90年代ヒロインの「胸が小さい」「貧乳」「ちっぱい」は今の感覚だとナイスバディな事を考察する

今日は真面目な話をします。

漫画キャラのおっぱいについてです。

 

ひと口におっぱいと言っても千差万別で今回掘り下げたいのは「貧乳」についてです。最近、昔の漫画をよく懐かしみながら読んでたらとある事に気付いてしまった。

 

「貧乳キャラ」は真の意味で進化してる。具体的に言うと昔の貧乳キャラって今の基準だと全然違う。

 

90年代の貧乳は本当に貧乳だったのか？

90年代からロリキャラはいたし胸はペチャパイだったけど、それなりの年頃でいわゆる「貧乳キャラ」って今の感覚からすると全然貧乳じゃない。むしろおっぱい大きいよ。

 

どう見てもナイスバディなんだけどまわりから貧乳扱いされてた。それが90年代！

『らんま1/2』の天童あかね

その小さな胸しまえ

 

90年代を代表するおっぱいが小さいヒロイン（とまわりから言われてた）の代表格は『らんま1/2』の天童あかねちゃんでしょう。

 

「小さな胸」「寸胴」なんて言われてましたが、どう見繕ってもあかねちゃんのおっぱいは大きいです。ナイスバディです。ボンキュッボンです。

 

バストアップを頑張るあかねちゃん

 

本人もバストが小さいことを気にしてる様子でした。確かに女らんまと比べたら小さいのかもしれない。シャンプーや姉ズ（かすみ＆なびき）に比べたら小さいのかもしれない。

 

それでも、どう見てもあかねちゃんはおっぱいは大きい。巨乳の部類に入る。なぜ貧乳扱いだったのか？単純に『らんま1/2』は巨乳キャラばかりで相対的にあかねちゃんは小さい方だったという結論になる。

 

90年代はおっぱいが大きいのがデフォだった。真の意味で貧乳キャラは今ほど多くなかった。つまり相対貧乳理論によって、今の基準なら「普通～巨乳」が小さい胸という扱いを受ける現象が起きてたいたのである。

 

 

※『らんま1/2』はうぇぶりなら無料で読めます。

 

『地獄先生ぬ〜べ〜』の稲葉郷子

胸はまだまだ小さいけれどそのうち大きくなるのよ～

 

『地獄先生ぬ〜べ〜』の稲葉郷子も貧乳キャラという扱いを受けてました。

 

しかし、実際には貧乳という程かと疑問です。それなりに立派なお胸をしていました。しかもJSですからね。それでこの乳は及第点どころか大きい部類でしょう。

 

いつも一緒だった親友の細川美樹が小学生とは思えない規格外のおっぱいだった為に相対的に貧乳となったわけですよ。他にもクラスメイトの中島法子も大きかった。

 

 

こうして見ると郷子は立派なお胸だった。今の基準なら貧乳どころか大きい部類に入ってもおかしくありません。これもやはり相対貧乳理論ですよ。

 

※ヤンジャン！なら『地獄先生ぬ～べ～』シリーズが無料で読めます。

 

『スレイヤーズ』のリナ・インバース

 

リナのお胸も今の基準なら大変立派のものと言えるでしょう。しかし、胸が小さい扱いを受けており「幼児体形」「ペチャパイ」「大平原の小さな胸」と散々な扱い。

 

本人もおっぱいが小さい事を気にしていました。

 

そんなにペチャパイじゃないやーい…

 

まったくもってその通り。全然ペチャパイじゃありません。公式キャラデザ担当のあらいずみるい先生本人のコミカライズでも大変立派に描かれてました。

 

ぶっちゃければアメリアやナーガが巨乳すぎただけなんです。やはり相対貧乳理論が当てはまる。

 

『魔女娘ViVian』のアラウネ

なによペチャパイ！！

 

『魔女娘ViVian』のアラウネもまた貧乳キャラでした。「ペチャパイ」なんて言われてましたし、本人もお胸が小さいことを気にしてました。スラリとした足が魅惑の武器であると自覚してた。

 

しかし本当にペチャパイなのかといえば今の感覚では決してそうではない。

 

 

今の基準なら全然貧乳ではありません。むしろ立派なものをお持ちです普通よりも大きいのではないかとすら思えます。これでペチャパイなら令和のペチャパイヒロインが泣きます。ビビアンが大きすぎて相対貧乳理論が当てはまる。

 

 

※ヤンジャン！なら『魔女娘ViVian』『ボンボン坂高校演劇部』が無料で読めます。

 

『半熟忍法帳』の深雪（みゆき）

あんまり平なんで背中かと…

 

ドラクエ4コマ劇場でエッチなことを描きまくってた新山たかし先生の『半熟忍法帳』は深雪（みゆき）が貧乳であるってネタが鉄板でした。ラブコメとしてエロコメとしてもおっぱいネタがわんさかで今読んでも最高だぜ。

 

で、深雪は胸が無いとか言われながら描写を見るとやっぱりナイスバディなんですよね。

 

大変立派なものをお持ちです

 

どう見てもナイスバディです。本当にありがとうございました。

 

この大きさで毎度お馴染みのように深雪は貧乳ネタをやってたわけ。沙霧やかすみに比べると小ぶり程度です。これも相対貧乳理論と言っていいでしょう。

 

『まほろまてぃっく』のまほろさん

「凹凸の欠如したボディ」「その貧弱なオッパイ」

 

小っちゃな胸♪おっきな瞳♪って歌といい作中でもお胸の大きさがいじられてたまほろさんであるが本当に「小っちゃな胸」「凹凸の欠如したボディ」「貧弱なオッパイ」なのかといえば答えはNOでしょう。

 

 

けっこうボリュームがある。もちろん他のヒロインに比べたら小ぶりに描かれてます（式条沙織が大きすぎる）。とはいえ、これで貧乳なんて言ったら『Kiss×sis 』の桐生三日月なんて目も当てられませんよ。

 

まほろさんは「凹凸の欠如したボディ」「貧弱なオッパイ」では決して無い。エッチなのはいけないと思いますと言いながらエッチな裸ばっかりだったまほろさんのお胸はそれなりにボリュームある。

 

2000年代の貧乳は本物が増えた

そんなわけで90年代～00年代初頭までは貧乳という扱いでも見た目はけっこう大きいキャラが多かった。本物の貧乳が増えてきたのは2000年代からでしょう。

『いちご100％』の南戸唯

 

「唯ちゃん胸ちっちゃいもんねー」とワガママボディの北大路さつきの言葉通り唯のお胸は小ぶりでした。

 

北大路だけでなく西野も東城もおっぱい大きかったが、相対貧乳理論などでなく、唯はマジのガチで小さかった。設定だけ貧乳でなくちゃんとちっぱいで多くの貧乳愛好家が感動したとかしなかったとか。

 

『ネギま！』の綾瀬夕映など

 

綾瀬夕映	身長：138cm、スリーサイズ：B66/W49/H66
鳴滝風香	身長：128cm、スリーサイズ：B62/W46/H55
鳴滝史伽	身長：128cm、スリーサイズ：B62/W46/H55
エヴァンジェリン	身長：130cm、スリーサイズ：B67/W48/H63

 

巨乳も良いが貧乳もまた良し

オッパイに貴賎なし

 

とは『ネギま！』一番の名言ですが、確実に貧乳（というか無乳）がしっかり描写されてたのは赤松健のプロの拘りを感じましたね。貧乳キャラが見た目はナイスバディでなく、完全無欠の貧乳です。

 

『ハヤテのごとく！』の桂ヒナギク

 

なんという平原…。

 

2000年代になって貧乳キャラがちゃんと貧乳として描かれるといってもロリキャラの範疇。『ハヤテのごとく！』のヒナギクは身長も低いわけでなくロリキャラでもないけど「凹凸の欠如したボディ」「大平原の小さな胸」という言葉がピッタリ。

 

ヒナなんか、ブラのサイズAAA（トリプルエー）とかいってAカップより小さいサイズを常に身に着けてるんだぞ？貧乳の神だと思わないか？（532チャプター）

 

本当に貧乳の神だと思う。

 

神ってる貧乳ボディをいかんなく発揮して人気キャラでもありました。

 

※『ハヤテノごとく！』『トニカクカワイイ』はうぇぶりなら無料で読めます。

 

『だがしかし』の遠藤サヤ

 

「サヤってさ、おっぱいないじゃん」「サヤちゃんは、脚…かな」というようにサヤ師もまた完全無欠の貧乳キャラです。ほたるさんと風呂入った時はあまりの戦力差が一目瞭然でしたね。

 

だがそれがいい！

 

「スレンダー（貧相）」「三白眼」「八重歯」という三種の神器ことサヤ師の魅力ウェポンです。設定だけでなく描写も完全無欠の貧乳キャラでした。

 

 

※サンデーうぇぶりなら基本無料で読めます。

 

『かぐや様は告らせたい』の四宮かぐや

四宮の攻撃力は脆弱！豆鉄砲程度である！

それに引き換え藤原書記の攻撃力は戦車級！

 

かぐや様もまた貧乳キャラを地でいく。そして描写もきっちり貧乳となっており、ナレーションの通り「豆鉄砲程度」でした。

 

でもかぐや様はそこがお可愛いのは常識。王道のような胸が小さいことを気にするヒロインで素晴らしかったです。

 

 

※ヤンジャン！なら『かぐや様は告らせたい』が無料で読めます。

 

『ぼくたちは勉強ができない』の古橋文乃

 

『ぼく勉』の文乃さんも完璧な貧乳キャラでした。ギャグパートでも胸が無いことをイジるネタが多く笑いを取っていました。「文乃さん＝胸が無い」ネタは鉄板だったよね。

 

描写も絶妙な貧乳でした。特に何度も風呂シーンで裸体を披露して至高のちっぱいを提供してくた。まさに文乃さんこそ平成を代表する貧乳キャラだったと断言できる。

 

 

2000年代で真の意味で貧乳になった

そんなわけで90年代は「胸が小さい」「貧乳」という設定でしたが、見た目は普通にナイスバディという子が多かった。今の基準だと「どこが貧乳なんだ？」と思うおっぱいの大きさだったわけ。

 

それが2000年代は貧乳キャラは描写もお胸が控え目。むしろ絶壁と言って差しさわりないヒロインも増えてきました。今日では設定だけ貧乳で見た目はおっぱい大きいキャラは殆どいません。

 

 

このような現象がなぜ起こったのかは正確には分かりませんが一つの仮説を立てるとしたら、貧乳の需要が増えたのではないか。

 

もっと言えば「おっぱいは夢」である事に尽きる。人の夢と書いて儚いと読む？違います。人の夢とかいて「おっぱい」と読むのです。

リアルの胸の大型化と関係する説

リアルに日本の女性は巨乳化してます。

トリンプ調査の下着カップサイズの売上推移を見れば一目瞭然でしょう。

 

年数	Aカップ	Bカップ	Cカップ	Dカップ	Eカップ
1980年	58.6％	25.2％	11.7％	4.5％
1990年	32.3％	30.5％	21.4％	10.0％	5.6％
1994年	23.6％	31.2％	25.8％	12.2％	5.3％
1998年	18.1％	32.9％	28.0％	15.3％	4.8％
2002年	10.6％	29.9％	28.3％	20.5％	8.3％
2006年	10.2％	27.6％	27.2％	21.5％	10.0％
2010年	8.5％	24.6％	27.2％	22.0％	12.3％
2014年	5.3％	20.5％	26.3％	24.1％	16.2％
2018年	2.1％	17.9％	26.9％	26.3％	18.8％

 

昔はAカップやBカップ…胸が小さい女性が多かった。90年代はBカップ以下が多数を占めてたわけです。それがどんどん変わっていき、2018年なんてAカップの売上は全体の「2.1％」にすぎません。Dカップ以上が過半数を超えてる。

 

つまり、ひと昔前はリアルで胸が小さい女性が多かったからこそではないかと。巨乳には希少性があったんですね。だから夢を描く漫画では、夢の結晶であるおっぱいでは、胸が大きいヒロインはドリームそのもの。貧乳扱いされても夢はでっかく！

 

2000年代になると胸が小さい女性がどんどん減っていき、貧乳に希少性が出てきてる。愛好家が増えたのではないか。だからヒロインの貧乳キャラはガチのマジで小さくなり、需要にこたえる形になったのかも。

 

 

という説が成り立つ。あくまで仮説だが正鵠を射てるかも。