れ描写→弁当→会長倒れる。どう考えても相談の翌日が弁当じゃないと合わない。夕暮れを修正したとしても、昼休みに追いかけっこ、相談、うたた寝、弁当は詰め込みすぎ。まず弁当食えって話になる。
藤原さんとかぐや様の出会いも見たい。藤原さんが自分の命よりも優先するぐらい好きな理由は憧れだけじゃないはず。マイナス面も含めて好きだと言ってたし。