2020年9～10月に読んだ漫画を振り返っておく！号泣しまくる歴史に名を刻まれるべき作品ばっかやで！

 

2020年9～10月に読んだ漫画を振り返っておきます。

まあ、単行本のレビュー記事まったく上げてない体たらくなんですが…。

 

2020年9～10月の漫画

三日月とネコ（1）

 

恋人でも家族でもない、猫好き男女3人暮らし。書店で働く40代お一人様女性の灯（あかり）は、30代女医の鹿乃子（かのこ）、20代のインテリアショップ勤務の男性・仁（じん）、みんなの愛猫のミカヅキと仲良く暮らしている。熊本でごく普通の人生を歩んできた灯にとって、人生で一番【普通ではない生活】をしているものの、その生活はとても楽しくて……。三日月の様に満ちていく途中の、迷えるオトナ3人といとしい猫の共同生活物語。

 

「第1回anan猫マンガ大賞」受賞作…って、なんだその賞って感じですが…。30歳と44歳の女性と29歳の男性3人がネコを飼いながら共同生活をするという作品。テーマはズバリ「大人」。ええ年になった人なら絶対に刺さる。昔は「こんな大人になってる」というものと現実（精神年齢ともいう）の齟齬。こんなはずじゃなかったんだけどなぁ…。猫かわいい。

 

※「マンガMee」なら無料で読めます。

プラネット・ウィズ(5)

 

宇宙政府ネビュラの封印派は地球人をかつてのシリウス人のように封印しようとする一方穏健派はシリウス人の生き残りの宗矢を使い地球の超能力者集団GPから龍の力を奪わせていた。遂にGPの竜造寺所長を倒した宗矢は龍のシリウス襲撃の過去を知ることに…!?

 

アニメの脚本というかネームを描き、アニメが先行で放送された作品を改めて漫画化させる形態を取ってる『プラネット・ウィズ』。アニメ見てなきゃ100％楽しめるし、ほとんどアニメと同じですがちょっと違ってる描写があっるのでアニメ見てた人も楽しめる。ど真ん中に少年漫画だ！

あやかしトライアングル（1）

 

人に害をなす妖を祓うことを生業とする祓忍（はらいにん）の風巻祭里（かざまきまつり）は、幼なじみで妖から好かれやすい花奏（かなで）すずを陰ながら守っていた。そんなすずに目を付けたのは見た目はネコだが、妖の頂点に君臨し続けるシロガネという妖で…!?

 

 

生きる伝説・矢吹健太朗先生の最新作品。『ゆらぎ荘』完結の後のえちえちをフォローする形でジャンプで始まりました。TSモノとしてどうなるか期待しかありません。コミックスでは当然のように乳首券を発行してます。ヒロインの太ももの太さもええ。

異世界おじさん（5）

 

ドラゴンと化したおじさんを救ったのは、久々に合流したツンデレエルフであった。薬指の輝きを取り戻したエルフに迫る魔の手、そしておじさんの３つ目の指輪は誰の手に…？ 不協和音の異世界コメディ第５巻！

 

 

先に表紙抜擢の座をおじさんに奪われてしまったが、5巻では晴れて藤宮さんが表紙です。相変わらずのキレキレなギャグセンスとヒロインズの可愛さが最高オブ最高！サービスもてんこ盛りです。個人的にはゲームセンターのネタがぶっ刺さりまくり。おじさんと同世代なので共感がヤバイ！

ワンピース（97）

 

討ち入り目前で発覚したカン十郎の裏切り…そしてモモの助の拉致…動揺する錦えもん達だが、ルフィ・ロー・キッドの共闘で希望の光が射す!!　一行はいざ鬼ヶ島へ!!　“ひとつなぎの大秘宝”を巡る海洋冒険ロマン!!

 

 

本編がノンストップで面白いはモチのロンですが、SBSで触れられたのワノ国編の次が非常に気になる。次は世界を巻き込んだ戦いになる事が示唆されてます。つまり、「VS世界政府」ということでしょうか。ラフテル前にやるのか…。あー、完結見たいけど終わってほしくない＞＜

葬送のフリーレン（2）

 

魔王を倒した勇者の死後、魔法使いが歩む旅。長生きなエルフの魔法使い・フリーレン。弟子の魔法使い・フェルンと歩む旅の目的地は、再び魔王城。勇者たちの魂が眠るとされる地。この旅は、勇者たちとの冒険の足跡を辿ることでもあります。道中、戦士の弟子・シュタルクとの出会いも――物語は、追憶と共に新たな局面へと進む。英雄たちの“系譜”を紡ぐ後日譚ファンタジー！

 

 

勇者が魔王討伐したその後の話を長寿のエルフが紡ぐ作品。「雰囲気」「設定」「テーマ」「キャラ」がめっちゃ良いんですよね。静かなが流れの中でグッとくるエピソード入ってたり、キャラ同士のやり取りがツボだったり。これは人間（エルフ）讃歌だ。

 

※『葬送のフリーレン』はサンデーうぇぶりで無料で読めるぞい。

 

時間停止勇者（3）

 

『怪物王女』シリーズの光永康則が送る、予測不能の異世界ファンタジー第３弾！　「無制限の時間停止」で楽勝なはずのファンタジー世界は、死にかけまくりの超過酷なムリゲー！　ますますヤバい敵も登場し、現実どころか異世界でも詰みかけだけど、そこに女体がある限り、セカイは元気に戦い続ける！

 

時間停止設定ってもう「やり尽くされた」というかワンパターン感があったのに、この『時間停止勇者』は斬新でめっっっっっちゃ面白い！この作者『怪物王女』が有名だけど、打ち切られた作品ポロロッカしたら傑作・快作しかなかった。光永康則先生…天才なのでは？この作品もマジでオススメなので未読なら是非チェックしてみて下さい。

カッコウの許嫁（3）

 

赤ちゃんの頃に取り違えられ、今は名門私立に通う高校 2年の海野凪。ある日、これから許嫁に会いにいくという超お嬢様女子高生・天野エリカと偶然出会い、彼氏のフリをしてくれと半ば強引に頼まれてしまう。だが、その時の二人は知る由もなかった。エリカは凪と取り違えられた子どもで、凪はエリカの許嫁相手だということを……。「取り違え子」から始まる人生交錯ラブコメ開幕！

 

 

ヒロイン3人とも可愛く魅力的なのですが、個人的にぶっちぎりで可愛いのは妹の幸であります。そんな幸の「妹としての可愛さ」と「メスとしての可愛さ」がバクハツするのがこの3巻です。あまりの可愛さに悶絶しながらゴロゴロ転げ回るレベルです。幸に勝ち目があるかとか関係ねぇ！当ブログは幸を応援します！

ゆらぎ荘の幽奈さん（23）

 

生い先短いこんなわたしに恋など夢のまた夢だと　コガラシに殴り飛ばされ消滅しかけていた宵ノ坂醸之介。だが、醸之介は地脈に流れる霊気を取り込みゆらぎ荘へと襲い掛かる!!　そしてコガラシ復活の術式を使うため流禅は、コガラシに想いを寄せる少女達を未来の夢の中へと送り出すが…!?

 

 

すごい物語だ…。ジャンプでよくある「ちょっとえっちぃラブコメ」枠として投入され使命を全うしたに留まらない。すごく緻密な伏線や設定があって、綺麗に物語として収束するまでの流れが完璧すぎる。そうこの漫画最大の魅力はストーリーだったんだ。次が最終巻ですが、23巻で感動して号泣してしまった。

 

100％大傑作！未読なら読まなきゃ人生損レベルです！

あさひなぐ（34）

 

“野心”を胸にただ走り抜けてきた彼女が
身体と心以外何も持ち込めないコートの中、
目の前の相手と真っ直ぐに向い合う――！！

ここから見えるのは、
歩んできた道程と、これからも続いていく道程。

9年半に及ぶ連載、遂にグランドフィナーレ。

強くなりたいと願うあなたへ贈る。
堂々完結、34集！！

 

 

全俺が泣いた！

 

これはもう完全無欠の大傑作ですわ。全国大会の決勝戦…、最強王者として君臨してた「熊本東戦」は涙なしで見れない勝負の数々でした。最後の勝敗は決する対決は、メンバー提出時で予想通りとはいえ、全ての試合が「青春」という形のないものの全てがギュギュッと濃縮してる。

 

私は以前、地区大会決勝の「國陵」戦を超える試合はないと評した。それは歴史が証明してて、（あくまで個人の意見だけど）『キャプテン』『帯をギュッと』『シュート』『H2』『アイシールド21』『テニスの王子様』『最強!都立あおい坂高校野球部』…etc。どうしても地区大会の相手のほうが「宿命」「因縁」「絡み」が多くて盛り上がるんですよね。

 

ぶっちゃけ全国大会になると大抵のスポーツ漫画は「ポット出」か「宿命のライバル要素」が希薄になる。『あさひなぐ』もそういう傾向あったんだけど、見事に覆した。「熊本東戦」は因縁あるっちゃあったが、「國陵」に比べるとライバル感が弱かったのに試合を通して昇華した。伝説と語り継ぎたいレベルの「ありったけ」があった。

 

見事に完結して胸がいっぱいです。何度も何度も号泣した試合の「思い」が詰まっていた。名言も多くてスポーツ漫画史に残る大々傑作と断じるに些かの躊躇もない！読まなきゃ人生損です！

 

 

ちなみに、紙の本の2巻帯にワイのコメント載ってるんやで。ライブドアニュースに寄稿してた頃にそのまま使ってもらっただけなんですけどね。こんな完璧に大傑作として完結したので、もう一生自慢したいものやね。