『葬送のフリーレン』第76話：決着 感想・考察 小さくてかわいい子が大好きなメトーデさんが最高すぎる件

『葬送のフリーレン』第76話：決着

 

メトーデさん良いね（百合的な意味で）。

 

『葬送のフリーレン』は登場キャラクターの良さが魅力の一つ。だからこそ旅で別れてしまうのが残念だと思う人物がたくさんいました。その中でも顕著だったのは一級魔法使いのメンバーでしょう。使い捨てるなんて勿体無い！と。

 

で、北部高原ルーフェン地方にて試験管だったゲナウとメトーデが再登場です。キャラを大切にしてる感もエモいっすね。

 

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第71～76話感想＆考察

メトーデさん

一級魔法使い試験時に謎の強者感を出してたメトーデさんがけっこう掘り下げられて嬉しい。

 

「女神様の魔法」を使える

まずメトーデさんは回復魔法が使える事が判明。多彩すぎる。

 

 

71話でゲナウが「魔法使いの癖に女神様の魔法が使えるんだ」と述べてましたけど、女神様の魔法とは回復魔法のことだったか（どうでもいいけど貫通した服まで回復してますね）。

 

「魔法使いの癖に」「変わった奴」という言い方から、普通の魔法使いは回復魔法（女神様の魔法）は使えない事は明らか。フリーレン様も僧侶の魔法は使えても回復魔法は使えません。メトーデさんさんがいかに凄いか分かると思います。

 

ドラクエでいえば賢者みたいな人やね。

メトーデさんの一族

回復魔法だけでなく出生についても触れられていました。

 

北部高原で魔族を狩っていた一族の戦い方に似ている。魔族を殺すために生涯を捧げるようないかれた一族だ。（75話）

 

謎だらけだったメトーデさんのバックボーンがはじめて明かされる。本人の「私以外の一族の者」ってモノローグからこの魔族を狩ってた一族だったのは間違いないでしょう。

 

一級魔法使いって北部高原出身者多いですね。ゲナウもデンケンも北部高原出身だし。魔族が暴れ回ってるそうなので強い魔法使いが生まれる土壌があるのかな。

 

 

「魔族を狩ってた一族」であるものの、メトーデさんは特殊な人でもあります。この一族は戦いの魔法しか使えないけど、本人は「魔法が楽しい」から色んな魔法を仕様できます。「霧を晴らす魔法」「女神様の魔法」と。

 

魔法が楽しいって思想はフリーレン様やフランメに通じるところがある。

メトーデさんで判明したこと

まとめるとメトーデさんはこんなお方である。

 

 

とても魅力的なキャラですね。なんたって一級魔法使いの面々はゼーリエの弟子なので、「ゼーリエ様」と尊敬・崇拝の対象にすらしてるのにメトーデさんはゼーリエすらナデナデしているのですからね。

 

73話

 

一級魔法使いの中でもゼーリエ様をなでたれるのはメトーデさんしかいないでしょう。気になるのは同じく小さい一級魔法使いのゼンゼも確実に守備範囲内であること。頭なでなでしてる予感。もっといえば二次試験までレンゲちゃんと行動を共にしてたのはそういうことかと納得である。

 

小さくてかわいいレンゲちゃん（49話）

 

 

2次試験までメトーデさんがレンゲちゃんと一緒にいたのは小さくてかわいい子だったからやね。今後、フリーレンがアニメ化されれば「おねロリ」の薄い本で確固たるポジションになるな（確信）。

 

ゲナウとゼーリエの株も上がる

また今回の北部高原ルーフェン地方における魔族とのバトルはゲナウとゼーリエの評価も高めてくれる。

 

ゲナウの「メトーデ、お前は自分がいい奴だと思うか？（72話）」「シュタルク。お前はいい奴だな。きっと長生きできない（73話）」からはじまる「いい奴」の流れはグッとくるものがありました。ゲナウも「いい奴」だった。

 

なによりも回想におけるゼーリエとのやり取りが心の琴線に触れてきます。

 

• いつの時代もそうだ。優しい魔法使いは長生きできん。
• ゲナウ、お前は嫌な奴だ。優しさの欠片も無い。ずっとそのままでいろ。（74話）

 

意訳すると「ゲナウは長生きしろよ」である。優しい子は長生きできないから、優しくないゲナウはずっとそのままでいて欲しいと。長生きしてほしいと。

 

深読みするとゼーリエ様はゲナウが本当は「いい奴」と分かってたからこそ、回復魔法使えるメトーデさんを付けたという見方もできる。「…何、私なのですか？（72話）」とゲナウと組むのを疑問に思ってたけど、回復魔法を使えるからゼーリエちゃんは組ませた説。

 

出るたびに評価を高めるツンデレロリババアことゼーリエ様最高すぎるだろと。弟子大好きすぎるのが微笑ましい。

 

 

ゲナウとメトーデさんのやり取りもいいよね。コンビ組んだ最初は挨拶も握手もスルーしてゼーリエ様に促されて渋々メトーデさんに対応してたのに、別れ際なんか完全にしつけられてますよ。そもそも夜食を食べるの注意してたりと、フェルンよりもお母さんポジション味がある。

 

キャラを使いつぶすことなく再登場させ、より読者から好きにさせてしまう『葬送のフリーレン』はやっぱええのう。もとから好きだったキャラがもっと大好きになる。まる。

 

 

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